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下手に自分の難聴を活かした仕事を選ばない方が良い4つの理由

私自身、生まれつき難聴の人間ですが、このような仕事をしているせいか、定期的に「私も聞こえにくいのですが、この体を活かして補聴器業界はどうですか?」と聞かれる事があります。この意見に関して、私なりの返答をさせていただくと、下手に自分の難聴を活かそうと思わない方が良いという事です。

立て続けにご連絡いただいた事もあり、こちらに関して、私個人の意見を書いていきます。恐らく、気になっている人も多いと思いますので、一人の意見として、参考にしていただければ幸いです。

結論から言うと、やりたい事やった方が良いです

結論から言いますと、自分がやりたい事をやった方が良いです。資格があるから、それを活かす、自分の体がそうだから、それを活かすというやり方をしている方に共通する事ですが、ただ仕事を得たいと考えている方が多いように思います。そして、単純にそのような理由だけで決めるのは、どうかと思います。

そのように感じる理由は

  • そんなものは強みにならない
  • 仕事は人生の半分以上を占める
  • どんな仕事も楽ではない
  • 聞こえにくいからといって諦める必要はどこにもない

の四つがあります。

補聴器業界が面白そうだ、自分と関係あるから、やってみたいとお考えであれば、お勧めしますが、そうでなく、単純に合うのではないか、活かせるのではないかと考えているのでしたら、やめた方が賢明です。

以下、理由に関して述べていきます。

そんなものは強みにならない

意外に誤解している方もいるのですが、聞こえにくい事はそんなに強みになりません。聞こえにくい事でお客さんに親近感や共感を生みやすい事は、同意しますが、補聴器の販売で重要なのは、最終的に結果を出す事です。即ち、聞こえるようにさせる事、もしくは、お客さんの望むようにする事となります。

聞こえにくい状況がわかっても、それが聞こえの改善に繋げられなければ意味がありません。身も蓋もありませんが、自分の聞こえを改善できたとしても、お客さんの聞こえを改善できなければ、何も価値がありません。そして、難聴は、基本的に人それぞれですので、自分を改善させた方法が必ずしも通用するとも限りません。

聞こえにくい状況がわかる事と、聞こえが改善できる事は、全く異なる事です。そのため、この職業に関して、やりたいのか、やりたくないのか、ただ単純にそれだけで決めるのが良いと思っています。

私自身思う事は、この仕事に必要なのは、調整する技術ではなく、問題を見抜く力です。問題解決能力が高い人は、この仕事は向いているかもしれませんが、頭を使う事、このような事が苦手な方はお勧めしません。もっとも、問題解決能力が高いなら、もっと稼げるところに行った方が良いとは個人的に思います。

仕事は人生の半分以上を占める

多くの方は、22歳で学校を卒業し、23〜65歳、もしくは、今後70〜75歳まで働く事になります。そうなりますと、人生の半分どころか、それ以上、仕事に時間を費やす事になります。

そんなに長い時間をしたい事ではなく、単に自分の体が活かせるからというよくわからない理由で決めるのは、どうかと思います。上記と同じですが、やりたいのかやりたくないのか、それで決めた方が自分の人生の質は、確実に良くなります。

そういえば、エッセンシャル思考という良い本があるのですが、そこに記載された言葉に「絶対にYesといえなければ、即ちNoである」とあります。ほんとその通りだと思います。

また、その内、消える業界の一つですので(iPS細胞が実用化されれば確実に消えます)、長く、安定したところを求める方には、お勧めしません。

どんな仕事も楽ではない

仕事は基本的に相手のため、もしくは、必要としている人のためにする事ですので、楽なものはありません。どのようなものもキツい部分は出てきます。自分のために行うのは、趣味と言います。

どんな仕事でも苦労するなら、自分自身がやりたい事に全力でぶつかって、悩みながらも前進し、時には後退し、それでも前を見ながら進んでいった方が良いと私は、考えています。

その方が、時間を有益に使っていると言えるのではないでしょうか。そして何より、充実感は、そちらの方が高くなります。

聞こえにくいからといって諦める必要はどこにもない

個人的に考えている事ではありますが、別に聞こえにくいからといってやりたい事を諦める必要は、どこにもないと考えています。別に音楽をやったって良いですし、英語を学んで海外に出たって、個人の自由です。できないと思うのは、あなたが勝手に思っている事です。

聞こえにくいから、それをやっちゃだめ、それはやめた方が良いと言われても、結局、自分の人生は、自分のものです。実際に聞こえにくいからといって「はいそうですか」と諦める必要などどこにもありませんし、その声に従ったとしても、その発言をした人達はその発言の責任を取ろうとはしません。

であれば、自分自身を信じてやりたい事を突き進む。それが一番ベストだと私は思っています。やりたい事がなければ、気になっている事を気軽に初めて見るのも良いですね。そこからハマっていけば、その業種に就くのも良いですし、ビジネスを考えても良いです。また、業界のボトルネックを改善させる方法を考えて、起業も良いかもしれません。色々とやりようはあります。

やりたい事をした方が、人生は有益になる

言いたい事を要約しますと、自分の体を活かせるというよくわからない理由で決めるのではなく、やりたいか、やりたくないのか、で決めた方が良いという事です。活かせるか、活かせないかではなく、やりたいか、やりたくないのかです。物事は、いつでもシンプルですし、シンプルに考えるほうがわかりやすくなります。

自分の体を活かせるといいましても、厳しい言い方をしますと、体の活かし方を知らないと役に立ちません。マイナス面ばかり気になってしまいます。

仕事は、人生の半分以上を占める重要な内容です。初めは、どんな仕事が自分に合うかわからないと思いますが、それでも興味があるものをやってみて、合わないなら、別の事をしてみる。その繰り返しで、探していくのが良いと思っています。

皆さん、やりたい事をしましょう。活かせるか、活かせないかではなく、やりたいか、やりたくないのかで考える事が重要です。物事、シンプルに考えた方が、うまくいきます。

という事で悩んでいる方には、リクルート風に「お前はどうしたいんだ!」と質問をぶつけておきます(笑)

ABOUT ME
深井 順一
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者で補聴器を使っている事、補聴器の販売を行っている事、この二つの視点で、ブログを書いたり、補聴器のご相談をしています。書いている人の詳細は、こちら。お店に関しては、こちらに詳細を書いています。お店の場所は、東京都墨田区、都営浅草線本所吾妻橋駅より徒歩2分のところに、あります。
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補聴器の改善まとめお客様の改善事例

なお、お店に関する内容は、以下にまとめています。

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