ご自身にとって良いクロス補聴器を購入する、もしくは、クロス補聴器の適合ポイントは、
- 聞こえは、どうか
- 使っていて、使いづらくないか
の2つになります。
基本的にクロス補聴器は、聞こえやすくなり、かつ、補聴器を使う上で何も問題がなければ、良い状態となります。
こちらでは、適合ポイントに関して、記載していきます。
目次
聞こえは、どうか
クロス補聴器の場合、聞こえに関しては、
- なるべく改善すると良いポイント
- 使っていて騒がしすぎないか
の2つがある程度、クリアできていれば、良好です。
なるべく改善すると良いポイント
今現在、クロス補聴器に関しては、概ね、上記のような状態にまで、これると良い状態になります。
詳しい話は、以下のクロス補聴器の調整のページに譲るのですが、クロス補聴器で問題になりやすいのは、ご自身の声の感覚です。
クロス補聴器は自分の声も増幅するため、少しマイクを通したような、電話のような音声になりがちです。
そのため、仮にその部分が強く出てしまう方に関しては、1800Hz〜は、少し下げると、楽に使うことができます。
ただ、この部分は、下げすぎると、補聴器の効果も減るようになります。自分の声が聞きやすいということは、相手の声も聞きやすいことになり、下げれば下げるだけ、自然になる代わりに効果もなくなりやすくなります。
理想は、目標値と同じくらい改善させることですが、違和感が強い場合は、抑えましょう。あくまでも聞こえの効果も考える場合は、適度な部分まで抑えるようにした方が、聞こえの効果も維持しやすくなります。
使っていて騒がしすぎないか
クロス補聴器を使っていて、あまりにも騒がしすぎたりする場合は、音量を下げてもらいましょう。
あまりにも強い感覚で入りすぎると、聞こえる耳側にも影響を与える可能性がありますので、あくまでも、使用できる範囲内で使っていくことが大切です。
クロス補聴器には、音量を調整できるボタンがありますので、2〜3段くらいしか操作しないのであれば、良いのですが、あまりにも下げたり、あげたりする場合は、少し見直しをした方が良いかもしれません。
補聴器を使っていて使いづらくないか
次は、クロス補聴器を使っていることによる使用感になります。
こちらに関しては、
- 痛みは、ないか
- 外れやすくないか
の2つがあります。
痛みは、ないか
こちらは、耳に使用していて、痛みなく使えているか。になります。耳の中の部分から、耳にかかっている部分まで、痛みが生じなければ大丈夫です。
仮にクロス補聴器を使っていて、痛みがある場合は、すぐに補聴器屋さんに見てもらった方が良いです。
部品を交換するなり、サイズを合わせ直すなりして、改善できると、より活用しやすくなります。
痛みが生じるケースは、私のところでは、稀ですが、仮にある場合は、早々に改善した方が、使いやすくなります。
外れやすくないか
クロス補聴器が耳から外れやすい、装着しにくい。ということがないか。になります。
耳から外れやすい場合も、サイズや物の設定を変えたりして、なるべく外れにくく、耳に保持できるような状態にして、改善していきます。
こちらも、使う上で、問題ないかの確認の一つです。
まとめ
クロス補聴器に関しては、そんなに難しいものではなく、あくまでも補聴器を使っていて、問題なく使えるか。という部分を見ていきます。
音が大きすぎれば、使いにくくなりますし、耳から外れやすい、耳が痛い。も使いにくくなる要素の一つです。
試聴や貸出を通じて、実際に使っていただき、問題なく使えるか。この部分を確認していくことで、良い補聴器を提供できるようになります。
仮に悪い部分があれば、修正していければ良いので、これらの部分を確認し、使うクロス補聴器が、自分にとって、良いの確認できると良いですね。
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