高音漸傾型の耳を補聴器で改善

高音漸傾型の難聴に合う補聴器と聞こえを改善させる4つの要点

高音漸傾型(こうおんぜんけいがた)とは、高音の部分が、緩やかに(5〜10dB感覚)下がっていく聴力の形をさします。

このような聞こえになる方は、

  • 生まれつきの感音性難聴
  • 老人性難聴
  • 突発性難聴(一部)
  • メニエール病(一部)

など、様々な難聴でみられます。

こちらでは、高音漸傾型の聞こえの方をしっかり改善するために、

  1. 高音漸傾型の難聴を改善させる補い方
  2. 高音漸傾型を改善しやすい補聴器の形状
  3. 補聴器の性能の理解
  4. 高音漸傾型を改善するための補聴器の調整

これらの部分に関して、まとめていきます。

実際に聞こえを改善した実例も載せていきますので、聞きにくさにお悩みの方は、参考にしてみてください。

目次

高音漸傾型の聴力と補聴器の効果

低い音は聞こえており、音が高くなるにつれ、徐々に低下する聴力を高音漸傾型(こうおんぜんけいがた)と呼びます。この形は、色々な聴力に見られます。低い音は聞こえており、音が高くなるにつれ、徐々に低下する聴力を高音漸傾型(こうおんぜんけいがた)と呼びます。この形は、色々な聴力に見られます。

こちらは、このような聞こえの方を対象としています。

高音域が徐々に低下していることから、高音漸傾型(こうおんぜんけいがた)と呼ばれ、比較的、低い音は、聞こえるけれども、音が高くなってくると、徐々に聞きづらくなってくるのが、特徴です。

高音漸傾型の聞こえは、意外にも対面でのお話は、聞こえるケースがあります。しかし、距離が離れたりすると、急に聞きにくさを感じやすくなります。高音漸傾型の聞こえは、意外にも対面でのお話は、聞こえるケースがあります。しかし、距離が離れたりすると、急に聞きにくさを感じやすくなります。

このような聞こえの場合、意外にも対面でのお話は聞こえる。というケースがあるのですが、特定の人の声がかなり聞きづらい、距離が離れると急に聞きづらさを感じる、という特徴があります。

周りが騒がしかったり、複数の人とお話する場合も聞きづらさを感じることが増え、高い音がするアラーム系、お知らせ系は、ほとんど鳴っている事に気がつかなかったりします。

そのため、家の中などでは、そこまで困ることは、なかったりするのですが、仕事をしていたり、職場での会話、コミュニケーション、会議の際などでは、急に困ることが増えてきます

補聴器で改善できると、全体的によくなってきます。特に変わりやすいのは、離れたところからのお話や呼びかけ、反応が良くなり、聞こえやすくなる事で、コミュニケーションが楽になることが多いです。補聴器で改善できると、全体的によくなってきます。特に変わりやすいのは、離れたところからのお話や呼びかけ、反応が良くなり、聞こえやすくなる事で、コミュニケーションが楽になることが多いです。

補聴器で聞きにくさが改善できると、今まで聞きにくかった部分を全体的に支援してくれるようになります。

特に変わってくるのは、離れたところからのお話や呼びかけです。低い音が聞こえていて高い音が聞こえづらい耳の方は、離れたところからの音に弱く、この部分の改善が、非常に大きくなります。

そして、アラーム系の音にも気づくようになったり、今まで音の存在すら認知していなかったものも聞こえるようになりますので、普段の生活も、変わってきます。

残念ながら、耳が治る。というところまでは、いかないのですが、聞こえを改善することで、今まで、困っていた部分を改善したり、今まで以上に良い生活を送れるようになります。

【使用者の評価付】補聴器を使った時の感想と補聴器の効果実際に補聴器を使用している方が感じている効果、補聴器を使うとどんな風になるのか。使っている人は、どんな風に感じているのか。それらの部分に関して、まとめてみました。...

