【相談形式付】クロス補聴器の相談は、どこでできる?

一般的な補聴器の場合、基本的に、病院さんや補聴器販売店で、補聴器のご相談をすることができます。
クロス補聴器に関しても同様ではあるのですが、知っているところ、扱っているところ、実際にその機器を使って、聞きにくさを改善した事があるところは、かなり限られている状態です。
そのため、スムーズにご相談したい場合は、補聴器屋さん、もしくは、病院さんにクロス補聴器自体、扱っているかを確認した方が、無難です。
扱っているところでご相談できた方が、ご自身の知りたい所やしてほしい事、そのような部分に関しては、していただきやすくなるかと思います。
こちらでは、補聴器の相談形式から、クロス補聴器に関するご相談場所の探し方まで記載していきます。
補聴器の主な相談場所
基本的に補聴器の相談場所は
- 病院(耳鼻咽喉科)さん
- 補聴器屋さん
の2つがあります。
実際には、眼鏡店もありますが、少し特殊なクロス補聴器に関しては、おそらく、どこもわからない可能性が高いため、今回は、取り除いています。
病院さん
病院さんでは、
- 補聴器外来(病院内)で、決まった日時に補聴器の相談を行う
- 個別に合わせて、補聴器業者さんを呼んで病院内で対応する
- 補聴器販売店を紹介する
の相談形式があります。多いのは、①と③です。
大きい病院で行われる補聴器外来
①は、病院内で補聴器業者を呼び、定期的に決まった日時、例えば、毎週水曜日の午後は、補聴器外来。と決め、その日時に相談する形式です。
お医者さんと補聴器業者、そして、患者さんの3名で、相談して、補聴器の相談をする事ができます。
利点は、耳の状況を見てもらいながら、医師と補聴器の相談ができる事です。
欠点としては、補聴器外来は、決まった日時になりますので、毎週水曜日の午後であれば、次も必ず、水曜日の午後に来なければなりません。
さらに補聴器の相談の場合、基本的に一日相談すればおしまいではなく、補聴器を購入するまでに3〜6回ほどは、通いますので、平日に時間が取れない方は、少し厳しい状況にはなります。
この形式は、大きい大学病院、市立病院などでよく見られる相談形式です。
なお、どこも週一でしか行なっていないため、人が集中しやすく、待ち時間も長くなる傾向があります。
個別に合わせて、補聴器業者さんを呼び、院内で対応
②は、個別に合わせて、補聴器業者さんをその度、呼んで病院内で対応するケースです。
利点としては、こちらも医師と相談しながら、補聴器のご相談ができる事です。
欠点は、お医者さんと補聴器業者さんと患者さんの予定を調整しながら、相談していくため、予定が合いづらかった、病院さんの予定も配慮しながら決めていくため、相談が長引きやすい。という部分があります。
最近は、そんなに見られなくなってきたのですが、個人医院などでたまに見られます。
補聴器販売店を医師が紹介
③は、補聴器販売店をお医者さんが紹介してくれ、そこでご相談する。という形式です。
耳の状態を見ていただき、補聴器が必要である。もしくは、あると良いとなった場合に、近くの補聴器販売店に紹介する形式になります。
利点は、患者さん側の予定の調整がつきやすい事です。
補聴器販売店さんの予定で行えますので、病院さんのように待つ必要がほとんどなく、土日も営業しているお店であれば、比較的、自由に予定を組む事ができます。
欠点は、医師と補聴器屋さんのところに交互にいく必要がある事でしょうか。
大体、医師の元に耳の状況の確認や補聴器の状況の確認のため、1ヶ月、2ヶ月に一度、病院さんに伺う。という事があります。
ただ、欠点らしい欠点は、ほとんどない形式になります。
こちらも個人医院で見られる形式です。
補聴器屋さん
補聴器屋さんの場合は、補聴器専門店、認定補聴器専門店。というところがあります。
リンク:認定補聴器専門店システム
どちらも同じような対応をしてくださるのですが、認定補聴器専門店は、補聴器で聞こえを改善させるのに必要な設備を整えています。という資格を取っているお店です。
それがあるお店とないお店があります。
補聴器屋さんの利点は、自由に相談できるところです。
上記にも少し記載したのですが、病院さんの場合は、決まった日時や平日になる事が多く、時間に関しては、病院さん側で決める状態になります。
補聴器屋さんの場合は、営業している時間であれば、自由に決められるところがほとんどですので、自由に相談できる。というところが大きなメリットです。
欠点としては、お店ごとの補聴器に関する技術、レベルが結構、異なる事です。
素晴らしいお店は、素晴らしいお店でありますが、そうでないお店も、往往にしてあります。
ですので、そのお店の評価を見たり、どんな人がいるのか。どんな人が対応してくれるのか。という部分が見れるのであれば、そこで判断していただくか、認定補聴器専門店でご相談できると良いかと思います。
クロス補聴器の相談場所は?
