補聴器、クロスの返品

相談前に知っておきたい補聴器やクロス補聴器の返品について

補聴器をご相談する際、もし、よくない製品を購入してしまったら、どうしよう。仮に合わなかった場合は、返せるのか。という部分が気になる方もいらっしゃるかと思います。

結論から記載しますと、補聴器は、返品を受けてつけている所とそうでないところがあり、多くが、返品を受け付けていません。

このように記載すると、やや乱暴に聞こえるかもしれませんが、基本的に補聴器のご相談は、試聴や貸出を行い、良いと思った方、あると、良いと思った方のみ、補聴器の選定に移る事が多く、あまり返品される事がない。というのが事実です。

こちらでは、

  • 補聴器の返品条件
  • 補聴器のご相談
  • 仮に変なものがあった場合の対応方法

について、まとめていきます。

なお、厳密には、返品条件は、お店によって変化しますので、あくまでもおおよそ程度にご理解いただければ幸いです。

補聴器の返品について

補聴器の返品については、補聴器屋さんや製品、補聴器のメーカーさんによって変化します。

製品には、耳にかける補聴器

耳の中に入れる補聴器があります。

以下、メーカーへの返品に関して記載していきます。そのまま、補聴器販売店もこのようにしている事が多いです。

耳かけ形補聴器の場合は

  • 条件:出荷から60日以内で未開封、または、注文間違いの場合のみ
  • 備考:耳かけ形補聴器は、試聴ができるため、基本的に返品がほぼない

こちらが多くの場合において、条件である事が多いです。

未開封となると、実際には、注文間違いの場合のみにしか、当てはまらない状態になります。

補聴器には、耳あな形という製品もあります。

こちらの場合は、

  • 条件:出荷より90日以内の場合、OK
  • 備考:耳あな形の場合、耳の状況によって返品は、あります

耳あな形補聴器の場合、基本的に耳の形を採取して、製作します。

耳の状況によっては、合わなかったり、ハウリングが多く起こる、耳あな形特有の声のこもり、響き。が強い、と、補聴器を使い続けるのに困難な場合があります。

人によっては、これらの部分が非常に大きく感じる事があるため、そのような方の場合は、返品し、その感覚を抑えられる耳かけ形補聴器にする。というケースがあります。

ただ、耳の形の部分は、再作といい、再度、作り直す事もできますので、耳あな形補聴器の場合は、それで、まず改善できないかを確認し、それでも、難しい場合は、耳かけ形補聴器にする。というようにしているところが多いですね。

片耳のみ難聴の場合、クロス補聴器。というものもあります。

こちらも基本的には、考えは、全く同じです。

クロス補聴器の場合は、耳かけ形が主流になるのですが、

  • 条件:出荷から60日以内で未開封、または、注文間違いの場合のみ
  • 備考:耳かけ形補聴器は、試聴ができるので、基本的に返品がほぼない

このようになります。

こちらも、上記に記載した通り、基本的に補聴器のご相談は、試聴してみて、良いと思った方のみ、その後の補聴器の選定をしていくため、返品がほとんどありません。

購入前に気が変わった。という事であれば、未開封の扱いとなり、返品は、できるかと思いますが、クロス補聴器をしばらく使用して、返品。というのは、難しい状況になります。

クロス補聴器には、耳あな形タイプもありますが、現在、聞こえる耳側が聞きにくくなるため、基本的にはオススメしない機器になります。クロス補聴器には、耳あな形タイプもありますが、現在、聞こえる耳側が聞きにくくなるため、基本的にはオススメしない機器になります。

上記には、耳あな形補聴器もあると、記載しましたが、クロス補聴器にも耳あな形は、あります。

ただ、こちらは、クロス補聴器が合う方。すなわち、片耳のみ難聴の方には、聞こえる耳側が聞こえづらくなるという最大の欠点があるため、オススメしません。

こちらも、上記の耳あな形と返品条件は、同じになります。

補聴器の相談は、試聴から始める事が多い

上記に記載した通りに受け取りますと、補聴器は、随分乱暴のように感じるかもしれません。

ここからは、補聴器専門店に限りますが、基本的に補聴器のご相談は、試聴からはじめ、良いと思った方のみ補聴器の選定に移り、どの補聴器が良いかを決めて、製品を用意し、お渡しとなります。

