左右で聴力が違う耳を補聴器で改善

左右の聴力が違う耳を補聴器で改善する4つのポイント

左右の聴力が異なる耳の場合、まずはじめに耳の状況別にどのように補ったら改善しやすいのか。その点を調べ、改善しやすい方法で、改善していくのが、改善度をあげるポイントになります。

左右の聴力が異なる場合、左右で難聴になった原因が変化することもあり、かつ、耳の状況によっては、片耳側だけ、補聴器を使用しても、効果が得られない。響きすぎて補聴器の効果が得られない。という方もいます。

こちらでは、左右の聴力が異なる耳をしっかり改善させるために

  1. どのように補うと、最大限、聞こえを改善できるか
  2. 左右の聴力が異なる場合の補聴器の種類(形状)選定
  3. 補聴器の性能に関する理解
  4. 左右の聴力が異なる耳を改善させる補聴器の調整

これらに関して、記載していきます。

実際に聞こえを改善した実例も載せていきますので、聞きにくさにお悩みの方は、参考にしてみてください。

左右の聴力差が非常に大きい耳を補聴器で改善する4つのポイント両耳の聴力が大きく異なる方を補聴器で改善する際の改善方針、補聴器の形状ごとの特徴、性能の違い、聞こえを改善させる補聴器の調整についてまとめてみました。実例も記載し、より理解しやすくしてみました。...

なお、左右の聴力が大きく異なるケースは、上記にまとめていますので、その場合は、こちらをご覧ください。

目次

①どのように補うと、最大限、聞こえを改善できるか

補う方針を考える耳の測定&補い方

初めは、どのように補うと、最大限、聞こえを改善できるか。という部分です。

この補い方、というのは、結論から書いてしまうと

  • 補聴器を両耳に装用して、聞こえを改善させるのか
  • バイクロス補聴器というものを使って改善するのか

の2つがあります。

まず、補聴器で聞こえを改善していく際、はじめに行うのは、耳の状況確認です。

主には、

  • 聴力検査:どのくらい聞こえを補ったら良いかの確認
  • 語音明瞭度測定:どの耳に補聴器を装用したら良いかの確認

の2つを行い、現状を把握していきます。

感音性難聴は、内耳と呼ばれる部分が悪化して聞きにくくなる難聴です。基本的には、老人性難聴、生まれつきの感音性難聴、メニエール病、突発性難聴、低音障害など、実に多くのものが、感音性難聴の部類になります。感音性難聴は、内耳と呼ばれる部分が悪化して聞きにくくなる難聴です。基本的には、老人性難聴、生まれつきの感音性難聴、メニエール病、突発性難聴、低音障害など、実に多くのものが、感音性難聴の部類になります。

難聴になり、治らないために、補聴器で聞こえを改善していく人は、ほとんどが感音性難聴になります。

感音性難聴の特徴は、

  • 音が聞こえにくくなる(聴力検査で調べられます)
  • 言葉がわかりづらくなる(語音明瞭度測定で調べられます)

の2つがあります。

それぞれの障害のレベルを見るのが、先ほど紹介した検査(測定)2つになります。

耳の世界には、語音明瞭度測定、というものがあり、こちらを行うと、補聴器を装用する事で、効果が出せる耳なのか。を調べる事ができます

上記の聴力の場合は、このような聞こえになることが多いです。そこまで左右の聴力で違いがなければ、両耳とも似たような耳に、なりがちです。上記の聴力の場合は、このような聞こえになることが多いです。そこまで左右の聴力で違いがなければ、両耳とも似たような耳に、なりがちです。

実際に調べた図がこちらになります。結果の見方は、最良の数値を判断材料にし、50%以上であれば、補聴器の効果が見込める。と、なります。

上記の場合は、両耳とも数値が良い状態ですので、両耳に装用して、聞こえを改善していくのが、最良の改善方法です。

片耳装用と両耳装用の違いは、騒がしいところでの聞き取り、または、つけていない側での聞こえの違いです。仮に両耳とも適性があるのであれば、両耳とも装用したほうが、聞こえは、改善しやすくなります。片耳装用と両耳装用の違いは、騒がしいところでの聞き取り、または、つけていない側での聞こえの違いです。仮に両耳とも適性があるのであれば、両耳とも装用したほうが、聞こえは、改善しやすくなります。

両耳とも聞こえの改善ができる耳ですと、片耳と比較して、上記のような違いがあります。

主には、騒がしいところでの聞こえに差が出るようになり、場で聞きにくさを感じていたり、人が多くいる環境で聞きにくさを感じている場合は、できる限り、両耳に装用して、改善できると、聞こえの改善度を底上げすることができます

