老人性難聴

老人性難聴を補聴器で改善させる方法と合う補聴器の選び方

病院に行き、老人性難聴と診断された場合は、残念ながら今現在の技術では、治療する事ができません。そのため、現状をよりよくするには、補聴器を使用し、聞きにくさを改善していくのが、一般的です。

補聴器と聞きますと、中には、あまり良くない印象をいただいている方もいるかもしれません。しかし、ポイントを押さえることができれば、それなりに聞きにくさを改善させることはできます

私自身、生まれつきの難聴者ではありますが、補聴器を使用して、生活していますし、補聴器を活用し、日々の仕事もしています。

補聴器を使用しても、残念ながら治るというところまでは、行っていないのですが、補聴器があるのとないのとでは、生活及び、仕事のしやすさは、雲泥の差です。

どのように聞きにくさを改善したら良いか、と問い合わせいただくことが増えてきたため、生まれつきの難聴者であり、かつ補聴器の販売をしている私から、聞きにくい事で、お困りの方へ向けて、その状況を補聴器で改善させるための知識について記載していきます。

  • 最近、聞きにくさを感じやすくなり、困ることが増えてきてしまった
  • 補聴器を実は、過去に使ったが、うまくいかず。でも聞きにくさに困っている
  • 補聴器について考えており、聞きにくさを改善させるポイントを知りたい

という方は、参考にしてみてください。

こちらをご覧になる事で、お困りの部分が少しでもより良くなり、現状を改善させられたのであれば、幸いです。

目次

前提:この内容が合う方

まず、はじめに、こちらの内容が合う老人性難聴の方ですが、

今回の対応ケースの聴力。老人性難聴になると高い音の方が聞きにくく、なだらかに低下するようなケースが多い。今回の対応ケースの聴力。老人性難聴になると高い音の方が聞きにくく、なだらかに低下するようなケースが多い。

このような聴力の方になります。老人性難聴と言っても様々な聴力の方がいますので、はじめに前提を記載します

聴力検査は、低い音から高い音まで測定し、それぞれの音の聞きにくさを表したものになる。高い音の方が下にきているため、高い音の方が、低い音より聞きにくいことがわかる。聴力検査は、低い音から高い音まで測定し、それぞれの音の聞きにくさを表したものになる。高い音の方が下にきているため、高い音の方が、低い音より聞きにくいことがわかる。

聴力データの見方がわからない方、用に作りますと、このようになります。

耳には、音以外にも言葉がどう理解できるのか。という測定がある。この測定である程度、数値が出ないと補聴器の効果は薄くなるため、この測定結果がある程度、良い方を想定しています。耳には、音以外にも言葉がどう理解できるのか。という測定がある。この測定である程度、数値が出ないと補聴器の効果は薄くなるため、この測定結果がある程度、良い方を想定しています。

そして、ここからが少し難しいのですが、耳には、言葉の聞こえ方を調べる測定があり(語音明瞭度測定と言います)、その内容が、上記のように良い方が対象です。

こちらは、補聴器を使用する前に病院や補聴器販売店で行われる測定の一つ。あまりにも数値が低いと補聴器の効果が見込みにくくなるため、事前に確認する測定です。こちらは、補聴器を使用する前に病院や補聴器販売店で行われる測定の一つ。あまりにも数値が低いと補聴器の効果が見込みにくくなるため、事前に確認する測定。

こちらは、音声を聞こえるように大きくし、その際にどのくらい理解できるか。を調べる測定で、この数値が低い場合は、なかなか補聴器の効果が出てきにくくなります

理解度のパーセンテージ。この数値の意味が非常に重要で、測定後の最良値(一番良い数値)が50%以下だった場合は、補聴器の効果が望みにくくなる。理解度のパーセンテージ。この数値の意味が非常に重要で、測定後の最良値(一番良い数値)が50%以下だった場合は、補聴器の効果が望みにくくなる。

数値の意味(縦軸の正解%の意味)は、このようになります。基本的に先ほどの測定値の最良値が50%以上にならないと補聴器を使用した時の効果は、望みにくくなります

この内容が合うケースは

  • 両耳とも聴力が軽度~中等度難聴、程度
  • 年齢が比較的浅い(50~70代、前半)

の方々です。

このページは、そのような方々を補聴器で改善させるための内容となります。

老人性難聴の特徴と補聴器の基本

老人性難聴は、感音性難聴と呼ばれる難聴の一種です。

老人性難聴は、耳の中の内耳という器官が正常に働かなくなることにより、起こる難聴。内耳が悪いことによる難聴の総称は、"感音性難聴"と呼ぶ。老人性難聴は、耳の中の内耳という器官が正常に働かなくなることにより、起こる難聴。内耳が悪いことによる難聴の総称は、”感音性難聴”と呼ぶ。

耳の中の器官である内耳になんらかの障害が起こり、聞きにくくなっているのが老人性難聴です。

最近は、研究が進んできており、老人性難聴を引き起こすのは、動脈硬化と騒音(大きな音の聞きすぎによる聴力低下)であることがわかってきています。これらが長年蓄積されたことの影響により、聞きにくくなるのが、老人性難聴になります。

①は、〜30代までの聴力。②は、50代、③は、60代、④は70代、⑤は80代の平均聴力。年齢を重ねるごとに、高い音の低下が大きくなっているのがわかる。①は、〜30代までの聴力。②は、50代、③は、60代、④は70代、⑤は80代の平均聴力。年齢を重ねるごとに、高い音の低下が大きくなっているのがわかる。

※補聴器メーカーソノヴァジャパンの内容を参考に製作

老人性難聴の場合、特徴として、高い音から聞きにくくなる事が挙げられます。①は、20代〜30代の方の聴力で、②は、50代の方の平均、③は、60代、④は、70代、⑤は、80代の平均聴力になります。※あくまでもおおよそ程度にご覧ください。人により、大きく変わるためです。

基本的に、1000Hzを含む、それ以上の高い音が聞きにくくなると言葉がわかりにくくなったり、対応する周波数の音がわかりづらくなる。老人性難聴の場合は、高い音から聞きにくくなるため、特に音声の理解のしにくさが躊躇に出やすい。基本的に、1000Hzを含む、それ以上の高い音が聞きにくくなると言葉がわかりにくくなったり、対応する周波数の音がわかりづらくなる。老人性難聴の場合は、高い音から聞きにくくなるため、特に音声の理解のしにくさが躊躇に出やすい。

