気になるものがありましたので、ご紹介です。今回の内容は、3Dスキャナーを使い、耳の形状を写す技術に関するものです。eイヤホンというイヤホン、ヘッドホンの専門店であり、結構有名なお店が、3Dスキャナーを使い耳型採取をするサービスを始めたようです。
耳型採取は、耳の形に合わせたオーダーメイド補聴器、耳の形に合わせた専用の耳せんであるイヤモールドを製作する際に必須であり、補聴器の世界には、無くてはならないものです。それが、他の業界で、3Dスキャナーを使い、耳型採取をするサービスを始めました。
情報のシェアという事で、こちらにも載せていきます。
3Dスキャンにて耳型採取
このサービスが始まったのは、本年度の8月末であり、秋葉原のカスタムイヤホン専門のお店で始めたようです。
リンク:e☆イヤホン、3Dスキャナでイヤモニ用耳型採取サービスを29日開始。UE対応
その装置を使って耳型採取したレポに関しては、こちらがわかりやすいと思います。
リンク:【密着レポ】飯田里穂、3Dスキャンの巻[耳型採取編]
耳に見た事も無い装置をつけ、耳の中にレーザーのようなもので照らし、形状を計測していくようです。レーザーを当てても何か感じる事はないようです。
凄い技術ですね。ぜひ、補聴器販売店にも欲しい技術です。
事故を減らせるのは有意義
このような技術は、ぜひとも補聴器販売店に欲しい技術ですね。私は少なくともそう思います。
個人的に思うのは、耳型採取の事故です。今現在の耳型採取ですが、耳の中に、印象剤という粘土のようなものを耳に入れて耳の形を採取します。採取する前には、必ず必要以上に印象剤が奥にいかないよう耳にブロック(綿)を入れます。
しかし、このブロックをうまく入れないとその隙間から印象剤が漏れだし、耳の奥に印象剤が行ってしまう事があります。そのようになると耳の型を取り外す際、痛みを感じてしまい、取り出せなくなったり、鼓膜を傷つける、あるいは、耳を傷つけてしまう事があります。
このように耳型採取は、必ず事故と隣り合わせになります。
では、耳型採取の事故を減らすには?と考えると、最も良いのは、この3Dスキャナーを使ったものですね。何も耳の中に入れる必要がありませんので(場合によってはスキャナーは入れる必要があるかもしれませんが……)、事故を起こしようがなくなります。個人的には、ここが最も素晴らしい点だと考えています。
事故を防ぐには、気をつけるという事ではなく、そもそもの仕組みを変え、事故を起こしようのないようにする事が最も良いと考えています。その方が、安全ですし、必ず改善できます。
あとがき
情報のシェアという事で、載せさせていただきました。事故は、誰にとっても良くありませんので、このような技術は、補聴器販売店にこそ、あって欲しいものだと思っています。もしかしたら、今現在、このようなシステムを作っているところもあるかもしれませんね。そうなれば、よりこの業界も良くなっていく事が考えられます。
技術は人のためにあり、人の生活をより良くさせるために存在している物だと、私は思います。このような技術で、事故がなくなれば、それは、本当に素晴らしい技術だと私は思います。
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