この試聴の時も、製品を使うのではなく、試聴専用の試聴機、デモ機器を用意して、行います。

仮にあまり良くなかったな、と思った場合や思った以上にはならなかったな。と、感じた場合は、試聴している際や貸出している際に、補聴器(試聴機)をお返しできるようになっていますので、その際に返却すれば、大丈夫です。

補聴器は、残念ながら、全ての耳を無条件に治るレベルまで改善できる製品ではありません。

実際には、補聴器を装用しても、ほぼ効果がない耳も存在しており、改善度も、耳の状況によって様々です。

そのため、補聴器でどれほど改善できるのか。実際にあると良いのか。は、人により、大きく変化します。

そのことは、補聴器屋さんがよくわかっていますので、貸出をして、実際にあると良いかを確認する場所は、意外に多くあります。

その試聴や貸出で様子をみて、あると良い。あると職場での対応や日々の生活がしやすくなる。という方のみ、ご相談を進めているところが、最近は、多くなってきました。

購入する前に補聴器を体験できるようにしていますので、そのことからも返品は、実際のところ、かなり少ないのが現状です。

こんな時は、対応してもらおう

とはいえ、実際に相談していると様々な事があります。

  • 買った補聴器が1ヶ月未満で、変になった
  • 耳あな形補聴器を使っていると耳が痛くなる

などあった場合は、購入した場所に相談し、早々に対応してもらいましょう。

買った補聴器が1ヶ月未満で、変になった

こちらは、買った補聴器が1ヶ月未満で、故障した。変になったケースです。

簡単にいえば、初期不良、不良品になるのですが、このようなケースは、お店側に相談する事で、新品のものと交換していただけるケースが多いです。

この場合は、交換。という状態になりますので、返品には、入れなかったのですが、実際には、年に2〜3回ほどありますので、このような場合は、早々に相談しましょう。

親切な補聴器販売店であれば、必ず対応してくださるはずですし、何よりも、そのままの状態で使っていただくのは、良いことではありません。

そのような場合は、早々に相談する事が大切です。

耳あな形補聴器を使っていて耳が痛くなる

片耳のみ難聴の場合、クロス補聴器は、ほぼ耳かけ補聴器になるため、こちらは、ないのですが、難聴耳側に耳あな形補聴器を使っている場合は、こちらもありえます。

耳あな形補聴器の場合、耳の形を採取して、その方、専用の補聴器を作ります。

そのため、たまに耳の中が大きく採取され、大きめに補聴器が出来上がることがあります。

その場合、耳の中がきつく感じたり、ギュウギュウ詰めで入るような感覚になりますので、そのうち、耳が痛くなる事があります。

その場合は、再作といい、90日間ほど、どのメーカーでも、耳の中に入る部分の作り直しする期間を設けています。

仮に痛みを感じる、かなりきつく感じる場合は、早々に連絡し、対応してもらうと、よくしやすくなります。

なお、実際にきつく感じる方は、10人に1人か2人くらいです。たまに程度になります。

この場合は、対応してくれますので、気軽に相談してみましょう。

補聴器、クロス補聴器の返品のまとめ

基本的に補聴器の返品は、あまりありません。

試聴を行い、良いと思った方だけ、製品を売るスタイルですので、そもそもの問題として、返品がかなり起こりづらい状態にしています。

試聴する際も試聴機を用意して行なっており、試聴機で改善させ、販売となった段階で、製品を用意します。

そのやり方、そのものが行える耳かけ形補聴器は、ほぼ返品が起こりません。

もちろん中には、初期不良のような状態はありますが、こちらは、もちろん交換の対象となりますので、そのようなケースは、早々に相談していただく事が大切です。

ただ、耳あな形補聴器だけは、事前に試聴が、できないため、製品を作り、そのまま良いとなった場合は、そのまま購入し、仮に問題が起こってしまった時のために、返品できるようにしています。

こちらは、あくまでも補聴器専門店の傾向として記載していますので、他は、わからないところはあります。

ただ、試聴機を用意したり、試聴できる環境にしていますので、今現在、返品になるケースは、かなり少なくなってきました。

なお、仮に気になる場合は、ご相談しているところに補聴器の返品について、伺い、条件なども聞いてみると良いでしょう。

おそらく、しっかりとご返答してくださるかと思います。

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深井 順一
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。生まれつきの難聴者で補聴器を使っている事、補聴器の販売を行っている事、この二つの視点で、ブログを書いています。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”こちらをどうぞ。また、連絡先は、”お問い合わせページにあります。
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