①高音漸傾型の難聴を改善させる補い方

さて、補聴器で聞こえを改善していく際、はじめに行うのは、耳の確認です。耳の状況により、改善方法、より良くさせる方法は、変化します。

その際に使われる測定ですが、主には、

  • 聴力検査:どのくらい聞こえを補ったら良いかの確認
  • 語音明瞭度測定:どの耳に補聴器を装用したら良いかの確認

の2つが使われます。

感音性難聴は、内耳と呼ばれる部分が悪化して聞きにくくなる難聴です。基本的には、老人性難聴、生まれつきの感音性難聴、メニエール病、突発性難聴、低音障害など、実に多くのものが、感音性難聴の部類になります。感音性難聴は、内耳と呼ばれる部分が悪化して聞きにくくなる難聴です。基本的には、老人性難聴、生まれつきの感音性難聴、メニエール病、突発性難聴、低音障害など、実に多くのものが、感音性難聴の部類になります。

難聴になり、治らないために、補聴器で聞こえを改善していく人は、ほとんどが感音性難聴になります。

感音性難聴の特徴は、

  • 音が聞こえにくくなる
  • 言葉がわかりづらくなる

の2つがあります。

それぞれの障害のレベルを見るのが、先ほど紹介した検査(測定)2つになります。

耳の世界には、語音明瞭度測定、というものがあり、こちらを行うと、補聴器を装用する事で、効果が出せる耳なのか。を調べる事ができます

高音漸傾型の聴力の場合、この数値は、概ね、良い傾向があります。ただ、たまに低いことがありますので、要確認です。高音漸傾型の聴力の場合、この数値は、概ね、良い傾向があります。ただ、たまに低いことがありますので、要確認です。

実際に調べた図がこちらになります。結果の見方は、最良の数値を判断材料にし、50%以上であれば、補聴器の効果が見込める。と、なります。

この場合は、両耳とも数値が良い状態ですので、両耳に装用して、聞こえを改善していくのが、最良の改善方法です。

このような場合、厳密には、

  • 両耳とも補聴器を装用して、聞こえを改善する
  • 片耳だけ補聴器を装用して、聞こえを改善する

の2つの方法があります。

両耳と片耳で大きく異なるのは、騒がしいところでの聞きやすさや聞こえない側(補聴器をつけていない側)からの声が聞きにくくなる事です。両耳と片耳で大きく異なるのは、騒がしいところでの聞きやすさや聞こえない側(補聴器をつけていない側)からの声が聞きにくくなる事です。

両耳と片耳の違いは、このようになります。

この2つの違いは、騒がしい中での聞こえや複数の人とのお話の時の違いになります。

それにプラスして、補聴器をつけている側は、聞こえやすくなるのですが、つけていない側は、今までと同じように聞きにくいままで、変わりません

静かな環境しかいない。という場合は、片耳だけで良いかもしれません。

しかし、職場で仕事をしている際に聞きにくさを感じる。少し騒がしくなると聞きにくさを感じる。というケースでは、片耳だけですと、改善がしづらい部分が出てきます。

高音漸傾型の場合、調べてみると、ここまで良くなることは、そこまでないにしても、70〜80%くらいまで上がるケースが、多々あります。高音漸傾型の場合、調べてみると、ここまで良くなることは、そこまでないにしても、70〜80%くらいまで上がるケースが、多々あります。

高音漸傾型の方の場合、先ほどの測定結果に関しては、概ね、良好であることが多いです。

そのため、片側だけ、非常に数値が低い。という事がない限り、両耳に装用し、しっかりと、聞きにくさを改善できる状態にした方が、最終的な聞こえの改善度は、高くなります

【難聴改善の基本】両耳とも聞きにくい耳を補聴器でよくする改善思考補聴器で聞こえを改善させていく際に重要になるのは、どのように改善すると良いかの基本的な改善の部分です。耳には、聴力以外にも言葉がどれだけ理解できるのか。といいう部分があります。耳の状況を理解した上で、その耳がもっとも改善できる方法を選ぶのが大切です。...