高い音の部分は、主に子音を聞くために必要な部分となるため、老人性難聴の症状は、

  • 音は聞こえるけれども言葉がわかりづらい
  • 一部のお知らせ音、アラーム系の音に気がつかない(体温計の音など)

という部分が出やすくなります。

さらに高齢になるとなるほど、騒がしいところで音声を聞き取る力も衰えてくる傾向があります。

聞きにくくなると様々なところで困りやすい。特に人と会う際やお話する際に聞きにくさを感じやすく、人と会う機会が多いと多いほど、困る頻度も上がりやすくなる。聞きにくくなると様々なところで困りやすい。特に人と会う際やお話する際に聞きにくさを感じやすく、人と会う機会が多いと多いほど、困る頻度も上がりやすくなる。

上記の事をまとめますと、聞きにくくなると、これらのことが起こるようになります。

対面でのお話は、人によっては、わかりづらかったり、騒がしいところや、複数の人とのお話も、理解しづらくなってきます。

そして、少し離れたところでお話されたり、呼ばれたりしても気がつかないことが増えてしまい、相手方に指摘されることも増えてきます。

補聴器は、環境によって厳密には、効果が異なる。比較的静かなところや邪魔する音がないところは、聞きやすくなるが、あまりにも音が大きい場合や音の数が多い場合は、その音に邪魔されて聞きにくくなる。ということも起こる。ただし、仮にそれがあったとしても、補聴器がないよりは、良くしてくれる。補聴器は、環境によって厳密には、効果が異なる。比較的静かなところや邪魔する音がないところは、聞きやすくなるが、あまりにも音が大きい場合や音の数が多い場合は、その音に邪魔されて聞きにくくなる。ということも起こる。ただし、仮にそれがあったとしても、補聴器がないよりは、良くしてくれる。

これらの部分を全体的によくしていくれるのが補聴器です。

補聴器には、聴力別に補えると良い数値が存在する。良い補聴器を購入するより、この部分の改善が最も重要になる。補聴器には、聴力別に補えると良い数値が存在する。良い補聴器を購入するより、この部分の改善が最も重要になる。メガネでいう視力のようなもの。

補聴器には、聴力別にある程度、どのくらい改善させられると良いか。という指数があります。

仮にこの聴力の場合は、平均的に35dBほどまで改善させられると全体的に良くしやすい。その数値より、元々の耳の方が聞こえている場合は、下がらないようにし、その数値より、元の耳の方が聞きにくいのであれば、その数値まであげてあげることが大切だ。この部分が、補聴器の聞こえの改善の8割を占める。仮にこの聴力の場合は、平均的に35dBほどまで改善させられると全体的に良くしやすい。その数値より、元々の耳の方が聞こえている場合は、下がらないようにし、その数値より、元の耳の方が聞きにくいのであれば、その数値まであげてあげることが大切だ。この部分が、補聴器の聞こえの改善の8割を占める。

その部分より、下のものだけ改善させ、それ以外の部分は、聞こえている部分を阻害しないようにして、聞きにくくなっている部分をよくしていきます。

今現在、補聴器は、周波数別に細かく調整できるようになってきた。上記の画像は、12等分周波数が分かれており、それぞれが独立して動かせるようになっている。そのおかげで、様々な聴力にも合わせやすくなってきた。今現在、補聴器は、周波数別に細かく調整できるようになってきた。上記の画像は、12等分周波数が分かれており、それぞれが独立して大きくしたり、小さくしたり、動かせるようになっている。そのおかげで、様々な聴力にも合わせやすくなってきた。

今現在、補聴器は、ようやく少しずつ柔軟に調整しやすくなってきました。周波数別に調整しやすくすることにより、足りていない音は、大きくし、足りている音は、そのままか、抑えたりなど、できるようになってきています。

補聴器の種類は、そこまで多くないが、使いやすさを重視し、形もデザイン性を重視したものが増えてきた。補聴器の種類は、そこまで多くないが、使いやすさを重視し、形もデザイン性を重視したものが増えてきた。

また、補聴器には、いくつか種類があったりするのですが、

補聴器には、音量を自分で調整したり、音を切り替えられるスイッチなどがある。それにより、自分なりに音を変える、調整する事も可能だ。補聴器には、音量を自分で調整したり、音を切り替えられるスイッチなどがある。それにより、自分なりに音を変える、調整する事もできる。

このように自分である程度、音を変えたりもできるようになっています。

補聴器を調整した後も自由に音を変えることで、その場、その場に自分なりに合わせることもできるようになっています。

このようにして、聞きにくさを改善していくのが、補聴器になります。

補聴器を選ぶ要素と選び方

補聴器を選ぶ要素は、大きく分けて

  • 補聴器の形
  • 補聴器ごとの性能

の2つしかありません。

補聴器の形

補聴器の形には、いくつかあります。こちらでは、比較的、若い方、向けに記載していきます。

補聴器の形は、基本的に扱いやすさに影響します

どの形が自分にとって良いのか。その点を理解するには、

  • どのくらいの聴力を補えるのか
  • それぞれの補聴器の特徴

の2つを把握しておくと自分なりに良い補聴器を選べるようになります。

はじめにご自身の聴力を補えるものを確認した後に、形状別で、どのような特徴があるのか。その点をまとめていきます。

どのくらいの聴力を補えるのか

補聴器は、形によって、予め、どのくらいの聴力が補えるのか。ある程度、決まっています

補聴器メーカーソノヴァジャパンのカタログより。どの補聴器も必ず、どの聴力を補えるのかがある。形ごとに必ずあるので、自分の聴力が補えるのか。確認することが大切。補聴器メーカーソノヴァジャパンのカタログより。どの補聴器も必ず、どの聴力を補えるのかがある。形ごとに必ずあるので、自分の聴力が補えるのか。確認することが大切。

※補聴器メーカーソノヴァジャパンより引用

それは、こちらの通りです。補聴器の形状には、大きく分けて、耳かけ形補聴器と耳あな形補聴器があります。

耳にかけるタイプの代表例。いくつか形状の大きさもあれば、補える音の範囲も異なる。耳にかけるタイプの代表例。いくつか形状の大きさもあれば、補える音の範囲も異なる。

このような形のものが、耳かけ形補聴器で

こちらは、耳あな形。こちらも同様、補える音の範囲や形状そのものの大きさが変化する。こちらは、耳あな形。こちらも同様、補える音の範囲や形状そのものの大きさが変化する。

