補聴器を装用すると、中には、より聞きにくくなってしまうのではないか。そのようなご心配をされる方が、たまにいます。
その問いに関する返答は、「なるべく耳への負担は、抑え、聞きにくくならないようにしている」となります。
補聴器は、聞こえを改善させる道具ではあるのですが、それと同時に大きすぎる音は、大きく入らないように工夫する事で、聞こえを改善しつつ、耳を守る役割もしています。
そのおかげで、補聴器が原因で聞きにくさが進むことは、少なくなってきました。
出力に制限をかけ、負担を減らす
補聴器でしている事は、聞こえを改善しつつ、耳を守る事です。
こちらは、補聴器の調整画面になるのですが、黒い線と赤色の線があります。
この赤色の線は、補聴器の音の大きさを示し、どのくらい音を大きくしているのか。を表しています※3本の線は、それぞれの音の大きさレベルに変えられるように3本線になっています。
黒い線は、音の出力制限で、これ以上、大きな音は出さない。というラインです。
どの補聴器にも、このような音の制限装置がつけられており、音を抑える機能も補聴器にはあります。
日々の日常では、どうしても大きい音や咄嗟に大きな音がする事があります。
そのため、聞こえの改善はするのですが、必要以上に大きくすることは、避けるような設計になっています。
補聴器で大切なのは、これ以上、下がらないようにする事
補聴器で大切なのは、これ以上、聴力が下がらないようにする事です。
聞こえを改善させることは、大切なのですが、それ以上にこれ以上、悪くしてしまっては仕方がありません。
この理由には、大きな要素として、聴力が下がると下がるほど、補聴器の効果が薄くなる事、そして、聴力は、下がらないに越したことはない事。の二つがあります。
意外に知られていないのですが、補聴器での改善には、限度があり、聴力によっても、改善度合いが変化します。
比較的、軽い聴力ほど、改善度が高くなり、聴力が重くなると重くなるほど、補聴器を装用しても、聞きにくさが強く残りがちです。
そのため、耳を必要以上に痛めたり、聴力低下することは、避ける方が、良い生活を送る事につながります。
このようにして、耳を守っています
補聴器に関しては、聞こえを補うと共に、大きな音の制限をかける事で、必要以上に大きくならないように制限をかけています。
このようにして、耳を守り、ゼロではないにせよ、なるべく聞きにくくなるリスクは、抑えるようにしています。
ただ、限りなく抑えてはいるのですが、中には、聴力が進んでしまう方はいます。
進行性の難聴だったり、別の病気で下がったり、また、同じ病気にかかって下がったり、理由は、様々です。
昔は、補聴器の音も大きめに出していた方は、難聴が進む傾向があったのですが、今現在は、大きく減ってきました。
このようにして、聞こえを改善しつつ、耳を守っているのが補聴器です。
各、難聴の改善まとめ
聞きにくさがあり、お悩みの方のために、補聴器で聞きにくさを改善する方法をまとめてみました。
- 難聴の症状別に、どう補聴器で改善すると良いか
- 補聴器の基本から、種類の特徴、金額による違い
- ご自身に適した補聴器の選び方
聞きにくさにお悩みの方は、参考にしてみてください。また、お客様の改善事例には、実際の耳の状態から、実際に改善させた方法を中心に記載しています。
なお、お店に関する内容は、以下にまとめています。そして、当店で扱っている補聴器、製品に関しても、まとめています。