②高音漸傾型を改善しやすい補聴器の種類(形状)

補聴器には、いくつか形状があります。

高音漸傾型の方の場合、補聴器の形状で理解したい事は

  • 形状ごとに補える聴力は決まっている事
  • 形状は、扱いやすさに影響する事
  • 実際の選択で注意する事

の3つです。

高音漸傾型は、補聴器の形状を選ぶのが少し難しい傾向があります。

形状ごとに補える聴力は決まっている

どの補聴器にも、必ず、補える聴力が記載されています。どの補聴器にも、必ず、補える聴力が記載されています。

こちらの通り、補聴器には、いくつか形状がありますが、どの補聴器にも、補える範囲。というのが予め、決まっています。

補聴器の種類を大きく分けると、

  • 耳にかけて使う耳かけ形補聴器
  • 耳の中に入れて使う耳あな形補聴器

の2つがあります。

基本的に高音漸傾型に使用できる補聴器は、

耳かけ形補聴器であれば、この範囲内が対象になり

耳あな形補聴器であれば、この範囲内が、対象になります。

それ以外の形状(種類)のものは、もっと聴力が下がっている方が使用するタイプになります。

形状は、扱いやすさに影響する

さて、対象となる補聴器がわかったら、さらに絞り込んでいきます。

まず、結論から、記載しますと、高音漸傾型の方を改善しやすい補聴器は、

  • 耳かけ形なら、RIC補聴器(リックほちょうき)
  • 耳あな形なら、CIC補聴器(シーアイシーほちょうき)

の2つになります。

この2つは、高音漸傾型の方を補聴器で改善する際、問題になりやすい、自分の声が大きく聞こえる感覚、こもり、閉塞感を抑えやすく、補聴器を使うのに適した形状になります。

高音漸傾型の方を補聴器で補っていく場合、気をつけなければならないのは、補聴器を装用した時に感じる、閉塞感、自分の声が大きく聞こえる感覚が、比較的、強く感じやすい事です。

これは、上記の聴力の部分で、60dB以内であり、さらに125〜500Hzあたりが聞こえていると、聞こえているほど、強く感じるようになります

そのため、この感覚が抑えやすい補聴器が、使いやすい補聴器となり、高音漸傾型の方の場合、よりよくさせやすい補聴器になります。

そして、その感覚が、耳かけ形なら、RIC補聴器(リックほちょうき)が最も感じにくく、耳あな形なら、CIC補聴器(シーアイシーほちょうき)が、最も感じにくくなります。

そのため、この2つを基準に選んでみると、聞きにくさの改善は、しやすくなります。

形状(種類)による違いは、この通りです。違いは、邪魔なるか、ならないか、耳の中に入れた際に、こもった感覚が強く感じやすいか、それほど感じにくいか。になります。形状(種類)による違いは、この通りです。違いは、邪魔なるか、ならないか、耳の中に入れた際に、こもった感覚が強く感じやすいか、それほど感じにくいか。になります。

形状による違いは、上記の通りです。わかりやすいのは、扱いやすさ、普段の使いやすさの違いになります。

こちらは、RIC補聴器を装用した状態です。耳の裏に隠れるのですが、耳の裏に重なるものは、少し邪魔に感じやすいです。こちらは、RIC補聴器を装用した状態です。耳の裏に隠れるのですが、耳の裏に重なるものは、少し邪魔に感じやすいです。

耳かけ形補聴器は、耳にかけて使用するため、メガネやマスク、といったものの邪魔に少しなりやすい傾向があります。

マークの部分が、補聴器本体のマイクです。電話の場合は、受話器をここまで上げる必要があるため、少し面倒な部分があります。マークの部分が、補聴器本体のマイクです。電話の場合は、受話器をここまで上げる必要があるため、少し面倒な部分があります。

