クロブタとお勉強シリーズ

補聴器を装用すると聞こえる感覚とより聞こえやすくなる音

補聴器の調整に関して前回は、聞いていきましたが、次にクロブタが気になったのは、実際に補聴器を装用すると、どんな感じに聞こえるのか?というところでした。聞こえの改善の部分も気になりますが、実際に装用するとどんな風に感じるのか。その点に関して、質問してみます。

〜数日後〜

深井
おお、いらっしゃい。

クロブタ
前回は、ありがとうございました。

深井
いえいえ、ここまでくると常連だね。

クロブタ
いえいえ……あ!そうです。早速なのですが……

深井
はいはい、どうぞ。

クロブタ
補聴器を装用すると実際、どんな感じに聞こえるんですか?

深井
補聴器をつけた状態か……う〜ん、なかなか難しいね……

クロブタ
そうなのですか。

深井
まぁあくまでも私はそう感じる。という内容であれば良いけど、大丈夫?さすがに他の難聴の方までそのように感じているかはわからないけど。

クロブタ
はい、お願いします。

補聴器を装用するとどう聞こえるのか

深井
では、早速いきますかね。この点に関しては、

  • どう音を感じるのか
  • 補聴器を装用することで、どんな音が感じやすいのか

の2つに分けていくね。

クロブタ
はい。

どう音を感じるのか

深井
まず全体的な音の質の感じだね。これに関しては、少なからず機械っぽく感じるね。少し音が高い状態といえばいいのかな。電話やビデオカメラで撮影した音声に近いね。さすがに電話ほど音質は、悪くないけど。

クロブタ
なるほど、まさに機械で音を伝えているような感覚なのですね。そうすると、そこまで自然ではないということでしょうか。

深井
う〜ん、この点は、表現が難しくて、私は結構、自然に感じるかな。もうかれこれ20年以上使っているので、あまり機械っぽい感覚は、感じないんだよね。まぁこの点は、補聴器がないとかなり聞こえにくいから、元々の聞こえがわからないからかもしれないけど。一般的な聴力の人は、どう感じているのかがわからないから。という意味でね。

クロブタ
そうなんですか……

深井
なので、一般的な感覚として表現するのであれば、やはりマイクを通した音に感じる。というのが多いね。確かにそれなら私も感じるので。

今現在は、ニコニコ動画でゲーム実況とか、youtuberの動画とか見れば、マイクを通した音の感覚は、わかりやすいんじゃないかな。テレビから聞こえてくる音声でもいいけど、それが日常的に全部そのように聞こえてくる。というのが私が感じているところだね。

クロブタ
……

深井
全体的に聞こえる音が多くなり(音量が大きくなり)、聞きやすくなった上で、少しマイクを通したような音に感じる。それが補聴器だね。まぁこの感覚は慣れるとほとんどマイクっぽさも感じなくなるけど、

補聴器を装用することで、どんな音が感じやすいのか

深井
もしかしたらクロとしては、音の感覚だけのイメージがあったかもしれないけど、これに関しても記載していくね。補聴器は、音響機器だから、良くも悪くも聞こえさせるけど、音響機器上の特徴も出てくる。

クロブタ
音響機器上の特徴?

深井
そう。主には、

  • マイクに何か触れると大きな音がする
  • 音が多いとざわざわしたノイズが聞こえる
  • ある特定の音をよく感じやすい

の3つだね。補聴器を装用すると、全体的に聞こえやすくなる。例えば周囲の音や音声なども聞こえやすくなるのだけど、それにプラスして、これらの部分も聞こえるようになるんだよ。

クロブタ
そうなんですか。よく周囲の音は聞こえやすくなると聞きますね……

深井
そうだね。それにプラスしたものに関しても見ていこうか。

クロブタ
はい。

マイクに何か触れると大きな音がする

深井
これは、カラオケボックスのマイクでもいいし、他のマイクでもいいんだけど、軽く触れるだけでも大きな音がしない?

クロブタ
そうですね。しますね。特にこすると、ほんの少ししか擦っていないのに、ものすごく大きな音がしますね。

深井
そうだね。それが補聴器でも起こりうる。具体的には、

  • マイクに物が触れる
  • 風がマイクに当たると大きな音がする
  • 髪がマイクに擦れると、ガサガサ聞こえる
  • メガネのツルが当たるとカチカチ聞こえる

などだね。マイクを指でこすったりしても大きく聞こえるし、風がマイクに当たると大きな音がするのは、携帯電話でもマイクに息がかかったりすると、大きな音がするのと全く同じだね。

クロブタ
なるほど……

深井
あとは、マイクに直接ものが当たると大きな音がする例だね。それが髪とメガネかな。メガネはわかりにくいけど、歩く振動に合わせてカチカチ聞こえることがあるね。厳密には、あれは、メガネのツルが補聴器に当たっているから聞こえる音だけど。

クロブタ
そうなんですか……

深井
ということでまずは、これが一つ。ちなみにこれらのものは、耳あな形補聴器、耳かけ形補聴器の2つで、特に耳かけ形補聴器に起こりやすい。

クロブタ
?そうなんですか?

深井
耳あな形は、耳の中に入れてしまうから、マイクに物が当たりにくいんだよ。しかし、耳かけ形は、耳の上にむき出しになっているから物があたり放題。だから、上記の音は、特に聞こえやすいね。

クロブタ
もしや形状によっても結構違ったりするのですか?

深井
そうだね。ただ、その話は、別の機会にね。今は「補聴器を使うと聞こえる音」ということなのでね。

クロブタ
すみません……

音が多いとざわざわしたノイズが聞こえる

深井
次に行くよ。次は、音が多いとざわざわしたノイズが聞こえる。だね。これは、人混みの中だとか、音が多いところに行くと、少なからず、ざわざわしたなんとも言えない音が聞こえてくるね。もしかしたら、健聴の方は、聞こえている音なのかもしれないけど……

クロブタ
なるほど……

深井
業界的には、暗騒音というような言い方をするのだけど、騒がしいところ、もしくは、音が多いところでは、このような音がするね。音としては、ざわざわ……、シャー、ガー、など色々表現方法がある。そして、音の数が多いと多いほど、そのような音も大きく聞こえるようになるよ。

クロブタ
……

深井
これが2つめ。結構、変な音が聞こえる。ざわざわした音が聞こえる。という場合は、大抵これだね。昔から、補聴器の装用を妨げていた一つの要因かな。

クロブタ
そうなのですか?

深井
みんな、今現在、聞こえにくい状態から、単に音が大きくなると考えている人が多いから、様々な音が聞こえてくるという想像がつきづらいのだろうね。この部分は、仕方ないのだけど。

クロブタ
確かに使って見ないと実際のところはわからないですし、想像もしづらいです。

深井
なので、どうしても仕方がない部分だね。

ある特定の音をよく感じやすい

深井
次は、これだね。特定の音というのは、いろいろあるのだけど、気になりやすいのは、

  • 紙の音
  • ビニールの音
  • 水の音
  • 勢いよくものを閉める音

などだね。紙の音、叩きつける系の音、水の音、特にこれらが大きく感じやすい傾向があるね。叩きつける系(叩くタイプ)の音というのは、パソコンのタイピングやものを置く、もしくは、落とした際の音、閉める音が当てはまる。

クロブタ
……

深井
これらの音は、他の音響機器でも同様の症状が起こる。例えば、会議の際にボイスレコーダーで、会議の様子を録音したとしても紙をめくる音(資料をめくる)が大きくて何を言っているかわからない。というのは、意外によく起こることなんだよ。

クロブタ
そうなんですか

深井