補う要素の補聴器とバイクロス補聴器

上記には、両耳に補聴器を装用するケースをご紹介しましたが、厳密には、両耳に補聴器を装用しても、うまく改善できない方もいます。

それは、聴力がこのような状態でも

片側だけ、非常に言葉の理解度が低い耳もたまに見かけます。そのような方の場合、補聴器を両耳装用しても、聞こえにくい側は、補聴器が合わず、全然、効果を得られないことがあります。片側だけ、非常に言葉の理解度が低い耳もたまに見かけます。そのような方の場合、補聴器を両耳装用しても、聞こえにくい側は、補聴器が合わず、全然、効果を得られないことがあります。

このように片耳のみ言葉の聞こえが大きく低下している場合です。

このようなケースは、

  • 片耳のみ突発性難聴により、聞きにくくなった
  • メニエール病を発症し、聞きにくくなった
  • よくわからない原因不明の感音性難聴で聞きにくくなった

というケースに見られます。

そして、低下した耳側は、

  • 補聴器を装用しても、いまいち言葉が聞きづらい
  • 聞こえてくる音がかなり響いてしまい、全く言葉がわからない

というような状態であることが多いです。

補聴器には、バイクロス。と呼ばれる少し変わった機器もあります。補聴器には、バイクロス。と呼ばれる少し変わった機器もあります。

その場合は、バイクロス補聴器。というものを使うと、聞きにくさの改善がしやすくなります。

補聴器で聞こえを補えない耳側は、聞こえを補える側に転送し、聞こえを補える耳側は、そのまま補聴器として、聞こえを補います。そのようにして、聞きにくさを改善するのが、バイクロス補聴器です。補聴器で聞こえを補えない耳側は、聞こえを補える側に転送し、聞こえを補える耳側は、そのまま補聴器として、聞こえを補います。そのようにして、聞きにくさを改善するのが、バイクロス補聴器です。

こちらは、簡単に言いますと、聞こえる耳側で全ての音を聞く補聴器です。

聞こえが悪い耳側(明瞭度が低い耳側)で音を聞いても、理解がかなり難しいため、聞こえる耳側で、全ての音を聞く。そのようにして、聞こえを改善するのが、バイクロス補聴器になります。

聴力の差が少ない場合は、正直、バイクロス補聴器を使うことは、あまりありません。

しかし、聞こえなくなってしまった原因が、突発性難聴や原因不明の難聴で聞きにくくなった場合は、たまに片側の明瞭度(言葉の聞こえやすさ、理解のしやすさの事)が低いことがあります

そして、その耳に補聴器を装用すると、響きが強く全然、改善されない、補聴器をつけると辛い。という方がいます。

そのような方は、両耳に補聴器を装用するより、聞こえる耳側で全ての音を聞くバイクロス補聴器の方が、聞こえは、改善できます

バイクロス補聴器の対象者としっかり聞こえを改善する7つのポイントバイクロス補聴器は、片耳が補聴器で補え、もう片耳が補聴器で補えない方に使用される機器です。この補聴器の対象者、基本となる仕組み、形状選定、性能、そして、改善に必要な調整まで、全てをまとめてみました。実例もご用意しましたので、聞こえにお悩みの方は、参考にしてみてください。...

補う方針のまとめ

聞きにくさを改善する際にはじめに行うのは、耳の状況を把握し、どのような改善方法で改善すると聞きにくさが改善できるのか。その点を把握する事です。

上記の通り、左右の聴力が異なる耳の場合、聴力低下する要因が複数ありますので、どのような耳の状況かを調べる事がとても大切です。

そして、改善度が高い方を選び、改善を行えると、聞きにくさは改善しやすくなります。

左右の聴力差が非常に大きい耳を補聴器で改善する4つのポイント両耳の聴力が大きく異なる方を補聴器で改善する際の改善方針、補聴器の形状ごとの特徴、性能の違い、聞こえを改善させる補聴器の調整についてまとめてみました。実例も記載し、より理解しやすくしてみました。...
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②左右の聴力が違う方に合う補聴器の種類(形状)