このような形のものが耳あな形補聴器です。

※補聴器メーカーソノヴァジャパンより引用

どのような補聴器も補える聴力は、予め決まっており、この部分を外してしまうと、聞こえにくさを補おうとしても、音の大きさ、補える量が足りず、聞きにくくなってしまいます。そのため、改善する際には、非常に重要になる要素です。

今回の対象とする聴力は、こちら。今回の対象とする聴力は、こちら。

上記に紹介した、この記事の内容が当てはまる方の聴力は、こちら。

難聴の分類は、こちらの通り。このページでは、先ほどの聴力の方を想定しており、中等度難聴までが対象。難聴の分類は、こちらの通り。このページでは、先ほどの聴力の方を想定しており、軽、中等度難聴までが対象。

このような聞こえの方は、聴力で言いますと、軽、中等度難聴になります。

その場合は、中等度難聴に当てはまる補聴器、全てが対象になります。

耳かけ形の場合は、こちらになり

耳あな形の場合は、こちらです。それ以外のものは、もう少し聴力が低下している方が使用するものになりますので、そこまで高出力のものは、不要になります。

初めに前提で記載した耳の状態の人が合うのは、これらの補聴器です。

それぞれの形別、特徴と選ぶポイント

さて、上記では、耳あな形も耳かけ形も両方とも聴力が補える範囲内であれば、対象になる事がわかりました。

耳にかける補聴器、耳の中に入れる補聴器、どちらが良いかを決めていくポイントは、形状によって何が異なるのかと、自分にとって扱いやすい補聴器を選ぶことです。

形による特徴は、こちらの通り。形状は、扱いやすさ、自分なりに使いやすい方を選べば大丈夫。形による特徴は、こちらの通り。形状は、扱いやすさ、自分なりに使いやすい方を選べば大丈夫。

基本的に形状の違いは、上記の通りです。

耳あな形補聴器の特徴
耳あな形補聴器は、使える人であれば非常にオススメできる補聴器。特にものの邪魔にならず、扱える点は、耳かけ補聴器を凌駕する。しかし、注意点にもあるように一部の人には、適さないので、その点に注意。耳あな形補聴器は、使える人であれば非常にオススメできる補聴器。特にものの邪魔にならず、扱える点は、耳かけ補聴器を大きく凌駕する。しかし、注意点にもあるように一部の人には、適さないので、その点に注意。

耳あな形補聴器の特徴は、こちらの通りです。

耳あな形の特徴は、全体的に聞こえを改善できる事。人が音を拾う範囲で音を拾うせいか、前方からの音を中心に聞けるようになる。そのせいか、騒がしいところでは、少し邪魔されることが減り、まだこちらの方が良くなることがある。耳あな形の特徴は、全体的に聞こえを改善できる事。人が音を拾う範囲で音を拾うせいか、前方からの音を中心に聞けるようになる。そのせいか、騒がしいところでは、少し邪魔されることが減ることで、まだこちらの方が良くなることがある。

聞こえのイメージは、このようになります。

耳あな形は、耳かけ形に比べ、平均的、全体的によくなる傾向があります。

実際に販売している身としては

  • しっかりと耳に固定できるものが良い
  • 電話をよくするので、電話がしやすい方が良い
  • マスク、メガネを使うため、邪魔にならないものが良い

という方に好まれています。

耳あな形補聴器は、耳の型を採取し、その方の耳に合わせて製作する補聴器です。しっかりと耳に合わせられる補聴器ですので、スポーツや運動をする方、体をよく動かす方に最適です。

また、音を拾う位置は、今までの感覚と同じですので、今までと同じ感覚で電話ができます。

耳かけ形補聴器の場合は、音を拾う位置が上にくるため、電話をする際は、その位置まで上にずらして、行う必要があります。耳あな形は、その必要はないため、楽に電話ができます。

そして、耳の中に入っていれば、マスクやメガネの邪魔になることはありません

これらの部分が当てはまる方は、耳あな形補聴器にすると、使用していても苦にならず、聞こえの改善もできるようになります。

ただし、欠点もあります。

それは、耳の中をしっかり塞ぐため、

  • 耳がふさがった感覚
  • 自分の声が大きく聞こえる
  • 食事の際の噛む音が大きく聞こえる

ということが起こります。これは、耳を塞ぐと起こることなのですが、耳あな形補聴器の場合は、性質上、それが起こりやすい状態になります。

閉塞感や耳がふさがり、ご自身の声が大きく聞こえる感覚は、人によっては、非常に大きく感じやすく慣れる以前の問題となる場合があります。

ですので、仮にこちらが良いなと感じた場合は、実際に試して見て、欠点となる部分が使用できる範囲内かどうか、確認しましょう。そして、仮にデメリットがきつい場合は、他の補聴器にするという考えを持っておくことが大切です

そうすれば、仮に耳あな形が厳しかった場合でも、他の補聴器を使うことで、聞きにくさの改善を行うことができます。

まとめますと、耳あな形がオススメな人は、

  • しっかり耳に固定できるものが良い
  • 電話をよくするため、電話しやすいものが良い
  • マスク、メガネを使用するため、邪魔にならないものが良い

という場合になります。

ただし、実際に使用してみても

  • 耳がふさがった感覚
  • 自分の声が大きく聞こえる
  • 食事の際の噛む音が大きく聞こえる

というところがそこまで気にならない方がベストです。

これらが気になる場合は、耳かけ形の方が使いやすく改善もできますので、そちらに変更した方が、扱いやすく、聞こえも改善できるようになります。

耳かけ形補聴器の特徴
耳かけ形補聴器は、バランスが良い補聴器で、特に補聴器が初めての方や扱うのに少し不安がある方などには、オススメな補聴器耳かけ形補聴器は、バランスが取れた良い補聴器で、特に補聴器が初めての方や扱うのに少し不安がある方などには、オススメな補聴器

耳かけ形補聴器の特徴は、このようになります。

耳かけ形は、音を拾う範囲が広いのか、そこまで騒がしくない環境下は、強い。しかし、騒がしいところでは、音を拾いすぎることで、邪魔されやすくなる事も。耳かけ形は、音を拾う範囲が全方向的になる。そこまで騒がしくない環境下は、音を広く拾える分、強い。しかし、騒がしいところでは、音を拾いすぎることで、邪魔されやすくなる事も。