さらに電話をする際、上の方にずらして、行う必要があるため、電話の回数が多い、職場で、多く電話をとる。という方の場合、少し面倒に感じがちです。

耳あな形補聴器は、耳の中にそのまま入るため、邪魔になることはありません。その点が優秀なポイントです。耳あな形補聴器は、耳の中にそのまま入るため、邪魔になることはありません。その点が優秀なポイントです。

耳あな形補聴器は、その点、耳の中に入っていますので、上記のものの邪魔になることはありません。

マイクの位置は、赤いマークの部分です。そのまま今まで通りで電話できる。というところは、楽さ、使いやすさがあります。マイクの位置は、赤いマークの部分です。そのまま今まで通りで電話できる。というところは、楽さ、使いやすさがあります。

そして、電話も、今までの感覚で行うことができ、体をよく動かす方も、耳の中でしっかり収まっているため、こちらの方が安定して使うことができます。

ただ、耳あな形補聴器の場合、耳かけ形補聴器と比べ、閉塞感や自分の声が大きく感じやすい傾向があります。

それぞれの形状の特徴をまとめてみますと、このようになります。

耳かけ形(RIC補聴器)は、耳を塞ぐ感覚が補聴器の中では、比較的少ないため、その点は、楽に使えることに繋がります。そのことから、初めての方や使いやすい補聴器をご希望の方にオススメです。

そして、耳あな形(CIC補聴器)は、耳の中に入れて使用するため、ものの邪魔にならない補聴器、電話の際にスムーズにできる補聴器が良い(電話の対応が多い)という方にオススメです。

あくまでも一つの考え方ですが、耳あな形のメリットに関して、あまり魅力的に感じない場合は、耳かけ形の方が、オススメです。

耳あな形は、上記に出した通り、耳を塞ぐ閉塞感が強くなりやすいため、どうしても、初めは、使いづらさが出てきやすいです。

そのような場合は、耳かけ形で改善できると、状況の改善がしやすくなります。

高音漸傾型の補聴器選定で注意する事

先ほど、高音漸傾型の方には、これらの補聴器が聞こえを改善しやすい。と記載しました。

そして、実際に改善していく場合、なるべく高出力のものを選ぶようにしてください。

ここから少し難しくなってきてしまって申し訳ないのですが、CIC補聴器の場合、なるべく補える音の出力タイプを選ぶことが大切です。

今現在、補聴器は、音の出力を選べるようになっています。高音漸傾型の方を改善させる場合、なるべく高域の部分もしっかり補える出力のもので改善していく必要があります。今現在、補聴器は、音の出力を選べるようになっています。高音漸傾型の方を改善させる場合、なるべく高域の部分もしっかり補える出力のもので改善していく必要があります。

補聴器メーカーソノヴァジャパンより引用

今現在、補聴器は、ある程度、音の出力をカスタマイズできるようになってきています。

仮にCIC補聴器を選ぶ場合は、高い音の部分も補いやすくするために、できれば、高出力のものを選べるとベストです。

これは、RICタイプでも同様です。

RICタイプの補聴器は、レシーバーと呼ばれる音を出す部品の部分の出力を変えることができる補聴器です。なるべくご自身の聴力を補えるタイプの物を使い、補えるようにしていきましょう。RICタイプの補聴器は、レシーバーと呼ばれる音を出す部品の部分の出力を変えることができる補聴器です。なるべくご自身の聴力を補えるタイプの物を使い、補えるようにしていきましょう。

補聴器メーカーソノヴァジャパンより引用

RIC補聴器には、いくつかレシーバーと呼ばれる音の出力を変えることができます。

この部分で、なるべくご自身の高域の部分まで補えるレシーバ(音のイヤホン)を使用することが重要です。

それでも実際には、補いきれないことも多々あるのですが、なるべく補えるタイプを選べると、その分、聞きにくさの改善に貢献しやすくなります。

形状のまとめ

高音漸傾型の方の場合は、それぞれの利点や欠点をみつつ、RIC補聴器の方がいいのか、CIC補聴器の方がいいのか。その点を考えていけると、聞きにくさを改善しやすくなります。