ここからは、両耳とも補聴器で補った方が良いことを想定して、進めていきます

補聴器で聞こえを改善していく際、選ぶ要素が

  • 補聴器の形状
  • 補聴器の性能

の2つがあります。

そして、補聴器の形状で知っておくことは、左右の聴力が異なる場合、

  • 形状ごとに補える聴力は、決まっている事
  • 補聴器の形状は、扱いやすさに影響する事
  • 注意点として、両耳とも同じ形状(種類)を使う事

の3つです。

補聴器の形状ごとに補える聴力は、決まっている

補聴器には、いくつか種類があります。

主には、

  • 耳にかけて使う耳かけ形補聴器
  • 耳の中に入れて使う耳あな形補聴器

の2つです。

どの補聴器も必ず補える補聴器は、決まっています。その点に注意しましょう。どの補聴器も必ず補える補聴器は、決まっています。その点に注意しましょう。

そして、これらのものは、必ず、補える聴力が決まっています。

仮に上記のような聴力の場合は、

耳かけ形なら、この範囲。※だいたい聴力が80dBくらいまでであれば、補うことができます

耳あな形なら、この範囲になります。※CIC(IICも含む)と呼ばれるものは、だいたい70dBまで補え、他は、80dBくらいまで補うことができます。

これらの範囲内で補聴器を選べば、ご自身の聴力を補える補聴器を選ぶ事ができます。

それ以外のものは、もっと聴力が低下している方が使用する機器になります。

補聴器の形状は、扱いやすさに影響する

初めに記載した通り、形状は、扱いやすさに影響します

耳にかけるタイプ、耳の中に入れるタイプ。それぞれ、異なるのは、これらの部分になります。

耳かけ形補聴器と耳あな形補聴器の違い

邪魔になるか、ならないかとは、補聴器をつけた時に何らか、物の邪魔になるか、ならないか。になります。耳かけ形は、一部の物の邪魔になりやすく、耳あな形は、ほとんど邪魔になりません。邪魔になるか、ならないかとは、補聴器をつけた時に何らか、物の邪魔になるか、ならないか。になります。耳かけ形は、一部の物の邪魔になりやすく、耳あな形は、ほとんど邪魔になりません。

耳にかける耳かけ形補聴器と、耳の中に入れる耳あな形補聴器、この2つの大きな違いは、扱いやすさ、邪魔になりにくさ、になります。

こちらは、RIC補聴器と呼ばれる耳かけ形補聴器をを装用した状態です。耳の裏に隠れるのですが、耳の裏に重なるものは、少し邪魔に感じやすいです。こちらは、RIC補聴器と呼ばれる耳かけ形補聴器をを装用した状態です。耳の裏に隠れるのですが、耳の裏に重なるものは、少し邪魔に感じやすいです。

耳かけ形補聴器は、耳にかけて使用するため、メガネやマスク、といったものの邪魔に少しなりやすい傾向があります。

マークの部分が、補聴器本体のマイクです。電話の場合は、受話器をここまで上げる必要があるため、少し面倒な部分があります。マークの部分が、補聴器本体のマイクです。電話の場合は、受話器をここまで上げる必要があるため、少し面倒な部分があります。

さらに電話をする際、上の方にずらして、行う必要があるため、電話の回数が多い職場では、少し面倒に感じがちです

耳あな形補聴器は、耳の中にそのまま入るため、今までの感覚で行う事ができます。使う上では、楽ですね。耳あな形補聴器は、耳の中にそのまま入るため、今までの感覚で行う事ができます。使う上では、楽ですね。

耳あな形補聴器は、その点、耳の中に入っていますので、上記のものの邪魔になることはありません

マイクの位置は、赤いマークの部分です。そのまま今まで通りで電話できる。というところは、楽さ、使いやすさがあります。マイクの位置は、赤いマークの部分です。そのまま今まで通りで電話できる。というところは、楽さ、使いやすさがあります。

そして、電話も、今までの感覚で行うことができ、体をよく動かす方も、耳の中でしっかり収まっているため、こちらの方が安定して使うことができます。

補聴器の装用感覚とは、補聴器をつけた時に感じやすい、こもった感覚、閉塞感、イヤホンを耳につけたときに感じる感覚です。耳あな形は、特に感じやすく、耳かけ形も感じますが、耳あなほどには、感じづらい傾向があります。補聴器の装用感覚とは、補聴器をつけた時に感じやすい、こもった感覚、閉塞感、イヤホンを耳につけたときに感じる感覚です。耳あな形は、特に感じやすく、耳かけ形も感じますが、耳あなほどには、感じづらい傾向があります。

しかし、耳あな形補聴器は、耳かけ形補聴器と比べると、閉塞感や自分の声が大きく感じやすい傾向があります。

耳かけ形補聴器は、この点は、耳を塞ぐ傾向をある程度、少なくする事で、軽減させることが可能です。

そのことから耳かけ形補聴器は、耳を塞ぐ感覚が補聴器の中では、比較的少ないため、楽に使いやすい補聴器です。初めて補聴器を使う方や使いやすい補聴器をご希望の方に耳かけ形補聴器は、オススメです。

そして、耳あな形補聴器は、耳の中に入れて使用するため、ものの邪魔にならない補聴器、電話の際にスムーズにできる補聴器が良い(電話の対応が多い)という方にオススメです。

