補聴器を使う時に知っておきたい事

購入前に知っておきたい一つ辺りの補聴器電池の使える目安

補聴器には、電池が必ず必要になります。では、この電池は、どのような電池なのでしょうか。そして、一つ辺り、どのくらい使えるのでしょうか。こちらがわかると、電池を交換するタイミング、交換の頻度もわかりますし、補聴器の選択基準の一つとして捉える事もできます。

基本的に補聴器の電池は、4種類あり、補聴器によって使える電池が異なります。短いものですと一つ55〜75時間使用でき、大体3〜5日に一度交換します。長いものですと一つ300時間〜470時間使用でき3週間〜一ヶ月に一度交換します。

では、電池ごとには、どのように異なるのでしょうか。使用できる電池の目安に関して、電池ごとに記載していきます。

電池の総合的な知識

電池には、基本的に4種類あります。

補聴器の電池、種類は全部で4つ補聴器の電池、種類は全部で4つ

こちらのように各色があり、それぞれ4つの種類があります。形状が小さい補聴器は、小さい電池を使用する事が多くなり、形状が大きい補聴器は、大きい電池を使用できます。

電池のパックは、ワンパック6個入りがデフォルトです。金額は、様々ですが、補聴器の販売店ですと1パック辺り800〜1200円(税抜)で、ヨドバシカメラやビックカメラでもそのくらいの金額で販売しています。一部のメガネ屋さんや通販では、もっと安く販売していますが、質に関してはよくわかりません。当店では、税込価格でワンパック864円、3つ購入いただく場合は、2592→2160円(税込)で販売しています。

補聴器は、装用者の希望により、どんどん小型化が進みました。そのおかげで形状は小さくなったのですが、その変わり、補聴器の形状の中でも大きな割合を占める電池も小さくなりました。

基本的には、小さい電池を使用するものは、電池の容量が少ないため、使用できる時間も短く、大きい電池を使用するものは、電池の容量が多いため、使用できる時間が長くなります。

電池ごとの寿命

補聴器の電池には

  • PR536
  • PR41
  • PR48
  • PR44

の4つがあります。それぞれの特徴に関して見ていきましょう。なお、以下に記載する時間と使用に関する数値は、あくまでも目安になります。補聴器の状態、季節、そして補聴器の使用状況によっても使用時間は大きく変化します。そして、使用日数は、一日中使用すると仮定し、14時間で計算していきます。

PR536

PR536の概要は

  • 時間:一つ辺り、55〜75時間
  • 使用:一つで、3〜5日使用できる
  • 形状:小型耳かけ形、小型耳あな形
  • 備考:補聴器の中で最も小さい電池

となります。

一番小さい電池。トレードカラーは黄色一番小さい電池。トレードカラーは黄色

電池サイズが最も小さいため、電池の中の容量も最も少なくなります。使用される補聴器ですが

使用される補聴器その一、小さい耳かけ形補聴器使用される補聴器その一、小さい耳かけ形補聴器

このような形状をした補聴器や

使用される補聴器、その二CIC補聴器使用される補聴器、その二CIC補聴器

こちらの耳あな形補聴器に使用されます。耳かけ形補聴器の方は、別の電池PR41を使用するバージョンもありますので、どちらの電池かを確認する必要があります。

こちらに該当する補聴器は、3〜5日のペースで補聴器の電池を変える事になりますので、補聴器の電池のスペアは、常に用意しておきたいところですね。

PR41

PR41の概要は

  • 時間:一つ辺り、90〜130時間
  • 使用:一つで、6〜9日使用できる
  • 形状:小型耳かけ形、標準的な耳あな形
  • 備考:補聴器の中で2番目に小さい電池

となります。

耳あな形補聴器に多く使用される電池。トレードカラーは茶色耳あな形補聴器に多く使用される電池。トレードカラーは茶色

標準的な耳あな形補聴器によく使用される電池であり、小さいタイプの耳かけ形補聴器にも使用されます。耳かけ形補聴器の場合、小型タイプは、PR536とPR41の両方があります。見分けるポイントは、電池の大きさです。

よく使われるのは、このような耳あな形補聴器よく使われるのは、このような耳あな形補聴器

このような耳あな形補聴器に使用され

こちらも最近では増えてきました。こちらも最近では増えてきました。

このような耳かけ形補聴器に使用されます。

PR48

PR48の概要は

  • 時間:一つ辺り、130〜200時間
  • 使用:一つで、10〜14日使用できる
  • 形状:標準耳かけ形、パワー系の耳あな形、パワー系の耳かけ形
  • 備考:耳かけ形補聴器に多い電池

となります。

耳かけ形補聴器に多く使用される電池。トレードカラーは、オレンジ耳かけ形補聴器に多く使用される電池。トレードカラーは、オレンジ

耳かけ形補聴器に使用されるのが多い電池で、耳あな形補聴器では、唯一パワー系の耳あな形補聴器に使用されます。

最も多いのは、このような耳かけ形補聴器最も多いのは、このような耳かけ形補聴器

このような通常の耳かけ形補聴器や

パワー系の一部の補聴器にもPR48は使われるパワー系の一部の補聴器にもPR48は使われる

パワー系の耳かけ形補聴器

数自体少ないが、このようなパワー形の耳あな形補聴器にも使用される数自体少ないが、このようなパワー形の耳あな形補聴器にも使用される

そして、パワー系の耳あな形補聴器に使用されるのが、PR48電池です。

PR44

PR44の概要は

  • 時間:一つ辺り、300〜470時間
  • 使用:一つで、21〜33日使用できる
  • 形状:標準耳かけ形、パワー系の耳あな形、パワー系の耳かけ形
  • 備考:パワー系の耳かけ形補聴器にしか使用されない電池

となります。

一番大きい電池が、44電池。が、使用できる補聴器が少ない。一番大きい電池が、44電池。が、使用できる補聴器が少ない。

こちらは、重度難聴用の耳かけ形補聴器にしか使用されません。電池の保ちは非常に良いのですが、その代わり電池の大きさも補聴器の中では、ダントツに大きい形状です。

基本的に使われるのは、重度難聴用耳かけ形のみ。その他には、人工内耳にも使われる基本的に使われるのは、重度難聴用耳かけ形のみ。その他には、人工内耳にも使われる

このような耳かけ形補聴器に使用されるのがPR44電池になります。

補聴器選択の一つに

補聴器は様々なものがありますので、購入に悩みやすいものです。複数の選択肢があり、購入に悩む事があれば、電池による選択基準を考えてみてはいかがでしょうか。使用できる時間が長いという事は、それだけ交換の手間も少なくなりますし、お金もかからない事を意味します。

今気になっている補聴器ごとにこちらを比較対象にすると、自分が気になっているメリットは、本当に優先すべきメリットなのかもわかると思います。電池が小さい方の補聴器の方が良いのであれば、そのまま選択し、それよりもランニングコストを抑えて使用できる方にメリットを感じるのでしたら、そのように選択しても良いでしょう。

電池が異なれば、使用にも影響が出てきますので、このような点から補聴器の違いを理解し、補聴器選択に役立てる事もできます。

 

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ABOUT ME
深井 順一
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者で補聴器を使っている事、補聴器の販売を行っている事、この二つの視点で、ブログを書いたり、補聴器のご相談をしています。書いている人の詳細は、こちら、東京都墨田区、都営浅草線本所吾妻橋駅より徒歩2分のところに、お店を開いています。
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