ロジャー・FM・通信機器

FM補聴器、Rogerの選択方法を知ろう

FM補聴器をご存知でしょうか。正しくは、FM機器を装着した補聴器になります。

FM機器は、補聴器に直接音声を入れられるシステムです。話し手につけてもらう送信機、聞き手の補聴器に装着する受信機、この二つにより、通常の補聴器よりも音声が非常に聞きやすくなる機器です。

では、FM機器には、どのようなものがあるのでしょうか。また、FM機器のような補聴援助システムには、Rogerと呼ばれる機器もあります。この二つはどのように異なるのでしょうか。

今回は、FM機器で有名なフォナック社の補聴援助システムを基準に、この二つの違いについて記載していきます。

補聴援助システム 概要

FM機器とは、言葉が聞きにくい環境で聞きやすくするように開発された補聴援助システムです。Rogerも補聴援助システムの一つになります。

補聴器は、距離が離れる、周囲が騒がしいと聞きにくくなる傾向があります。これらを改善してくれるのが補聴援助システムです。送信機に向かって話すと、その音声が受信機に行きます。そして補聴器に繋がっている受信機から、補聴器に直接音声が伝わるようになります。この機器は、送信機と受信機があって初めて成立する機器です。

補聴器だけで聞きづらいところでも、この機器を使用すると非常に聞き取りが良くなります。

このシステムの利点、欠点に関しては、こちらをご覧下さい。

リンク:難聴児の聞こえを改善させるFM機器、Rogerとは

FM機器とRoger

現在、発売されている補聴援助システムには、FM機器とRogerがあります。Rogerが新しく出た機器であり、FM機器より、通信の安定性、音質が良くなりました。また、FM機器にあった混信という複数のFM機器使用時に発生するお互いの電波干渉がなくなりました。FM機器とRogerでは、全てにおいてRogerの方が優位です。

細かな差については、こちらをご覧下さい。

リンク:進化した補聴援助システムRogerを使った感想

送信機の種類

送信機には、FM機器とRoger、そしてFM機器の中でもピンマイク型とスティック型に分かれます。上記では、Rogerが全てにおいて優位と記載しました。しかし、扱い方、効果を求めている場所によっては、Rogerではなく、FM機器のスティック型が良いかもしれません。補聴援助システムは、どこで効果が欲しいかをしっかり考える必要があります。そして、そこで効果があるものを選択するのが重要です。

それぞれの比較は、こちらをご覧下さい。

リンク:送信機別の機能から考えるFM送信機の選択方法

リンク:難聴児に合ったFM機器、Roger送信機の選び方

受信機の種類

受信機については、そう選択肢はありません。FM機器を使用するなら、FM機器専用の受信機、Rogerを使用するなら、Roger専用の受信機を使用することになります。厳密には、両方の受信機に一体型と呼ばれる受信機と汎用型と呼ばれる受信機があります。

一体型は、補聴器の形状に合わせた形の受信機です。汎用型は、どの補聴器にも使用できるようにした受信機です。主に、同メーカーの補聴器には、一体型の受信機。他メーカーの補聴器には、汎用型受信機を装着します。

なお、汎用型受信機は、その他、オーディオシューと呼ばれるものが必要になります。これは、補聴器と受信機を仲介する役割を担っています。

一体型受信機、汎用型受信機の細かな比較については、こちらをご覧下さい。

リンク:FM機器、Roger受信機の比較と選択方法

ポイント!補聴器はどうするの?

FM機器及びRogerは、どの補聴器にも使用できますので、FM機器及びRogerに対応した補聴器に買い換える必要はありません。同メーカーの補聴器はもちろん、他メーカーの補聴器でも可能です。補聴援助システムとメーカーが異なる補聴器を使用する場合、汎用型受信機を使用します。そして、お使いの補聴器のオーディオシューがあれば、使用できます。

オーディオシューに関しては、補聴器を購入した販売店に問い合わせてみてください。有名メーカーの補聴器であれば、どの補聴器にもオーディオシューは用意されています。

自立支援法について

こちらは、自立支援法の状況とFM助成の概要を記載していきます。

自立支援法の状況

FM機器は、自立支援法に対応しています。しかし、Rogerについては対応しているところとしていないところがあります。対応しているかは、それぞれの市区町村の役所、あるいはろう学校、通級指導教室で確認すると状況が掴めるでしょう。なお、フォナックジャパンのブログには、Rogerが助成された一覧があります。そちらで確認することもできます。

ただし、これらのものは、あくまでもおおよそ程度にお考えください。自立支援法は、所得、手帳等級などにより、細かく対応が分かれます。他の方が助成されたからと言って、誰もが助成されるわけではありません。

FM助成の概要

元々FM機器は、自立支援法に対応しており、主に2級、3級の方に支給されています。場合によっては、6級、4級の方でも学習上必要であると認められたケースにのみ、支給されます。FM機器は、両方耳分支給される場合と片耳分支給される場合があり、それぞれ、送信機1台と受信機2台か送信機1台と受信機1台の支給となります。

これらを受けられると購入時の支給だけでなく修理時も修理代金が支給されます。現在、申請額の1割が申請者負担となっていますので、仮に修理金額36,700円の申請だった場合、3,670円を申請者が負担するだけで、修理が可能になります。

FM機器及びRogerは修理金額が高いので、国の支給を受けられると非常に負担が減ります。

あとがき

FM補聴器について主要の部分を記載してみました。

今回は、まとめということで、他のエントリーを引っ張ってきながらの解説になります。

補聴援助システムは、非常に優秀な機器です。聞こえに関しては、補聴器単体とは比べ物にならないくらい良く聞こえます。

試したことがない方は、一度試されてはいかがでしょうか。きっと聞こえの違いに驚くことでしょう。

 

この内容をご覧になった方は、こちらの内容もお勧めです。

リンク:FM機器、Rogerの受信機設定の適切な決め方

リンク:FMの故障症状一覧、当てはまる人はすぐに修理しよう

リンク:FM機器は、故障していない?気をつけたい仕様の事

リンク:FM、Rogerを購入するときは、維持費も考えよう

ABOUT ME
深井 順一
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者で補聴器を使っている事、補聴器の販売を行っている事、この二つの視点で、ブログを書いたり、補聴器のご相談をしています。書いている人の詳細は、こちら、東京都墨田区、都営浅草線本所吾妻橋駅より徒歩2分のところに、お店を開いています。
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