また、これは、あくまでも一つの考え方ですが、耳あな形のメリットに関して、あまり魅力的に感じない場合は、耳かけ形の方が、オススメです。

耳かけ形補聴器のそれぞれの形状

仮に耳かけ形補聴器の方が良さそうだ。となった場合、耳かけ形補聴器には、上記のタイプがあります。

それは、RIC(リック)型タイプと標準の耳かけ形タイプ、この2つです。

それぞれの違いは、上記の通りになります。

RIC補聴器は、小さい事と耳を塞いだ感覚を最も軽減しやすいのが特徴で、目立ちにくさと、補聴器の使いやすさを両立させた補聴器になります。

今現在の耳かけ形補聴器は、このタイプを使用する事が大半で、使いづらい。ということがない限り、オススメなのは、このタイプです。

耳を塞いだ感覚が少ないと、ご自身の声が大きく聞こえることも少ないため、自然に補聴器を使えるようになります。

そのことから、今現在、多くの人に使われている補聴器です。

標準タイプの補聴器は、少し形状が大きい代わりに、音量の操作やスイッチなどが豊富にあり、使いやすさを重視したタイプです。

ひと昔によく使われたタイプで、少し形状が大きいこと、一通りの操作ができることから、操作性に優れているのが特徴です。

使いやす補聴器が良い、色々と自分で操作できる補聴器が良い。という方にオススメできるのが、このタイプになります。

耳あな形補聴器のそれぞれの形状

耳あな形補聴器の場合、対象になるのは、この2つです。

それぞれの違いは、上記の通りとなります。

こちらは、目立ちにくいタイプで、通称、CIC(シーアイシー)タイプ。と呼ばれる補聴器です。こちらは、目立ちにくいタイプで、通称、CIC(シーアイシー)タイプ。と呼ばれる補聴器です。

CIC補聴器は、耳の中に入れて使用するタイプの中で、小さい部類に入る補聴器です。

耳の中にそのまま入るため、目立ちにくく、かつ、標準タイプ(カナルタイプ)よりも、自分の声が大きく感じる感覚、閉塞感が楽な補聴器で、使いやすいのが特徴です。

ただし、音量の操作が一部、制限されたり、小型な補聴器なため、電池が小さく、一つあたりの電池の持ちが少々、少ないのが、欠点です。

こちらは、標準型の耳あな形補聴器で、カナルタイプ。標準タイプと呼ばれる補聴器です。こちらは、標準型の耳あな形補聴器で、カナルタイプ。標準タイプと呼ばれる補聴器です。

一方、カナル型の耳あな形補聴器は、少し形状が大きくなる代わりに操作性が優れており、音量の操作を含む、色々な操作ができるのが特徴です。

少し大きいために耳を塞いだ時の閉塞感、自分の声が少し響きやすい傾向がありますが、CIC形より、電池の持ちもよく、かつ、自由に自分で、音の操作ができるのが、違いになります。

目立ちにくく、使いやすい補聴器が良い。という方は、CICがオススメで、音量の操作など自分で色々と自由にできるものが良い。という方は、カナル型の補聴器がオススメです。

注意点:両耳とも同じ形状を使う事

注意点ですが、左右の聴力が異なる方の場合は、両耳とも補える聴力の補聴器を選ぶ必要があります。

そして、その際、できれば両耳とも同じ形状の補聴器を使えるとベストです。

今現在の補聴器は、ある程度、音の出力が選べるようになっており、

これは、耳あな形補聴器も同様です。

補聴器は、種類が異なれば、出している音の質、抑制機能の働き方、使い勝手、全て変わってきますので、両耳に装用するなら、同じ機器の方が違和感は少なくなります。

同じ補聴器の機種で、音の出力だけ、変化させ、ご自身に合う聴力のものを選び、左右の聴力別にみて、ちゃんとご自身の聴力を補えるものを選べれば、自ずとご自身が使いやすい補聴器を得やすくなります。

形状のまとめ

補聴器の形状には、いくつかありましたが、左右の聴力が異なる方の場合、耳かけ形補聴器、耳あな形補聴器、どちらも使用できます。

そして、両方の耳を補える補聴器を選ぶ。というところが非常に重要です。特に気をつけたいのは、聞こえにくい耳側もしっかりと補えるのか。という部分です。

左右の聴力が異なるケースは、聞こえにくい側が補いにくい傾向がありますので、そちらの方もなるべくしっかり補えるものを選んだ方が、聞きにくさの改善は、しやすくなります。