聞こえの効果としては、耳かけ形補聴器は、耳の上にかけて使用するせいか、音を拾う範囲が広く耳あな形より、少し距離が離れても、わかりやすい、気がつきやすい傾向があります。

意外に大きい変化は、この補聴器の装用感覚。人によっては、耳あな形は、違和感が非常に強くなってしまい、使いづらい補聴器になることがある。意外に大きい変化は、この補聴器の装用感覚。人によっては、耳あな形は、違和感が非常に強くなってしまい、使いづらい補聴器になることがある。

そして、耳かけ形補聴器と耳あな形補聴器で違いが出るのは、耳の装用感覚です。

補聴器は、耳に装用すると少なからず、耳を塞ぐ必要があるため、

  • 自分の声がこもった感覚
  • 耳が塞がった感覚(閉塞感)
  • 自分の声が大きく聞こえる感覚

が出やすくなります。

耳あな形は、特に出やすいのですが、耳かけ形補聴器は、こちらをまだ軽減しやすくなります。

こちらが軽減できると、自然な感覚で使えるようになりますので、使用の楽さ、快適さは、上がります。

実際に販売している身としては、

  • 扱いやすい補聴器が良い
  • 自分なりに色々と操作しながら補聴器を使いたい
  • 補聴器について初めてで、ちゃんと改善できるものが良い

という方に好まれています。

耳かけ形補聴器は、耳にかけるため、少し形状が大きい。耳かけ形補聴器は、耳にかけるため、少し形状が大きい。

耳かけ形補聴器の特徴の一つとして、少々形が大きいことによる扱いやすさがあります。

また、色々な操作ボタンも取り付けられ、自分なりに変更できるようになっている。また、色々な操作ボタンも取り付けられ、自分なりに変更できるようになっている。

そして、音量を変える操作もある程度しやすいように作られています。

耳あな形は、耳の中という非常に限られたスペースに作るため、CICのような小さい補聴器は、操作するボタンがつけられない事もある。耳あな形は、耳の中という非常に限られたスペースに作るため、CICのような小さい補聴器は、操作するボタンがつけられない事もある。

耳あな形補聴器の場合、形状的に作れなかったり

作れる補聴器でも、少し操作が難しい事もある。作れる補聴器でも、少し操作が難しい事もある。

できても、少し操作しづらかったりするのですが、耳かけ形補聴器は、操作そのものをしやすく作られています。

ご自身で操作できる補聴器は、聞きにくい時に音量をあげたり、騒がしい時は、下げたりできますので、便利に使うことができます。

耳かけ形補聴器の欠点は、物の邪魔になりやすい事です。

欠点は、耳の上に乗ることによる欠点。特に何かの邪魔になったり、マイクに何かが触れて、カチカチ……、ガサガサ聞こえるのが欠点。欠点は、耳の上に乗ることによる欠点。特に何かの邪魔になったり、マイクに何かが触れて、カチカチ……、ガサガサ聞こえるのが欠点。

メガネやマスクをする方だと、耳の上で重なるようになりますので、少し邪魔に感じやすい傾向が出ます。

それ以外には、欠点らしい欠点はありません。仕様として、耳の上に乗るため、髪がマイクに当たるとザッザッという音がする事でしょうか。ただ、使い続けていると慣れてしまう方が大半です。

耳かけ形には、色々な形があるため、このような小さい形状もある。様々な選択肢があるのが、耳かけ形でもある。耳かけ形には、色々な形があるため、このような小さい形状もある。様々な選択肢があるのが、耳かけ形でもある。

上記には、扱いやすさを出すために少し大きいタイプを出しましたが、耳かけ形には、このような小さいタイプもあります(RIC(リック)補聴器と言います)。こちらも一通り、操作できるようになっており、目立ちにくい方が良いという方に向けた補聴器です。

耳かけ形補聴器は、どのような方でも使えるように作られていますので、扱いやすさを重視したい方はもちろん、補聴器を使う事が初めての方や使うことに少し心配な方は、耳かけ形がお勧めです。

補聴器ごとの性能と性能の基本

次は、性能になります。補聴器における性能は、聞こえの改善の底上げに影響します。

はじめに結論から記載しますと、基本的な聞こえは、どの性能でも変わりません。

補聴器は、基本的にランクがあり、そのランクにより、金額が大きく変化するようになっている。補聴器は、基本的にランクがあり、そのランク(グレード)により、金額が大きく変化するようになっている。

補聴器は、このように性能により、大きく金額が変わってきます。基本的な聞こえの部分は、金額というよりも、どこまで補聴器で聞こえを補うか。により、8割ほど決まるため、基本的な聞こえは、どの性能のものでも、大きく変わることはありません。

金額によって変わってくるのは、聞こえを改善した後の問題を改善するような機能がどれだけ入っているかになります。

補聴器の基本と性能の関係

まず、上記に記載した通り、基本的な聞こえは、どの性能(ランク)でもそこまで大きく変わることはありません。

少しわかりづらいのですが、補聴器の性能には、大きく分けて

  • 聞こえを改善する際に使われる機能
  • 聞こえを改善した後の問題を解決する機能

の2つがあります。

聞こえを改善する際に主に使われる機能は、このch(チャンネル)と書かれたものが当てはまります。

補聴器を調整するための中核を担うチャンネル。補聴器を調整するための中核を担うチャンネル。

これは、簡単に言いますと、どのくらい細かく周波数別に調整できるかを表したものです。どの補聴器にも、どのくらい細かく周波数別に調整できるかの数値があり、これをch(チャンネル)と言います。

基本的に、こちらのページでは、△は、補聴器なしの聞こえ。赤い三角が、聴力から出した改善目標値で表現しています。こちらの場合は、平均35dBまで補えるようにしている図。基本的に、こちらのページでは、△は、補聴器なしの聞こえ。赤い三角が、聴力から出した改善目標値で表現しています。こちらの場合は、平均35dBまで補えるようにしている図。

補聴器は、聞きにくくなっている部分を補って改善する機器です。聴力ごとにどれほど改善すると良いかの基準があるのですが、

▲が今現在の聞こえ。聞きにくさの改善は、達成している部分もあれば、少し足りない部分もある。そして、場合によっては、少し足りないのではなく多く入れる必要がある場合もある。このような時にチャンネルが多いと、その足りない部分だけ大きくできるので、その部分だけの聞きにくさを改善しやすくなったりする。▲が今現在の聞こえ。聞きにくさの改善は、達成している部分もあれば、少し足りない部分もある。そして、場合によっては、少し足りないのではなく多く入れる必要がある場合もある。このような時にチャンネルが多いと、その足りない部分だけ大きくできるので、その部分だけの聞きにくさを改善しやすくなったりする。

