補聴器の形状の特徴

音場閾値の効果は、補聴器の形状により変わるのか?→変わる

先日、適切な補聴器にするための調整と確認事項を記載しましたが、ここで気になることが出てくるかと思います。それは、補聴器の形状により、この効果は、異なるのか。という点です。

こちらに関しては、あくまでも当店の場合ですが、Yesになります。メーカーにより、厳密には、補聴器ごとの調整方法、音量設定が異なりますので、全てのメーカーに共通するかは全くわからないのですが、当店で扱っているフォナックのメーカーは、異なります。

結論から言いますと、耳あな形補聴器の方が、音場閾値測定の結果は、良くなります。私自身、数多くの方々に音場閾値測定を行なってきましたが、その中で気がついたのは、形状ごとに変化するということでした。少々、不明確な部分があり、まだまだ明確になっていないことも多いのですが、耳あな形の方が結果が良くなる。その部分に関しては、わかってきたことになります。

音場閾値測定の結果は、耳あなの方が良くなりやすい

私が今現在、わかっていることですが、耳あな形補聴器の方が、聞こえの効果を得やすいことです。

聞こえに関しては、全体的に上がりやすい。1000Hz、1500Hzは、簡単に30dBくらいまでいく。そして、2000Hz、4000Hzも上がりやすい。数値だけを見れば、いいことずくめ。聞こえに関しては、全体的に上がりやすい。1000Hz、1500Hzは、簡単に30dBくらいまでいく。そして、2000Hz、4000Hzも上がりやすい。数値だけを見れば、いいことずくめ。なお、あくまでも軽度〜中等度難聴くらいまでの方が対象。

音場閾値測定を行うと、全体的に聞こえの効果が耳かけ形よりも上がりやすく、特に2000〜4000Hzあたりの高い音に関しては、上がりやすくなります。

耳あな形補聴器の特徴は、

  • 耳の集音効果を利用できること
  • 耳の中から音を出すことにより、音を伝えやすいこと

の2つがあります。

耳の集音効果を利用できること

耳あな形補聴器の特徴の一つは、耳介と呼ばれる、いわゆる私たちが耳と呼んでいる部分の集音効果を利用できることです。

この部分により、2000Hzは7〜8dB、3000〜4000Hzは、約10dBほど大きく入るようになります。補聴器が拾える音量が大きくなり、結果的には、その分、耳にも伝えられやすくなります。

耳の中から音を出すことにより、音を伝えやすいこと

耳あな形補聴器のもう一つの特徴は、耳の中にイヤホンがあるため、鼓膜に近い位置から音を出せることです。これにより、音が伝わりやすく、かつ少ない音量で耳を補えるのが耳あな形の特徴とされてきました。

しかし、私の場合は、少し異なる視点で見ており、音場閾値測定を繰り返してわかったのは、鼓膜の近くから音を出せることにより、補聴器で調整した音がダイレクトに反映されやすいということです。

おそらく、この点が大きいと、個人的には感じています。

まとめ

様々な方に音場閾値測定を行なってきた結果ではありますが、そこでわかったのは、耳あな形補聴器の方が、聞こえの効果が高くなることです。音場閾値測定の結果が良くなりやすいため、その分、聞こえにくさを改善させやすい傾向も感じています。

音を補いやすくなる事で、その分、目標の達成も容易にできます。人によっては、大きく聞こえすぎないように抑える傾向もあるくらいです。

もちろん、耳あな形補聴器は、自分の声がこもった感覚が出たり、声が大きく感じたり、耳がふさがった感覚が強くなったりしやすいため、万人が使えるわけではありません。中には、厳しい方もいます。

しかし、補聴器の効果に関しては、音が伝わりやすいことにより調整がダイレクトに伝わるため、こちらの方が効果に関しては高い傾向を感じています。

まだ、高い傾向があることがわかっただけであり、例えば耳かけのRICでは、どうなのか。というところの検証までは、進んでいないのですが、一つわかったのは、耳あな形補聴器は、通常の耳かけ形よりも効果が高くなりやすいということでした。

補聴器は、調整により聞こえの効果が変わるのは、確かなのですが、その調整の反映させやすさは形状によって変わります。今私の中であるのは、その反映させやすいのは、耳あな形補聴器である。こちらになります。

ABOUT ME
深井 順一・補聴器を使っている補聴器販売員
2019年で補聴器使用歴25年、補聴器販売歴10年。補聴器使用者の視点も含めた聞こえの改善相談をしている補聴器販売員です。パートナーズ補聴器、代表。このブログは、補聴器を使っている事、補聴器を販売している事、この2つの視点で記載しています。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”こちらをどうぞ。連絡先は、”お問い合わせページ"にあります。
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また、聞こえの改善方法に関しては、聴力別、聞こえを補聴器で改善させる方法に、まとめています。

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