なお、扱いやすさや使いやすさの部分は、実際にご自身で体験したり、補聴器を触れてみたりして、体験することをオススメします。

上記には、特徴を記載しましたが、こちらは、あくまでも傾向であり、全員が全員それを感じるわけではありません。

特に初めての場合は、わかりづらいかと思いますので、実際に使ってみて、使いやすい、扱いやすい補聴器を選べると、良い補聴器を選ぶことができます。

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③補聴器の性能の理解

補聴器の性能は、金額に大きく影響する部分です。

こちらに関して、ご理解しておきたいのは、

  • どの補聴器でも基本的な改善は、できる事
  • 金額で大きく変わるのは、聞こえを改善した後の問題を改善する機能

の2つです。

どの補聴器でも基本的な改善は、できる

まず、補聴器の性能でご理解いただきたいのは、どの補聴器でも基本的な改善は、できることです。

高額な補聴器でないと、聞きにくさは、改善できない。ということは、ありません

補聴器の機能には、

  • 聞こえを改善させるための機能
  • 聞こえを改善した後の問題を改善する機能

の2つがあります。

上記の聴力の場合、概ね、このくらいまで補聴器で聞こえを改善する事ができます。

こちらは、補聴器の調整画面の一部です。囲んでいる部分が、チャンネルによって、分けられているもので、この補聴器は、12chですので、周波数も12等分されており、12等分細かく、調整できる事になります。こちらは、補聴器の調整画面の一部です。囲んでいる部分が、チャンネルによって、分けられているもので、この補聴器は、12chですので、周波数も12等分されており、12等分細かく、調整できる事になります。

その際に補聴器で聞こえを改善できるよう音の調整をしていくのですが、この調整できる部分が、聞こえを改善させる機能です。

上記にうつっているのが、ch(チャンネル)と呼ばれるもので、聞こえを改善させるために使われる機能の代表格になります。

これは、どれだけ周波数別に細かく調整できるのか、を表すものです。多いと多いほど、細かく調整することができ、複雑な聴力でも対応しやすくなります。

金額が高くなるとなるほど、この機能は、優れてきます。多く細かく調整できるようになり、微修正がしやすくなるのが、特徴です。

ただ、よほど特殊な聴力でない限り、10〜12chほどあれば、ほとんどの聴力を対応することができます

それ以上の性能(金額差)は、抑制機能の性能差が大きいです。

金額で大きく変わるのは、聞こえを改善した後の問題を改善する機能

補聴器で聞こえを改善させると、良くも悪くも、色々な音が入ってくるようになります。

風の音、周囲の音、人の声、これらは、聞こえるようになって良い部分もあれば、多すぎると、逆に声を理解するのに邪魔になったり、鬱陶しく感じたりします。

性能は、基本的に騒がしいところでもなるべく聞きにくくならないようにする機能と補聴器をつけていると気になりやすい音を抑制する機能(快適性をあげる機能)の2つです。性能は、基本的に騒がしいところでもなるべく聞きにくくならないようにする機能と補聴器をつけていると気になりやすい音を抑制する機能(快適性をあげる機能)の2つです。

そのため、補聴器では、抑制してもあまり問題にならないであろう音は、抑制したり、騒がしい中では、周りの音に邪魔されて聞きにくくなってしまう問題をなるべく改善できるように、特定の方向から音を入れるようにしたりして、聞こえを改善できるようにしました。

その機能が、聞こえを改善させた後の問題を改善する機能です。これらの機能の有無、そして、性能の良さによって、金額が大きく変わります。

どの補聴器にも車のようなグレードがあり、Aという補聴器の300、500、700、みたいに数値が大きくなると良いグレード。と、なる事が多いです。

性能のまとめ

こちらに関しては、どの補聴器でも基本的な改善は、できることを忘れずに、ご自身が出せる範囲内の物であれば、大丈夫です。

良いものは、良いのですが、基本的な改善は、どれもあまり大きく変わらないようになってきています。

高額になってくると変わるのは、騒がしい中での聞こえの改善度や補聴器によって、大きく感じやすい特定の音、周囲の音が抑制され、長く使っていても、疲れにくい。騒がしく感じていた部分が、和らぎやすい。というところになります。

補聴器の性能の基本と補聴器の性能グレード別、特徴のまとめ補聴器の性能には、聞こえを改善させる機能と聞こえを改善した後の問題を改善する機能に分かれます。性能の基本を理解するとともに、自分にあった性能別グレードを選ぶための特徴についてまとめてみました。...