こちらに関してですが、上記に記載した病院さん、補聴器屋さん。どちらも扱った事があるところは、扱っています。
場所として多いのは、補聴器専門店でしょうか。認定補聴器専門店でも補聴器専門店でも扱っているところは、扱っていますし、そうでないところは、扱っていません。
ですので、実際にご相談する場所を探す場合ですが、クロス補聴器に関して、扱いがあるかWeb上で探したり、実際に問い合わせしてみて、聞いてみるのが、一番の確認方法です。
おそらく、クロス補聴器自体、扱っており、その補聴器で改善した経験がある場所は、全体の2割いるか、ないかくらいかと思います。
それほど、珍しい機器ですので、扱っているかどうかを確認する方が大切です。
なお、取り扱いがあるか聞いてみる際ですが、ついでにクロス補聴器自体の試聴、貸出をしているのか。を聞いておくと良いです。
基本的に補聴器の相談では、補聴器をその日に相談し、購入する。というのは、あまりありません。
実際には、相談を行い、補聴器(クロス補聴器)の試聴や貸出をしてくれるところもあります。
この試聴は、お店の中だけではなく、日常生活、仕事の場など、様々なところで試聴できるようになっています。
私自身もクロス補聴器を扱っている人間ですので、感じるのですが、クロス補聴器は、効果を感じやすい方とそうでない方がいます。
そのため、事前に試聴してクロス補聴器の効果を確認し、本当にあった方が良いのか。その点を確認できると、安心かと思います。
https://l-s-b.org/2018/12/hearing-aid-listening-renting/
クロス補聴器の相談場所のまとめ
補聴器自体の相談形式に関しては、いくつかあります。
そのため、ご自身にあった場所で、相談できると良いかとは、思います。
ただ、クロス補聴器のご相談を希望する場合は、事前にどこで扱っているのか。調べるようにしておけるとベストです。
珍しい機器なため、扱っているところと扱っていないところがあり、どこでも相談できる。というわけではないためです。
少しわかりづらいのが欠点ですね。
こちらが参考になれば幸いです。
クロス補聴器に関する他の内容
https://l-s-b.org/2014/05/cros-hearing-aid/
https://l-s-b.org/2014/07/one-side-hard-hearing-inconvenience/
つけるタイミング
https://l-s-b.org/2018/12/things-to-take-care-before-consultation/
聞こえる耳への負担
https://l-s-b.org/2017/02/burden-on-the-ear/
補聴器の相談時間、日数
https://l-s-b.org/2019/01/consultation-time/
クロス補聴器の試聴
https://l-s-b.org/2018/12/hearing-aid-listening-renting/
クロス補聴器の寿命
https://l-s-b.org/2018/07/lifespan-cros-hearing-aid/
クロス補聴器の保証
https://l-s-b.org/2018/07/leverage-warranty/
片耳難聴における助成
https://l-s-b.org/2015/10/subsidy-one-side-hearing-loss/
クロス補聴器のメーカー
https://l-s-b.org/2016/06/basic-operation/
クロス補聴器の返品
https://l-s-b.org/2018/12/hearing-aid-return/