チャンネルが多いと多いほど、調整した際に、足りない部分だけを補う。もしくは、逆に入れ過ぎてしまった場合に、その部分だけ下げる。という事が容易になります。

個人的な感想だが、chは、10を越えるとほとんどのケースに対応できるほど、柔軟になるため、それ以上は、あまり必要ないように感じる。あまりにも高低差が激しい聴力の場合は、別だが、一般的な聴力であれば、12ほどあれば、ほとんどのケースで事足りるようになる。個人的な感想だが、chは、10を越えるとほとんどのケースに対応できるほど、柔軟になるため、それ以上は、あまり必要ないように感じる。あまりにも高低差が激しい聴力の場合は、別だが、一般的な聴力であれば、12ほどあれば、ほとんどのケースで事足りるようになる。

しかし、この部分は、スタンダードのあたり(このメーカーの場合は、12ch)から、それ以上は、あまり変わりません。一番下の8chでも改善の目標となる部分、もしくは、その付近まで、補えるようになっています。

重要なのは、チャンネルは、数は多いといいけれども、改善目標値を理解したり、自分の聞こえの状況を把握する方法を理解することの方が重要である事だ。補聴器の聞こえの改善度は、改善目標値まで改善させているかどうかで、本当に大きく変わる。重要なのは、チャンネルは、数は多いといいけれども、自分の聞こえの改善目標値を理解したり、自分の聞こえの状況を把握する方法を理解することの方が重要である事だ。補聴器の聞こえの改善度は、性能よりも改善目標値まで改善させているかどうかの方が影響度が大きい。

補聴器の聞こえにくさの改善度は、聴力ごとに補える目標値まで改善させる事が、聞こえの改善度の8割を占めます。

初めの方で、基本的な聞こえは、どの性能でも変わらないと記載したのは、このためです。

すると、ますます金額の違いがわからなくなってしまいますが、はじめに記載した通り、聞こえを改善した後に起こる問題を改善してくれる機能が入っている補聴器ほど、金額が跳ね上がります。

日常生活では、常にどこかしらで音がしている。人の話す声、車の音、遠くで作業している音。それらが聞こえを改善することにより、良くも悪くも聞こえるようになる。日常生活では、常にどこかしらで音がしている。人の話す声、車の音、遠くで作業している音。それらが聞こえを改善することにより、良くも悪くも聞こえるようになる。

補聴器で聞きにくさを改善すると、良くも悪くも様々な音が聞こえるようになってきます。今まで聞こえていなかったのは、声だけではなく、日常生活上に存在する様々な音も同様だからです。

すると、周囲が騒がしいことにより、お話している内容がかき消されてしまったり、周りの音に邪魔され、聞きにくくなったりします。

そして、場合によっては、周囲の音、そのものが大きく感じたり、風の音が大きく感じたり、大きな音が突然聞こえて、びっくりしたり、ということも起こるようになります。

そこで補聴器は、騒がしいところでもなるべく会話や音声を邪魔されないような機能②(指向性と言います)や抑制しても問題ない音を抑制し、快適性をあげる機能③をつけ、聞きにくさをより、改善するようにしました。

②や③があるからといい、全てのところでよくなるわけではないのですが、騒がしいところでの聞きにくさを少しでも減らしたり、補聴器を使用した時に起こる不快な部分を少しでも減らし、快適に使えるようにしたのが、高額な補聴器(両耳で70万〜)です。

高額な補聴器の良いところは、性能がある分、聞こえの改善目標値まで良くさせた場合、その聞こえと性能の相乗効果を狙えるところにある。それでも聞きにくさをゼロにすることはできないが、より改善することはできるようになる。高額な補聴器の良いところは、性能での補助がある分、聞こえの改善目標値まで良くさせた場合、その聞こえと性能の相乗効果を狙えるところにある。それでも聞きにくさをゼロにすることはできないが、より改善したり、使いやすい状態にすることがしやすくなる。

高額な補聴器は、改善目標値まで改善させられると、基本的な聞こえの改善に+して、快適性をあげつつ、騒がしいところでの聞きにくさをなるべく阻害しないようにしてくれますので、より良くなります。

これが、補聴器の性能の違いになります。

補聴器の性能(ランク)別、特徴

補聴器のランク別、特徴は、このようになります。

あくまでも当店で扱っている製品の金額と性能の考えです。一つの考え方として、見ていただければと思います。あくまでも当店で扱っている製品の金額と性能の考えです。一つの考え方として、見ていただければと思います。

補聴器は、高額ですので、そもそもの問題として、どこまで金額を出せるか。という部分があります。金額、および、性能に関する考え方は、一つの考え方にはなりますが、こちらの通りです。

実際には、このような違いを頭の隅に入れつつ、対象となる補聴器を試聴してみて、どのような違いがあるのか。その点を自分なりに理解していくと良いです

例えば、一番下のものを試聴してみて、その次に、金額が良い補聴器を試聴してみて、変わりがあり、かつ、そのお値段を支払う価値があるのであれば、良い方にすれば良いですし、試聴してみたけれども、そこまで大きく変わらなかったのであれば、下の補聴器でも大丈夫です。

基本的な聞こえは、どの補聴器でもそこまで大きく変わらないようになっていますので、試聴しながら、決めていけるとご自身なりに良い補聴器を選ぶ事ができます。

聞こえの改善の8割を決める調整

これまで上記に補聴器の形状や性能を記載してきましたが、聞きにくさを改善する上で最も影響を受けるのは、補聴器の調整です。

然るべきところまで改善させた両耳で30万台の補聴器とそのような事をしなかった両耳で70万台の補聴器では、然るべきところまで改善させた両耳で30万台の補聴器の方が大きく改善できます。

なるべく聞きにくさを改善していきたい方々のために

  • 補聴器で目指す聞こえの改善値とその効果
  • 実際の改善プロセス

の2つについて載せていきます。

補聴器で目指す聞こえの改善値とその効果

補聴器の基本の部分でちらっと載せましたが、補聴器には、聴力より、どのくらい聞きにくさを補えていると良いか、という部分があります。※聴力により、変化します。

この聴力の場合を想定して聞きにくさを改善していきます。この聴力の場合を想定して聞きにくさを改善していきます。

仮に上記のような聴力の場合は

先ほど出ましたが、この通りです。先ほど出ましたが、この通りです。

概ね、このくらい補えるようになると良い状態になります。

老人性難聴は、高い音から下がりやすいため、そちらの部分と中音域を中心に補っていく事になります。

補聴器を装用し、両耳ともその部分まで改善できるようになると

実際には、耳の状態により、少し変化しますが、改善目標値まで改善できると、概ねこのような状態になります。実際には、耳の状態により、少し変化しますが、改善目標値まで改善できると、概ねこのような状態になります。