そして、注意点でも記載しました通り、なるべくご自身の高い音の部分まで、補えるタイプの出力のものにする必要があります。

この部分は、どちらかというと補聴器屋さん側の視点になってしまうため、書くべきか迷ったのですが、情報として知っておくのも良いかと思い、記載してみました。

そして、上記には、補聴器の特徴に関して記載しましたが、実際には、実物をみたり、体験することも大切です。

補聴器を体験したり、実際のものを見ることでも、また違った発見があるかと思います。

補聴器の形状に関しては、ある程度、特徴から検討をつけ、そしてご自身で体験したりしながら、合うものを探していけるとベストですね。

③補聴器の性能の理解

補聴器の性能は、金額に大きく影響する部分です。

こちらに関して、ご理解しておきたいのは、

  • どの補聴器でも基本的な改善は、できる事
  • 金額で大きく変わるのは、聞こえを改善した後の問題を改善する機能

の2つです。

どの補聴器でも基本的な改善は、できる

まず、補聴器の性能でご理解いただきたいのは、どの補聴器でも基本的な改善は、できることです。

高額な補聴器でないと、聞きにくさは、改善できない。ということは、ありません

補聴器の機能には、

  • 聞こえを改善させるための機能
  • 聞こえを改善した後の問題を改善する機能

の2つがあります。

高い音が聞こえにくい場合、概ね、この辺りまで改善しますが、高い音(2000Hzより先)は、聴力によって、大きく変化します。高い音が聞こえにくい場合、概ね、この辺りまで改善しますが、高い音(2000Hzより先)は、聴力によって、大きく変化します。

高音漸傾型の聴力の場合、概ね、ここくらいまで補聴器で聞こえを改善します。

こちらは、補聴器の調整画面の一部です。囲んでいる部分が、チャンネルによって、分けられているもので、この補聴器は、12chですので、周波数も12等分されており、12等分細かく、調整できる事になります。こちらは、補聴器の調整画面の一部です。囲んでいる部分が、チャンネルによって、分けられているもので、この補聴器は、12chですので、周波数も12等分されており、12等分細かく、調整できる事になります。

その際に補聴器で聞こえを改善できるよう音の調整をしていくのですが、この調整できる部分が、聞こえを改善させる機能です。

上記にうつっているのが、ch(チャンネル)と呼ばれるもので、聞こえを改善させるために使われる機能の代表格になります。

これは、どれだけ周波数別に細かく調整できるのか、を表すものです。多いと多いほど、細かく調整することができ、複雑な聴力でも対応しやすくなります。

金額が高くなるとなるほど、この機能は、優れてきます。多く細かく調整できるようになり、微修正がしやすくなるのが、特徴です。

ただ、よほど特殊な聴力でない限り、10〜12chほどあれば、ほとんどの聴力を対応することができます

それ以上の性能(金額差)は、抑制機能の性能差が大きいです。

金額で大きく変わるのは、聞こえを改善した後の問題を改善する機能

補聴器で聞こえを改善させると、良くも悪くも、色々な音が入ってくるようになります。

風の音、周囲の音、人の声、これらは、聞こえるようになって良い部分もあれば、多すぎると、逆に声を理解するのに邪魔になったり、鬱陶しく感じたりします。

性能は、基本的に騒がしいところでもなるべく聞きにくくならないようにする機能と補聴器をつけていると気になりやすい音を抑制する機能(快適性をあげる機能)の2つです。性能は、基本的に騒がしいところでもなるべく聞きにくくならないようにする機能と補聴器をつけていると気になりやすい音を抑制する機能(快適性をあげる機能)の2つです。

そのため、補聴器では、抑制してもあまり問題にならないであろう音は、抑制したり、騒がしい中では、周りの音に邪魔されて聞きにくくなってしまう問題をなるべく改善できるように、特定の方向から音を入れるようにしたりして、聞こえを改善できるようにしました。