④左右の聴力が異なる耳を改善させる補聴器の調整

補聴器の調整は、聞こえを改善する上で重要になる部分です。

この部分での改善が聞こえの8割くらいしめる傾向がありますので、聞こえを改善する上では、避けては、通れない内容になります。

まず、聞こえを改善させる際、重要になるポイントは、

  • 改善すると良い改善目標値を知る事
  • 聞こえの改善状況を把握する方法を知る事

この2つです。

聞こえを改善させる調整の基本

今現在、補聴器は、どこまで改善していると聞きにくさが改善しやすくなるのかが、おおよそ、わかってきています。

補聴器の調整画面には、今現在出ている音の強さと聴力に対する改善目標値が出ている事が大半です。それによっても、どの音は、聞こえを改善できていて、どの部分が足りないのか。を把握する事ができます。補聴器の調整画面には、今現在出ている音の強さと聴力に対する改善目標値が出ている事が大半です。それによっても、どの音は、聞こえを改善できていて、どの部分が足りないのか。を把握する事ができます。

その改善目標は、補聴器を調整する際に使われるパソコンの調整画面でも把握する事ができますし

補聴器の効果を可視化するためのツールの一つに音場閾値測定があります。こちらにより、聞こえの状況を確認できると、現状を把握したり、目標値と比較する事で、現状を確認することができます。補聴器の効果を可視化するためのツールの一つに音場閾値測定があります。こちらにより、聞こえの状況を確認できると、現状を把握したり、目標値と比較する事で、現状を確認することができます。

補聴器を使用した状態で、聞こえの効果測定を行なったりするのですが、それでも、把握する事ができます。

重要なポイントは、上記の通り

  • 聞こえを改善できると良い改善目標を把握する事
  • 自分の聞こえの状態を把握する方法を知る事

の2つです。

改善目標と自分の状況を把握する方法を理解しておく事で、今現在、補聴器を使用している状態がどのような状況で、その状況は、もう少し改善した方が良いのか、それとも、改善できると良い部分まで、改善できているのか。こちらを把握する事ができます。

すると、改善できていない場合は、もう少し改善したり、改善できている場合は、その状態は、良い事がわかります。

補聴器は、耳につける事で、聞こえる感覚こそわかるものの、どのくらい改善していて、その状態は、良いのか悪いのかを把握するのが、使用者側で判断するのは、非常に難しくなります。

特に左右の聞こえが異なる場合、左右別々の感覚に感じることもありますので、測定を通じて理解できると、より状況を把握することにつながります。

そして、目標と現状を把握できれば、より改善するには、どうしたら良いかを考える指針にもなります。

左右の聞こえが異なる耳を改善するポイントは

結論から記載しますと、左右の聞こえが異なる耳の場合、

  • 左右の聴力ごとの改善目標値を把握する
  • 左右の聴力のバランスをなるべく整える
  • 注意点:両耳装用の両耳効果

の3つが重要になります。

左右の聴力ごとの改善目標値を把握する

左右とも聴力が異なる場合は、左右別々でみながら、改善していけると、聞きにくさは、改善しやすくなります。左右とも聴力が異なる場合は、左右別々でみながら、改善していけると、聞きにくさは、改善しやすくなります。

結論から記載しますと、仮に上記のような聴力の場合は、両耳ともこのくらい改善できると良い状態になります。

上記には、補聴器を使った状態を可視化できるツールがあると記載しました。

これは、右だけ調べる、左だけ調べる。というのもできますので、こちらで、左右別々に確認できると、現状を把握しやすくなります。

聞こえている耳側は、聞こえていることは、感じやすいのですが、聞こえにくい側の耳は、どのくらい聞こえているのかを非常に把握しづらく、感覚では、把握しずらいことを理解することが大切です。

両耳ともこのあたりの改善については、目標値まで、改善できると、聞きにくさを改善しやすくなる傾向があります。両耳ともこのあたりの改善については、目標値まで、改善できると、聞きにくさを改善しやすくなる傾向があります。

そして、次に改善で重要になってくるのは、500〜2000Hzになります。この辺りは、音声の改善に繋がりやすいことが多く、なるべく、改善目標値くらい改善できると、聞きにくさは、改善しやすくなります。

もちろんこれは、左右両方とも同様です。

高い音に関しても、改善できると、アラーム系の音がわかるようになりますので、周囲の状況や離れていても、わかるようになり、地味に生活しやすくなります。高い音に関しても、改善できると、アラーム系の音がわかるようになりますので、周囲の状況や離れていても、わかるようになり、地味に生活しやすくなります。

次に高い音の部分ですが、これは、アラーム系やお知らせ系に影響することが多く、何か機械を操作した時にピッ!となったり、炊飯器でご飯がたけた時の音、洗濯した際に終わった時の音など、聞きやすくなります。

実際には、音声の聞こえにも影響するのですが、それ以上に、アラーム系の方が影響度は、高くなります。これらも聞こえるようになると、地味に理解しやすくなり、生活がしやすくなります。