補聴器によって全体的に聞きにくさを改善できるようになります。

厳密には、騒がしいところでの聞きやすさは、対面でのお話や静かなところでの聞きにくさの改善ほどは、いかないのですが、全体的によりよくすることはできます。

実際の改善プロセス

実際の改善プロセスですが、重要になるのは、

  • 聞こえ改善の目標値
  • 現状の聞こえの値
  • 補聴器を使った時の音の体感

の3つです。これらは、補聴器を使う人がする事ではなく、補聴器を調整する人がする事ですが、理解を深めていくためにも記載していきます。

こちらでは、目標値を赤い三角で表示。上記のような聴力の場合、平均35dBほどを目指し、改善していく。こちらでは、目標値を赤い三角で表示。上記のような聴力の場合、平均35dBほどを目指し、改善していく。

まず、はじめに聴力を調べた後、目標値を設定します。

実際に補聴器を調整。調整は、大きすぎず、小さいすぎずにする。この際、初めは、音声の部分を中心に無理せず使用できる範囲で大きくしてあげよう。すると、初めから改善度をある程度、あげやすい。実際の補聴器の調整画面。調整は、大きすぎず、小さいすぎずにする。この際、初めは、音声の部分を中心に無理せず使用できる範囲で大きくしてあげよう。すると、初めから改善度をある程度、あげやすい。

その次に補聴器の調整を行なっていきます。

音の体感は、大きすぎず、小さすぎず、を目指して調整していきます。

補聴器を調整した後、測定を通じて、現状を理解していくことが大切。そのようにできると、今、自分がどのように聞こえているのかを把握できる。補聴器を調整した後、測定を通じて、現状を理解していくことが大切。そのようにできると、今、自分がどのように聞こえているのかを把握できる。

その後、その状況を調べていきます。

状況把握に良く使われるのは、この測定。時間もそこまでかからず、気軽にできるのが、良いところ。状況把握に良く使われるのは、この測定。時間もそこまでかからず、気軽にできるのが、良いところ。

補聴器の効果を調べる測定には、いくつかあるのですが、わかりやすいのがこの音場閾値測定になります。

上記の測定は、聴力検査と同じような部屋で行われることが多い。上記の測定は、聴力検査と同じような部屋で行われることが多い。

こちらは、補聴器を装用した状態で調べる聴力検査のようなもので、聴力検査と同じようなところで測定します。こちらを行うと補聴器で補った際、どこまで聞きにくさが改善できているのかを可視化できるようになります。

補聴器で目指す改善目標値、今聞こえている数値。それらがわかると、今現在、どのような状態なのかがわかりやすくなる。調べながら現状を把握し、良くできるところをより良くしていけると、状況をより改善しやすくなる。補聴器で目指す改善目標値、今聞こえている数値。それらがわかると、今現在、どのような状態なのかがわかりやすくなる。調べながら現状を把握し、良くできるところをより良くしていけると、状況をより改善しやすくなる。

耳の状況を調べられるようになると、今現在の聞こえている数値とはじめに出した聴力からの改善目標値を比較する事により、現状を把握する事ができるようになります。

更にそれらと補聴器を使用した体感を比較します。体感は、補聴器を使用して聞く音が大きいか、小さいかなどの音の体感です。

例えば、測定結果が先ほどと同じような状態で、音の体感としては、もう少し大きくしても良さそうなら、足りていない部分だけ大きくし、より聞きにくさを改善していく。ということもできるようになります。

もちろんこの場合は、測定後、その場ですぐに大きくしても良いですし、そんなに音を大きくしても大丈夫かな?と少し不安が残るのであれば、1〜2週間、使用した後、足りない部分だけ、大きくしても大丈夫です。

また、測定した結果、このような状態で、音の体感としては、全体的に少し大きく感じてきつく感じる。という場合は、このままにするか。音がきついため、音量を全体的に少し下げ、音の体感を楽にさせる。ということをしていきます。

更に今後の改善案としては、このまま使用し、補聴器の音に慣れてきた頃に、再度、音量をあげ、さらに聞こえを改善させる。としても良いですね。

このように

  • 聞こえの改善目標値
  • 現状の聞こえの値
  • 補聴器を使った時の音の体感

この3つをそれぞれ補聴器を使う側、調整する側で情報共有ができると、どのように改善していこうかの相談もしやすくなりますし、人それぞれのペースで、聞きにくさを改善できるようになります。

耳の状態は、例え同じ病名、症状だったとしても異なりますので、この3つを確認しながら、改善目標値まで改善させられると聞きにくさをなるべく改善させる事ができるようになります。

さらなる改善を行うために(両耳装用)

基本的な内容は、上記の通りですが、仮に初めの前提で記載した耳の場合は、両耳に補聴器を装用にする事で、さらによりよくする事ができます。

補聴器は、両耳装用できるなら両耳装用がベスト

両耳とも聴力が低下している場合、補う事により、効果が見込めるのであれば、両耳に補聴器を装用し、なるべく聞きにくさが出ないように改善していくのがベストです。

補聴器メーカーソノヴァジャパン(株)より引用

両耳と片耳の違いは、このようになります。まとめますと、周囲が騒がしいところほど、両耳で聞く方が聞きにくさの改善は、まだしやすくなります

補聴器は、静かな場所であれば、聞きやすさを改善しやすいのですが、騒がしい環境下ですと、急激に聞きにくくなりやすいです。その部分を少しでも改善させるには、両耳に装用して、なるべく聞きにくさを無くしてくことがベストとなります。

そして、これは、補聴器を使っている私自身が感じることですが、たとえ静かなところでも両耳で聞こえている方がより音声に関しては、理解しやすい(しっかり聞こえやすい)感覚があります。

しかし、両耳装用は、厳密には、両耳に補聴器をつければ良いという訳ではなく、両耳とも同じような聞こえにする事で、先ほどのような効果を得られます。その点に注意が必要です。

