補聴器を使うタイミング

補聴器を使うタイミングとわかりやすい判断基準とは

補聴器を使うタイミングには、色々とあります。聴力がある程度、下がった時、聞きにくさを感じた時、周囲の人に聞こえていないと指摘された時。考えるタイミングは、たくさんあります。

聞きにくさを感じ、耳鼻科さんで見てもらった後、補聴器で補った方が良い。となったケースは、そのタイミングが一番ベストですが、補聴器を使用する、もしくは、考えるタイミングでわかりやすいのは、聞きにくさに困った時です。

聞きにくさに困っている時は、一番補聴器による改善を欲している時期になりますので、一番、状況としては、わかりやすいと、感じています。

補聴器を使うタイミングは?

補聴器を使うタイミングは、絶対にこう、という決まりはありません。

そのため、ご相談するところによって、変化します。

こちらは、中等度難聴くらいの聞こえの方の状態。中等度難聴となると、明らかに聞こえにくさに困るレベルになります。こちらは、中等度難聴くらいの聞こえの方の状態。中等度難聴となると、明らかに聞こえにくさに困るレベルになります。

聴力低下がある程度あり、日常生活でも聞きにくさにより、困っている状況になれば補聴器を勧める。という先生もいれば

少し健聴の範囲内に入っており、比較的軽度の難聴の場合は、このような聞こえのケースがあります。このようなケースでも、補聴器を勧める先生もいます。少し健聴の範囲内に入っており、比較的軽度の難聴の場合は、このような聞こえのケースがあります。このようなケースでも、補聴器を勧める先生もいます。

比較的、軽度のケースでも、より聴力低下が起こらないようにするため、そして認知症を進みづらくするために、早めに装用を進める先生もいます。

これは、どちらも正解です。

わかりやすい基準は?

上記の部分は、どちらも正解なのですが、一つ提案させていただきますと、わかりやすいのは、ご自身が、聞こえにくさに困っているのか、どうか。という部分です。

聞こえにくさに困っているのであれば、補聴器を考えてみた方が良いですし、そんなに聞こえにくさに困っている様子がないのであれば、個人的には、良いかと思います。

もちろん、年配の方であれば、聞こえにくさを放置すると、認知症になる確率が上がる。という事実は、その通りなのですが、だからと言い、嫌がっている人に無理やり装用させるのが補聴器でもありません。

シンプルに聞こえにくさに困っているのであれば考え、そうでないのであれば、控える。が、一番わかりやすいと考えています。

聴力だけで判断することのデメリット

補聴器を装用する基準。と、考えてみると、思いつくのは、聴力だけで判断する事です。

しかし、聞こえの困り度は、聴力だけで決まるわけではありません。厳密には、聴力と環境によって決まります。

例えば、聴力低下が軽度だったとしても、多くの人とお話する環境、仕事をしている方の場合は、その少しの聞こえにくさにより、困ることが、多々あります。

聞きにくいことで、重要な部分を聞き逃してしまった。会議の際で聞きづらい。という状況は、のちに聞きづらかったことで、その後に影響を及ぼすことがあります。この部分は、聴力だけで決まるわけではありません。

聴力だけで判断してしまうと、このようにご本人の環境を無視したものになりやすため、実際にどのくらい困っているのか。は、聴力だけではわからないこともあります。

軽度の難聴だからと言い、困っているレベルも軽度とは限りません。そこを理解する必要があります。

補聴器を使うタイミングは、困った時

そのことから、一番わかりやすいタイミングは、ご自身が聞こえにくさに困った時です。

実際に聞こえにくさに困っており、改善したい。と思っている時が一番、補聴器による改善がよく、補聴器を使っていけるタイミングだと思います。

補聴器を装用すると、良くも悪くも聞こえの状況が変化します。この聞こえの状況が変化する。というのは、聞こえにくさを改善したい。という人にとっては、良い方向に捉えることが多いのですが、今のままで良い。と考えている方には、あまり良い方には、うつりません。

補聴器で実際に聞こえを改善していくのには、補聴器を使い続け、補聴器の感覚に慣れていく部分もありますので、使い続ける理由がないと、途中で諦めがちです。

そのような部分からも、個人的には、補聴器を使うタイミングは、困った時だと考えています。

そのタイミングが一番、改善しやすく、かつ、補聴器の受け入れがスムーズにできるタイミングだからです。

まとめ

補聴器を使用するタイミングに関して、まとめてみました。

正直、補聴器を使用するタイミングは、人それぞれで、様々な考えがあるのですが、一つの考えとして、記載してみました。

聴力的に見る方法ももちろん、間違いではありません。自分が自覚している、していないに関わらず、実際に低下しているのであれば、考えた方が良いのは、事実です。

なぜなら、聴力の低下は、周りは、気がつきやすいのですが、自分では、自覚しにくいためです。ですので、正直、自分が自覚しているケースは、周りの方は、もっと感じている可能性があります。

とはいえ、数値だけ言われても、自覚がしにくいのであれば、なかなかわかりづらいのも事実です。

そのため、一番、わかりやすい、自覚しやすいのは、自分自身が聞きにくさに困っているのか、困っていないのか。になります。

その部分で自覚されているのであれば、早々に改善を考えた方が良いですし、そうでないケースは、そのままでも良いかと思います。

こちらの内容が一つの参考になれば、幸いです。

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ABOUT ME
深井 順一
生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店、パートナーズ補聴器、代表。難聴の体でもなるべく人生を楽しめるように。という考えのもと、お店のサービスを考え、聞こえにくさにお悩みの方を補聴器で改善しています。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”へどうぞ。お店に来た"お客様の改善事例は、こちら”に記載しています。最近は、Yourtubeにて、動画による解説も始めました。
【改善事例あり】聴力別、聞こえの改善方法をまとめてみました

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

聞こえにくさにお困りの方のために、こちらでは、聴力別、補聴器による聞こえの改善方法に関して、まとめてみました。

もし、

  • 職場で聞きにくさに困る事がある
  • 聞きにくい事でうまく人とコミュニケーションしづらい
  • 他のところで相談したけど、よくわからなかった

などありましたら、参考にしていただき、聞こえの改善にお役立ていただければ幸いです。

なお、こちらのページには、実際のお客様を改善した事例まで、載せています。同じような症状の方、聴力の方を参考にしていただき、改善のヒントを掴めたのであれば、幸いです。

聴力別、改善方法お客様の改善事例