このように補聴器を使用した状態を調べながら、改善していくと、自分の聞こえを理解しながら、改善することができます。そのようにして、なるべく改善できると良い部分まで、改善していきましょう。ただし、無理だけは、しないようにしてください。このように補聴器を使用した状態を調べながら、改善していくと、自分の聞こえを理解しながら、改善することができます。そのようにして、なるべく改善できると良い部分まで、改善していきましょう。ただし、無理だけは、しないようにしてください。

改善の基本は、比較をする事です。聞こえの状況を調べて、改善目標値と今現在の改善値を比較してみましょう。すると、どこが足りていて、どの部分をもう少し改善したら良いかもわかるようになります。

なるべく改善すると良い部分まで、改善する事で、聞きにくさの改善は、しやすくなります。

ただし、無理はしないでください。補聴器を使用していて、聞こえてくる音がうるさすぎる。音がきつい。などあれば、あまり大きくすべきではありません。

厳しい部分があれば、改善できるところだけでも改善し、改善が厳しそうな部分は、少し抑えめにする。でも、大丈夫です。

左右のバランスをできるだけ整える

左右のバランスは、難しいのですが、隣同士や一マスくらいの違いは、概ね、OKです。2マスくらい違う場合、補える範囲内なのであれば、なるべく補ってあげ、バランスを取れるようにした方が、改善度は、よくなります。左右のバランスは、難しいのですが、隣同士や一マスくらいの違いは、概ね、OKです。2マスくらい違う場合、補える範囲内なのであれば、なるべく補ってあげ、バランスを取れるようにした方が、改善度は、よくなります。

聞こえの改善時ですが、できれば、左右のバランスは、整えられるとベストです。

左右で同じような感覚に感じるようになると、聞こえてくる音が左だげ大きい、右だけ、大きいという違和感が少なくなり、自然な感覚になります。

そして、何よりも、聞こえにくい耳側からの改善度がよくなることが多いため、できる限り、バランスは整えられると、ベストです。

聴力差が元々大きい場合は、補いきれないことが多いため、補える部分は、補い、難しい部分は、別々に考え、それぞれの改善目標まで、改善できるといいですね。聴力差が元々大きい場合は、補いきれないことが多いため、補える部分は、補い、難しい部分は、別々に考え、それぞれの改善目標まで、改善できるといいですね。

ただし、聴力差が大きい(30dB、40dBなど)場合は、整えようとすると却って異質な状態になることがありますので、そのような場合は、改善できる範囲(左右の耳を別々の耳として考えて改善する)で、改善できるといいですね。

聴力差は、少なければ少ないほど、バランスは、とりやすくなります。そこまで大きくないのであれば、なるべくバランスは、整えられると、ベストになります。聴力差は、少なければ少ないほど、バランスは、とりやすくなります。そこまで大きくないのであれば、なるべくバランスは、整えられると、ベストになります。

あくまでも左右の聴力が、10〜15dBと比較的、差が少ない場合は、左右のバランスも整えられると、その分、補聴器をつけた状態も自然になりますし、かつ、聞こえの改善もしやすくなります

注意点:両耳効果について

左右の聴力が異なる方がご理解しておいた方が良いポイントは、両耳効果になります。

両耳効果とは、両耳に装用する事で、左右から音が入り、そのおかげで、騒がしいところや音のバランスが良く聞こえる効果の事です。両耳効果とは、両耳に装用する事で、左右から音が入り、そのおかげで、騒がしいところや音のバランスが良く聞こえる効果の事です。

両耳効果とは、両耳に補聴器をつけることにより、片耳のみ装用した状態より、聞きやすくなったり、片耳のみ装用した状態より、小さい音の大きさで、聞くことができることです。

しかし、これには、条件があり、あくまでも両耳ともバランスよく聞こえていることが条件です。

両耳に補聴器を装用することによって、起こる効果ではなく、両耳ともバランスよく聞こえていることによって、起こる効果ですので、左右の聴力が異なる方が、この効果を出すためには、バランスを確認しながら、改善していくことが必要になります。

形状のところでも、なるべく同じ形状が良い。と記載したのは、この両耳効果を得やすくするためでもあります。

違う機種を使ったり、別の形状にしてしまうと、聞こえがバラバラになりやすくなるため、なるべく同じ補聴器を使用して、両耳効果を出せるようにして、聞きにくさを最大限、改善できるようにしていくことが重要です。

調整のまとめ

初めに記載した通り、改善する場合は、

  • 改善すると良い改善目標値を知る
  • 聞こえの改善状況を把握する方法を知る

この2つが重要になってきます。

現状を確認しながら、改善していけると、自ずと、聞きにくさは、改善しやすくなります。

聞こえの8割を決める補聴器の調整をうまく行かせる3つのポイント補聴器には、聴力に対し、補えると良い数値というのがあります。そこまで改善させることができると、聞きにくさを改善しやすくなります。そして、実際にどのようにすると、聞きにくさを改善しやすくなるのか。その点をまとめてみました。...

