補聴器のご相談では、多くのところでは、補聴器を試聴したり、実際に日常生活で使用できるような状態にしていることが多いです。
そこで、こちらでは、初めて、補聴器をご相談する方に対して、覚えておいたほうが良い補聴器の操作に関して、予め、記載していこうと思います。
目次
補聴器の基本操作
初めに補聴器を自分の耳に装用したり、試聴したりするので多いのは、
このような耳にかけるタイプです。
補聴器は、この部分が電源になっており、その部分を入れ切りする事によって、電源を入れたり、切ったりします。
そして、補聴器には、ボタンがあり、こちらで、音量を変えられたりもします。
電源を入れて、補聴器を装用し、場合によっては、音を変える。補聴器でする事は、たったこれだけになります。
覚えておけば良い事は、たった5つ
補聴器に関して、基本的な部分を記載してみましたが、試聴する上で、最低限、覚えておけば良い事は、
- 補聴器の付け外し
- 補聴器の電源の入れ切り
- 音量を操作する
- 電池の交換方法を知る
- 補聴器の保管方法
のたった5つになります。
補聴器をつける事
基本的に補聴器の試聴や初めて、補聴器のご相談をする際には、耳にかけるタイプを使うことが多いです。
こちらの場合、補聴器本体を耳にかけ、その後、耳の中に入れる部分を耳の穴に入れると入れやすくなります。
外すときは、補聴器本体から外し、耳の中に入っている部分を外せば、簡単に外れるようになっています。
補聴器で一番難しい操作は、耳に装用することですので、こちらさえ、ちゃんとできれば、ほとんどのものは、出来るようになります。
耳は、普段触る部分ではありませんので、初めは、少し感覚が掴みづらい部分があります。
電源を入れ切りする
補聴器には、電池が入っており、この部分を開閉する事により、電源が入ったり切れたりします。
電源を入れる際は、閉め、電源を切る場合は、開ける。そのように操作します
使う前に電源を入れ、使い終わって、補聴器をしまう時に、電源を切る。というようにできると、良いですね。
なお、多くの方は、朝起きて、補聴器をつける際に、電源を入れ、そのまま使って起き、夜寝る前、お風呂に入る前に補聴器を外し、電源を切る方が多いです。
音量を操作する
補聴器には、どのようなものにもボタンが付いていたりします。そのボタンを押す事により、音量を操作できるようになっています。
形状によって、音量の操作は、別々ですので、どのように操作すればできるのか。聞いておけるとベターですね。
初めて、補聴器を試聴したり、試す場合は、音量は、操作できると、安心です。
初めての場合、補聴器をつける事により、色々な音を聞く事になります。
今まで、離れると聞こえなかった音、エアコンの音、空調の音、パソコンのタイピングの音。世の中には、本当に色々な音があり、今まで、静かなことが、信じられないくらい日々の日常は、色々な音がしています。
補聴器をつけることで、今まで聞きにくかった音も聞こえるようになるのですが、それと同時に今まで、気がつかなかった音も聞こえるようになります。
良くも悪くも聞こえるようになりますので、人によっては、初め、少し辛くなってしまう事があります。
仮にそのような場合は、状況により、音量を下げられると、ご自身が使いやすいような状態にできます。
使いやすいようにする事で、補聴器を使用する時間が増え、長い目で見れば、補聴器になれやすくなり、今後、補聴器を使いやすくなります。
また、大きな音が日常にはありますので、そのような音を聞いて、きつい時などは、下げたり、音が大きいなと感じた際に、ご自身で下げられると、辛くなりにくくなります。
初めは、特に驚く事が多いので、音量を変えられるようにしておけると、対応しやすくなります。
電池の交換方法を知る
補聴器の電池は、このようなボタン電池を使用します。
こちらの面が表で
こちらの面が、裏側になります。
この表の方を上にして、電池に関しては、交換していただければ問題なくできます。
補聴器の電池は、短いものですと、3~5日くらいで一回交換するようになります。
ですので、補聴器を使用する場合は、補聴器の電池の交換は、覚えておくべき事になります。
そして、補聴器の電池ですが、電池が切れる30分くらい前より、アラームを鳴らして、お知らせしてくれます。
その合図が聞こえたら、交換していただければ大丈夫です。
一応、そのアラームが聞こえたとしても、しばらくは、使用できますが、アラームがなった後は、また、アラームが鳴ったり、突然、音がでなくなったりしますので、早めに交換できるとベストです。
たまに勿体無いという事で、ギリギリまで使用する方もいますが、電池の残量が少なくなり、補聴器の機能がちゃんと活かされにくくなっている状態になりますので、早めに交換することをお勧めします。
補聴器の保管方法
最後は、補聴器を保管する方法です。
補聴器には、保管用のケースというのがあります。補聴器を貸出される際にも使われることが多く、上記のような簡易的な持ち運び用のものから、
乾燥剤が中に入っており、使用しない時間、乾燥させて、ケアを行うものまであります。
補聴器を使い終わったり、一時的に保管したい場合は、このようなケースに電源を切って入れておきましょう。
あまりポケットの中に一時的に保管する、入れておく。というのは、紛失する可能性が高くなるため、オススメしません。
補聴器を使用し終わったり、夜寝る前は、補聴器の電源を切って、ケースに入れる。そのように保管すれば、大丈夫です。
乾燥剤のタイプは、このように入れていただければ大丈夫です。
使用する際は、またケースから取り出して、使用します。
まとめ
補聴器を試聴したり、ご相談の際には、補聴器を実際に使う事になります。
その場合ですが、上記の通り
- 補聴器を耳につける
- 補聴器の電源のON、OFF
- 補聴器の音量を操作する
- 電池の交換方法を知る
- 保管方法を知る
この5つを覚えていただければ、しっかり補聴器を使えるようになります。
この中で一番難しいのは、補聴器を耳につけるものになり、これは、慣れてくれば、自然にできるようになります。
普段、耳に触れない事、耳は、自分から見えない事、これらの事により、初めだけ少し難しく感じます。
しかし、徐々に簡単につけられるようになってきますので、そうなってくれば、補聴器の効果も感じやすくなってきます。
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