その機能が、聞こえを改善させた後の問題を改善する機能です。これらの機能の有無、そして、性能の良さによって、金額が大きく変わります。

どの補聴器にも車のようなグレードがあり、Aという補聴器の300、500、700、みたいに数値が大きくなると良いグレード。と、なる事が多いです。

性能のまとめ

こちらに関しては、どの補聴器でも基本的な改善は、できることを忘れずに、ご自身が出せる範囲内の物であれば、大丈夫です。

良いものは、良いのですが、基本的な改善は、どれもあまり大きく変わらないようになってきています。

高額になってくると変わるのは、騒がしい中での聞こえの改善度や補聴器によって、大きく感じやすい特定の音、周囲の音が抑制され、長く使っていても、疲れにくい。騒がしく感じていた部分が、和らぎやすい。というところになります。

補聴器の性能の基本と補聴器の性能グレード別、特徴のまとめ補聴器の性能には、聞こえを改善させる機能と聞こえを改善した後の問題を改善する機能に分かれます。性能の基本を理解するとともに、自分にあった性能別グレードを選ぶための特徴についてまとめてみました。...

④高音漸傾型を改善する補聴器の調整

補聴器の調整は、聞こえを改善する上で重要になる部分です。

この部分での改善が聞こえの8割くらいしめる傾向がありますので、聞こえを改善する上では、避けては、通れない内容になります。

まず、聞こえを改善させる際、重要になるポイントは、

  • 改善すると良い改善目標値を知る事
  • 聞こえの改善状況を把握する方法を知る事

この2つです。

聞こえを改善させる調整の基本

今現在、補聴器は、どこまで改善していると聞きにくさが改善しやすくなるのかが、おおよそ、わかってきています。

補聴器の調整画面には、今現在出ている音の強さと聴力に対する改善目標値が出ている事が大半です。それによっても、どの音は、聞こえを改善できていて、どの部分が足りないのか。を把握する事ができます。補聴器の調整画面には、今現在出ている音の強さと聴力に対する改善目標値が出ている事が大半です。それによっても、どの音は、聞こえを改善できていて、どの部分が足りないのか。を把握する事ができます。

その改善目標は、補聴器を調整する際に使われるパソコンの調整画面でも把握する事ができますし

補聴器の効果を可視化するためのツールの一つに音場閾値測定があります。こちらにより、聞こえの状況を確認できると、現状を把握したり、目標値と比較する事で、現状を確認することができます。補聴器の効果を可視化するためのツールの一つに音場閾値測定があります。こちらにより、聞こえの状況を確認できると、現状を把握したり、目標値と比較する事で、現状を確認することができます。

補聴器を使用した状態で、聞こえの効果測定を行なったりするのですが、それでも、把握する事ができます。

重要なポイントは、上記の通り

  • 聞こえを改善できると良い改善目標を把握する事
  • 自分の聞こえの状態を把握する方法を知る事

の2つです。

改善目標と自分の状況を把握する方法を理解しておく事で、今現在、補聴器を使用している状態がどのような状況で、その状況は、もう少し改善した方が良いのか、それとも、改善できると良い部分まで、改善できているのか。こちらを把握する事ができます。

すると、改善できていない場合は、もう少し改善したり、改善できている場合は、その状態は、良い事がわかります。

補聴器は、耳につける事で、聞こえる感覚こそわかるものの、どのくらい改善していて、その状態は、良いのか悪いのかを把握するのが、使用者側で判断するのは、非常に難しくなります。

そのため、測定を通じて、状況を把握できると、それだけ、現状を把握することにつながり、より改善するには、どうしたら良いかを考える指針にもなります。

ちゃんと状況を確認して、改善すると良いところまで、改善する。言ってみれば、当たり前の事ではありますが、この2つを行えると、聞きにくさの改善は、しやすくなります。

高音漸傾型の聞こえを改善するポイントは

高音漸傾型の聞こえの場合、おおよそ改善できるといい数値は、このくらいになります。高音漸傾型の聞こえの場合、おおよそ改善できるといい数値は、このくらいになります。

結論から記載しますと、高音漸傾型の場合、改善できると良いのは、このくらいの数値です。

概ね、補聴器を装用した状態で、30〜35dBくらいまで改善できるようになってくると、聞きにくさの改善は、しやすくなります。

改善時に重要になってくるのは、下がりかけているところで、500〜2000Hzのところは、改善目標部分まで、しっかりと補えると、それだけ、聞きにくさの改善にも貢献できるようになります。