左右の聴力が異なる方の改善、実症例

こちらでは、実際に左右の聴力が異なる方を改善した症例に関して、ご紹介します。

リンク先には、実際にどう考えて改善したのか。その手法、行なった事も記載していますので、ご参考にどうぞ。

生まれつきの感音性難聴の方

どのようなことでお悩みでしたか?

実際に補聴器をお使いになってみて(ご相談されてみて)いかがでしょうか?

このお店でご相談(購入)になったのは、なぜでしょうか

実際のアンケート内容

【実例、左右聴力違う】両耳とも軽・中等度難聴の方を補聴器で改善20代、女性。両耳とも軽・中等度の感音性難聴で、左右の聞こえが違う方を補聴器で改善しました。どのように改善したのか、実例を使って、解説しています。お悩みの方は、ご参考にどうぞ。...

片耳、原因不明の難聴、片耳、突発性難聴の方

ご相談される前は、どのような事でお悩みでしたか?

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか?

このお店でご相談(購入)になったのは、なぜでしょうか

実際のアンケート

【全体的に聞きやすく】40代の中等度難聴の方を補聴器で改善した実例左耳、突発性難聴により、聴力低下。右耳は、原因不明の難聴により、両耳とも中等度難聴の方を補聴器で改善していきました。その際の改善のポイントについてまとめて見ました。ご参考にどうぞ。...

原因不明の感音性難聴により聞きにくくなった方

ご相談前は、どのような事でお悩みでしたか

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか

このお店でご相談(購入)になったのは、なぜでしょうか

実際のアンケート

生まれつき感音性難聴、左:高度難聴、右:中等度難聴の方の改善事例生まれつき感音性難聴の方で、右、中等度難聴、左、高・重度難聴の方を補聴器で改善していきました。その際のポイントとなる部分をまとめると共に、どのようにして、改善したかを記載してみました。...

他の症例は?

このほか、改善症例については、

にもまとめています。

左右の聴力が異なる方の改善まとめ

左右の聴力が異なる耳の場合、重要になってくるのは、

  1. どのように補うと、最大限、聞こえを改善できるか
  2. 左右の聴力が異なる場合の補聴器の種類(形状)選定
  3. 補聴器の性能に関する理解
  4. 左右の聴力が異なる耳を改善させる補聴器の調整

の4つになります。

それぞれ

  1. 耳の状況から最大限、補えるものを選ぶ
  2. 両方とも補える形状のものを選ぶ(同じ形状で)
  3. ご自身が買える、もしくは、望むランクのもの
  4. 左右の改善目標値を把握し、現状の改善値も確認しつつ、改善

となります。

どの部分も聞こえを改善させる上では、重要になってきます。

これらの部分を行なったとしても、残念ながら耳が治る。というところまでは、いきません。

しかし、実際のケースも載せてみましたが、聞こえを改善させることによって、できることや今まで、すごく悩んでいた事に関して、すごく楽になった。という声は、よくいただきます。

それらのことから、感じるのは、耳は、治らないかもしれませんが、より良い生活をすることはできる。それが、補聴器なんだと思います。

もし、聞きにくさにお困りであれば早めに行動する事をお勧めします。それにより、早々に改善できれば、お悩みの部分を早めに改善することができます。

ABOUT ME
深井 順一・聞こえにくい人を支援する補聴器専門店
聞こえにくい人を支援するお店、パートナーズ補聴器、代表。2019年で補聴器使用歴25年、補聴器販売歴10年。補聴器を使っている経験から、お店のサービスを考え、聞こえにくさにお悩みの方が、より良い生活が送れるよう支援しています。お店の内容は、"当店の特徴"へ。お店に来た"お客様の改善事例は、こちら"。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”。連絡先は、”お問い合わせページ"にあります。
【お困りの方へ】適切に聞こえを改善する補聴器相談、実施中

当店は、東京都墨田区で生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店です。

只今、適切に聞こえを改善するための予約制による補聴器相談、実施中です。日常生活上で、実際にお試しできるよう、貸出、試聴も、無料で行なっています。

  • 以前、別のところでうまくご相談ができなかった方
  • 近くに安心して相談できるお店が見当たらない方
  • 補聴器の事を相談したいけれども不安がある方

などいましたら、お気軽にご相談ください。

予約制となりますので、ご希望の方は、お問い合わせページより、ご連絡願います。

なお、当店の特徴やお客様の改善事例は、以下の通りです。また、補聴器による聞こえの改善方法に関しては【総合】聴力別、補聴器で聞こえを改善する方法まとめにまとめています。

お店の特徴を見るお客様の改善事例