お客さんの対応から見えてくる補聴器を早めにつけると良い理由

先日、両耳とも感音性難聴で高い音が聞こえない方、補聴器で改善こちらの内容を記載したのですが、こちらの方とのご相談で思うことがありました。
それは、もし一つのところでダメだったら、なるべく他のところでも良いので相談してみたほうが良い。という事。
そして、難聴はできるなら、早めに改善させる事で、それによって起こる事をなるべく少なくできると、より生きやすくもなる事です。
もしかしたら、回避できたかもしれない事
事情としてですが、こちらの方は、3年ほど前に他の補聴器屋さんに相談し、あまりうまく行かず、そのまま、3年間は、聞きにくい状態を過ごされた方でした。
幸いにも、こちらのお店で、より良くできたのは、何よりですが、個人的には、少し勿体無かったかな……と思うことがあります。
それは、もう少し、早くに相談していたり、もう少し別の方法を取る事で改善できれば、悩んでいた時間を少なくできたかもしれない。この部分です。
また、この悩んでいた期間中も聞きにくいままになりますので、聞きにくいことで、受けてしまった不当な部分、聞こえていれば、もしかしたら防げていた事というのは、いくつかあっただろうな。と感じることもあります。
もちろん、一度、うまく行かなかったものに関して、このようにすれば良くなる。というのは、考えづらいかと思いますし、実際に、それでも行動できる方は、少ないため、これは、責められるものでもありません。
ただ、思うのは、悩みの部分は、もう少し早くに改善できたかもしれないですし、もしそれができるなら、早めにする事で、不当な事を受けず、もう少し早くに楽になったかもしれない。という事です。
難聴は何が問題?
難聴の場合、私自身が思うのは、聞こえにくいことによって、困るのもそうですが、それ以上に問題なのは、聞こえにくいことにより、コミュニケーションが取りづらくなり、意思の疎通がしづらくなることだと思っています。
聞き間違えたり、聞こえなかったり、というのは、もちろんありますが、それ以上に、呼んだのに気がつかない。呼ばれたのに反応しない。という事を繰り返してしまうと、どんどんご自身の信用がなくなっていきます。
もちろん、意図的にそのようにしている訳ではないのは、承知なのですが、側から見ると、どうしてもそのように見られやすくなってしまいます。
難聴に関して、周囲に伝えている人であれば、まだ、そこまで減らないかもしれませんが、周りに言っていない方は、状況によっては、かなりの勢いで減っていくのではないかと思います。
この信用に関しては、一度、失うと、なかなか改善することができません。
対人関係が悪化すると、様々なところに歪みが出てきますので、その点が、一番の問題かなと、個人的には、感じます。
難聴は、正直、早めに改善した方が良い
幸い、彼女は、周りの方には、伝えていましたので、その点は、よかったのですが、ただ、仕事の場は、それだけでは、厳しい部分もありますので、何とか、今まで、やってこれていた。という状況でした。
その状況に関して、こちらの方でより良くできたのは、何よりですが、もう少し、早くに。もしくは、もう少し別の方法でも改善できていたら、信用に関して傷つけなかったり、感じなくても良い、感情を感じずに、済んだかもしれないな。とは、思いました。
もちろん、これらも全て、結果論といえば、結果論なのですが、どのようなものも早めに改善できると、被害を少なくできますし、状況を良くしやすくなります。
私自身も難聴者なので感じますが、これらの事があるため、難聴は、正直、早めに改善した方が、良いと感じています。