まず、改善目標値よりも元々の聞こえが良い部分は、聞こえている部分より下がらないようにします。

次に重要になる部分は、500〜2000Hzあたりです。この部分は、音声の聞こえに影響することが多く、できれば、改善目標値まで、改善できるとベストです。

高音漸傾型の場合は、音声の聞こえに影響するのもそうですが、だいたい、この辺りからある程度、聴力が下がっている事が多く、その部分をしっかり補うだけでも、補聴器の効果を上げやすくなります。

そして、2000Hz〜4000Hzあたりは、洗濯機のアラームや冷蔵庫でのアラーム、車のバック中を知らせる音など、お知らせ系が関与します。

この部分は、できればではありますが、40dBくらいくらいを目安に改善できるといいです。

理想は、35dBではありますが、あまりにも低下している場合、そもそもの問題として、そこまで改善できない。という問題もあります。

だいたいの目安になります。65dBくらいまでは、35dB付近を改善目安にし、それよりも重い聴力の場合は、約半分くらいの数値を改善目標にできると、いいです。もちろん、目標ですので、達成できるといいですが、無理に改善させることは、避ける事が大切です。だいたいの目安になります。65dBくらいまでは、35dB付近を改善目安にし、それよりも重い聴力の場合は、約半分くらいの数値を改善目標にできると、いいです。もちろん、目標ですので、達成できるといいですが、無理に改善させることは、避ける事が大切です。

高域に関しては、低下している量によって、変化します。だいたいの目安で

  • 65dBくらいまで:2000Hz、3000Hzは35dB、40000Hzは、40dB
  • 70dBより下:それぞれ、聴力の半分くらいの改善

で改善目標値を考えていけると、改善しやすくなります。

このように補聴器を使用した状態を調べながら、改善していくと、自分の聞こえを理解しながら、改善することができます。そのようにして、なるべく改善できると良い部分まで、改善していきましょう。ただし、無理だけは、しないようにしてください。このように補聴器を使用した状態を調べながら、改善していくと、自分の聞こえを理解しながら、改善することができます。そのようにして、なるべく改善できると良い部分まで、改善していきましょう。ただし、無理だけは、しないようにしてください。

なお、改善の基本は、比較をする事です。聞こえの状況を調べて、改善目標値と今現在の改善値を比較してみましょう。すると、どこが足りていて、どの部分をもう少し改善したら良いかもわかるようになります。

なるべく改善すると良い部分まで、改善する事で、聞きにくさの改善は、しやすくなります。

ただし、無理はしないでください。補聴器を使用していて、聞こえてくる音がうるさすぎる。音がきつい。などあれば、あまり大きくすべきではありません。

厳しい部分があれば、改善できるところだけでも改善し、改善が厳しそうな部分は、少し抑えめにする。でも、大丈夫です。

調整のまとめ

初めに記載した通り、改善する場合は、

  • 改善すると良い改善目標値を知る
  • 聞こえの改善状況を把握する方法を知る

この2つが重要になってきます。

現状を確認しながら、改善していけると、自ずと、聞きにくさは、改善しやすくなります。

聞こえの8割を決める補聴器の調整をうまく行かせる3つのポイント補聴器には、聴力に対し、補えると良い数値というのがあります。そこまで改善させることができると、聞きにくさを改善しやすくなります。そして、実際にどのようにすると、聞きにくさを改善しやすくなるのか。その点をまとめてみました。...

高音漸傾型の改善、実症例

こちらでは、実際に高音漸傾型の聞こえの方を改善した症例に関して、ご紹介します。

リンク先には、実際にどう考えて改善したのか。その手法、行なった事も記載していますので、ご参考にどうぞ。

老人性難聴により聞きにくくなった方

どのようなことでお悩みでしたか?