左右のバランスの整え方

左右の聞こえのバランスの整えるには、調整の仕方ではなく、確認の仕方が重要です。なぜなら、確認さえできれば、現状どのような状況かもわかりますし、どのように修正したら良いかもわかるようになるためです。

その方法としては、

  • 自分の耳に補聴器をつけてみて、左右のバランスを確認する
  • 音場閾値測定を行い、左右のバランスを確認する

の2つがあります。

自分の耳に補聴器をつけてみて、左右のバランスを確認する

単純な方法ですが、両方に補聴器をつけ、自分で確認します。左側の方が聞こえやすい、右側の方が聞こえやすいなどなく、両耳とも同じような音量で聞こえればOKです。

左右とも同じケースでは、左右の補聴器を個別に調整しない限りは、ズレることは、少ない。ただ、体感でも良いので、違いがないかは、確認しておこう。そして、違いがあれば、それを伝えることも重要だ。左右とも同じケースでは、左右の補聴器を個別に調整しない限りは、ズレることは、少ない。ただ、体感でも良いので、違いがないかは、確認しておこう。そして、違いがあれば、それを伝えることも重要だ。

両耳ともほとんど同じような聴力の方は、この方法でも結構わかったりします。

ただし、仮に違いがある場合は、以下の測定を行い、どの部分を修正したら良いかを理解し、より良くしていけるとベストです。

音場閾値測定を行い、左右のバランスを確認する

こちらは、上記に出た音場閾値測定を左だけ補聴器をつけた状態、右だけ補聴器をつけた状態、それぞれ測定し、左右のバランスを確認するものです。

音場閾値測定を左だけ、右だけで行うと、それぞれの補聴器のバランスを見る事ができる。完全に一致させることは難しいが、それなりにバランを整えられるので、このように確認すると良くしやすい。自信がない方は、確認してもらうのも良い。音場閾値測定を左だけ、右だけで行うと、それぞれの補聴器のバランスを見る事ができる。完全に一致させることは難しいが、それなりにバランを整えられるので、このように確認すると良くしやすい。自信がない方は、確認してもらうのも良い。

その数値が隣同士、もしくは、1メモリ分(1メモリ5dB感覚です)くらいの差しかなければ良好です。

そして、自分の耳の感覚も、左だけ聞こえやすい、右だけ大きい、ということがなければなお良しです。

  • 自分の感覚に自信がない方
  • 少し左右の聴力に差がある方(部分により、10〜15dBほど差がある方)
  • 補聴器を使用してみて、左右の聞こえの差を感じる方

これらの方々は、こちらで確認するとバランスを整えやすくなります。

バランスよく聞こえるようにできると、さらに聞こえを改善できます。

実際に利用された方の症例(お客様の声)

上記の内容だけでは、わかりづらいところも多いかと思います。そのため、実際に私が対応し、改善した内容に関しても記載していきます。

リンク先には、

  • どのようにして、その方を改善したのか
  • その人の状況から、どのような補聴器を選んだのか
  • どのように実際に補ったのか

こちらに関しても記載していますので、改善例として参考にしてみてください。

老人性難聴により、聴力低下したケース①

こちらの方は、老人性難聴により、聴力低下してしまった方で、主に仕事で困ることが増えてきたためにご相談いただいたケースです。

両耳とも同じような聴力で、両耳とも補聴器の適性があったため、両耳装用にして改善させていきました。補聴器については、目立ちにくく、かつ、電話を仕事上、よく行うため、小さいCICと呼ばれる補聴器で改善していきました。

どのようなところでお悩みでしたか?

実際に補聴器を使用してみていかがでしょうか?

このお店で購入(相談)した理由は、何でしょうか?

実際のアンケート

[kanren id=”17295″]

実際にどのようにして改善させていったのかは、【職場で聞きやすく】老人性難聴で聞きにくくなった方を補聴器で改善をご覧ください。

老人性難聴により、聴力低下したケース②

こちらの方は、過去に補聴器を他店で購入になられましたが、使わなくなってしまった方でした。しかし、現状、仕事で聞きにくさを感じることから、ご相談いただいたケースになります。

こちらの方も両耳とも同じように聞きにくかったため、両耳装用でなるべく聞きにくくならないようにしていきました。目立ちにくいタイプを希望されたため、耳あな形のCICという補聴器で聞きにくさを改善させていきました。

どのようなところでお悩みでしたか?

実際に補聴器を使用してみていかがでしょうか?

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このお店で購入(相談)した理由は、何でしょうか?

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実際のアンケート

[kanren id=”14793″]

実際にどのように改善させていったかに関しては、【非常に聞きやすくなった】高音急墜形感音難聴の方を改善させましたをご覧ください。

老人性難聴により、聴力低下したケース③

こちらの方は、他店(病院)で購入したものを使っていましたが、聞こえにくさを感じており、当店へご相談へ来られました。ちょうど、息子さんもそれを感じており、一緒にご相談したケースになります。

聞きにくさを最大限、無くしていくために両耳に補聴器を装用し、改善していきました。ただ、音量をある程度、大きくすると、音がきつくなってしまうため、できる限り、使える音量に設定し、聞きにくさを改善できるようにしていきました。

どのようなところでお悩みでしたか?

実際に補聴器を使用してみていかがでしょうか?

このお店で購入(相談)した理由は、何でしょうか?

実際のアンケート

[kanren id=”16338″]

どのように改善していったかに関しては、【より聞きやすく】老人性難聴の方を補聴器で改善しましたをご覧ください。

改善例のまとめ

上記に記載した内容を踏まえて、こちらに関しては、改善していった例になります。

[box class=”box29″ title=”この他の老人性難聴の改善例は?”]こちら以外の老人性難聴の改善例は、老人性難聴の改善例まとめにまとめています。左右の聴力が異なる方など、一般的なもの以外も含めて、記載しています。[/box]

その他の例は、こちらにもありますので、ご希望の方は、ご覧ください。

Q&A

こちらではよくいただく内容に関して記載していきます。

Q、補聴器を使うタイミングは、いつ頃がいいのでしょうか

補聴器を使用するタイミングは、ご自身が困った時がベストです。

聴力により、算出する方法もあるのですが、難聴による困り度は、どちらかというと環境によるものが多いためです。

例えば、一日中、家の中におり、人と会話する機会がほとんどない方は、聞きにくくなっても人と関わる事がないため、困る頻度は少なくなります。しかし、働いている方などは、人と関わる事が大半ですので、例え軽度の聞きにくさがあるだけでも困る事が増えます。

このようにご自身の環境によって大きく異なりますので、聴力だけでは、判断ができません。唯一判断ができるとすれば、ご自身が困っているのか、そうでないのかです。

お困りなのであれば試聴してみて、より良くなるのであれば、使った方が良く。自分が困っていないのであれば、そのままで良いと思います。

Q、補聴器の値段は、どのくらいするのでしょうか?