実際に補聴器をお使いになってみて(ご相談されてみて)いかがでしょうか?

このお店でご相談(購入)になったのは、なぜでしょうか

実際のアンケート内容

【改善実例】50代の老人性難聴の方、補聴器で聞こえを改善老人性難聴により、聞きにくさにお困りの50代の方を補聴器で改善しました。その際の改善思考、補聴器の選定。改善ポイントをまとめてみました。お困りの方は、参考にしてみてください。...

生まれつきの感音性難聴の方

ご相談される前は、どのような事でお悩みでしたか?

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか?

このお店でご相談(購入)になったのは、なぜでしょうか

実際のアンケート

【実例】感音性難聴で高い音が聞こえない方を補聴器で改善した方法両耳とも生まれつきの感音性難聴の方を補聴器で改善しました。どのように改善していったのか。その点を中心に記載しました。同じような方は、ご参考にしてみてください。...

原因不明の感音性難聴により聞きにくくなった方

ご相談前は、どのような事でお悩みでしたか

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか

このお店でご相談(購入)になったのは、なぜでしょうか

実際のアンケート

【職場での会話がスムーズに】高い音が聞こえにくい感音性難聴の方、補聴器で改善40代、女性。両耳とも感音性難聴で、軽・中等度難聴の方ですが、補聴器にて改善を行いました。高い音から急に聞きにくくなる聴力の方です。どのように改善させたのか、形状の選定、補聴器で聞こえを補ったレベルなど載せてみました。改善の参考にどうぞ。...

他の症例は?

このほか、改善症例については、

にもまとめています。

高音漸傾型の改善のまとめ

以上、高音漸傾型を改善させるための内容をまとめてみました。

この難聴は、少し改善が難しい傾向があるのですが、上記の部分に関して、しっかりと把握しつつ、形状、そして、調整の部分を行う事で、改善は、できるようになります。

補聴器は、耳を治せる道具ではないため、上記の事をしたとしても、少し聞きにくさが出ることもあります。

しかし、高音漸傾型の方を対応して気づくのは、補聴器がある事で、日々の生活や職場での対応、人とのお話では、改善できる部分も多々あることです。

お話をお伺いしますと、今まで聞きにくかったところで、聞きやすくなり、グッと心の負担が楽になった。聞こえるようになることで、できるようになったことが増えた。と、声をいただきます。

耳は、治らないかもしれませんが、より良い生活をすることはできる。それが、補聴器なんだと思います。

もし、聞こえにくさにお困りなのであれば、早々に行動することをお勧めします。

ABOUT ME
深井 順一・聞こえにくい人を支援する補聴器専門店
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。2019年で補聴器使用歴25年、補聴器販売歴10年。補聴器を使っている経験から、お店のサービスを考え、聞こえにくさにお悩みの方が、より良い生活が送れるよう支援しています。お店の内容は、"当店の特徴"へ。お店に来た"お客様の改善事例は、こちら"。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”。連絡先は、”お問い合わせページ"にあります。
【お困りの方へ】適切に聞こえを改善する補聴器相談、実施中

当店は、東京都墨田区で生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店です。

只今、適切に聞こえを改善するための予約制による補聴器相談、実施中です。日常生活上で、実際にお試しできるよう、貸出、試聴も、無料で行なっています。

  • 以前、別のところでうまくご相談ができなかった方
  • 近くに安心して相談できるお店が見当たらない方
  • 補聴器の事を相談したいけれども不安がある方

などいましたら、お気軽にご相談ください。

予約制となりますので、ご希望の方は、お問い合わせページより、ご連絡願います。

なお、当店の特徴やお客様の改善事例は、以下の通りです。また、補聴器による聞こえの改善方法に関しては【総合】聴力別、補聴器で聞こえを改善する方法まとめにまとめています。

お店の特徴を見るお客様の改善事例