メーカーや形状、性能により、大きく変わりますが、一台辺り約130,000〜520,000くらいまであります

当店の場合は、一台辺り、180,000〜520,000くらいまでになります。詳しくは、当店の取り扱い製品をどうぞ。

当店の場合、聞きにくさをなるべく無くしていくために、しっかりと補えるものから用意していますので、少々お値段が高い傾向があります。その点は、申し訳ございません。

メーカーごとの違いは、何がありますか?

補聴器には、いくつかメーカーがありますが、その違いには、音の質、補聴器の性能、補聴器の形などがあります。ただ、今現在は、どこも似たり寄ったりになりつつあります

それらの事から、補聴器での聞こえは聞こえの8割を決める調整で決まり、メーカーで決まることは、少なくなってきましたどのメーカーでも改善目標値まで改善させればそれなりに改善できます

聞こえの8割を決める調整】で記載した通り、ちゃんと耳の状況を把握しながら調整してくれるところで相談するのが改善の近道です。

補聴器の寿命は、どのくらいですか?

平均買換期間は、5〜6年になります

まず、補聴器は、修理すれば使い続けられる製品です。すると、修理ができなくなる頃が使用し続けられなくなってくる頃と同様になるのですが、補聴器を販売中止をした時から5年は、修理できるようにしています。

今現在は、新製品であれば、販売から3〜4年後、くらいに販売中止になりますので、それに5年を足すと、8〜9年くらい使おうと思えば、使えるようになります。

ただ、ギリギリまで使用しようとすると、変に故障した状態や異質な状態で耳が慣れてしまったりすることもありますので、5〜6年、できれば、6〜7年の内に買換えを行い、スムーズに新しい補聴器に移行できるとベストです。

補聴器には、保証期間はありますか?

補聴器には、2年間、保証期間があります。この期間内は、無償で修理し、その期間が過ぎた場合は、有償修理で直すことができます。

健康保険や助成制度はありますか?

健康保険は、残念ながら使えません。助成を受けられるものですが、お住まいによっては、市区町村により、65才以上に補聴器の給付金を受けられるところがあります。その場合は、お住まいの役所へお問い合わせいただければ教えてくれます。

また、それ以外には、身体障害者手帳を取得し、補聴器の助成を受ける。という方法もあります。この場合、聴力が、両耳とも70dB以下になるか、片耳が90dB以下でもう片耳が、50dB以下になると対象になります。この場合もお住まいの役所へお問い合わせいただければ教えてくれます。

無料で改善のご相談、補聴器のレンタル、行なっています

老人性難聴に関して、補聴器で改善させるための内容に関しては、以上になります。

基本的には

  • 形状=補える聴力や扱いやすさに影響
  • 性能=聞こえにくさ改善の底上げ
  • 調整=聞こえを改善させる上で一番を受け、最も重要

となります。それぞれの欄で、どのように異なるのか。どのように選んだら良いのか。そして、どのようになれば良いのかを記載してみました。

この中で重要なのは、補聴器の調整です。この調整で、聴力に対し、改善できると良い数値の部分まで改善できると、補聴器でそれなりに聞きやすくなります。これは、補聴器を装用した状態を調べながら、その改善値まで目指していけると、より良くしやすいです。

それ以外の形状は、主に扱いやすさに影響し、性能は、聞こえにくさの改善の底上げに影響します。これが、補聴器になります。

こちらを記載した理由は、私自身、ブログを書いているのですが、世の中には、結構、多くの人が悩んでいるのだなと感じた事です。実際には、様々な経緯で聞きにくくなったりしますので、一概に言えない部分は、いくつかあるのですが、そのような方々を少しでも楽になれば良いと思い、書いてみました。

私自身も生まれつき耳が悪く補聴器を使っている人間です。

補聴器を使用しても治らないのは、私自身が重々承知している事ではありますが、それでも補聴器でできるようになることはあります。

何より、聞きにくいことで、色々と諦めてしまうよりは、少しでもできる事を増やし、ご自身なりに一度しかない人生を生きられるようにすることの方が私は、重要だと考えています。

それは、若いからとか、年だからということは関係ありません。

もし、より良くしたいとお考えであれば、行動してみましょう。補聴器については、病院で補聴器の相談をされてもいいですし、補聴器販売店をご自身で探されても大丈夫です。

もちろん、私のところでも、無料で改善のご相談をお引き受けしています。当店の場合は、耳の状況の把握から始めさせていただき、現状のご説明、現状の改善に関して、お伝えした後に補聴器の貸出期間を設け、実際にどのように改善されるのかも体験できるようにしています。これらのものは、全て無料で行なっています。

もし、聞きにくさを感じており、ご相談を希望される場合は、お問い合わせフォームより、お問い合わせいただければ幸いです。

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なお、お店に関する内容は、適切な補聴器を安心して提供する補聴器専門店、パートナーズ補聴器【墨田区】にまとめています。

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こちらをご覧になり、今現在、抱えているお悩みが少しでも楽になったのであれば幸いです。

ABOUT ME
深井 順一
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者で補聴器を使っている事、補聴器の販売を行っている事、この二つの視点で、ブログを書いたり、補聴器のご相談をしています。書いている人の詳細は、こちら。お店に関しては、こちらに詳細を書いています。お店の場所は、東京都墨田区、都営浅草線本所吾妻橋駅より徒歩2分のところに、あります。
補聴器で聞きにくさを改善する方法、まとめました

聞きにくさがあり、お悩みの方のために、補聴器で聞きにくさを改善する方法をまとめてみました。

書いてある内容は?
  • 難聴の症状別に、どう補聴器で改善すると良いか
  • 補聴器の基本から、種類の特徴、金額による違い
  • ご自身に適した補聴器の選び方

聞きにくさにお悩みの方は、参考にしてみてください。また、お客様の改善事例には、実際の耳の状態から、実際に改善させた方法を中心に記載しています。

補聴器の改善まとめお客様の改善事例

なお、お店に関する内容は、以下にまとめています。

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