低音性難聴を補聴器で改善

低い音が聞こえにくい耳を補聴器で改善するために

こちらは、主に低い音が聞こえづらく、高い音になるにつれて、聞こえがよくなってくる耳の方を補聴器で改善するための内容をまとめていきます。

こちらで記載していくのは、

  • 低い音が聞こえにくい方の聞こえにくさ
  • 低い音が聞こえにくい耳を補聴器で改善するポイント
  • 実際の聞こえの改善事例

の3つになります。

もし、このような聞こえの方で、聞こえにくさにお悩みの方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければと思います。

低い音が聞こえにくい方の聞こえづらさ

低い音が聞こえづらく、高い音になるにつれ、聞こえてくる耳の聴力というのは、上記のような聴力になります。

主に低い音に関して、低下しており、音が高くなるにつれ、聞こえは良くなり、高い音の部分に関しては、ほぼ正常の聴力、もしくは、それに近い状態にまで、よくなる事が多いです。

どこから聴力が下がってくるか。にもよりますが、特徴としては、低い男性の声(低い女性の声も含む)を中心に聞こえづらさを感じる傾向があります。

そして、耳の状況によっては、女性の声も聞きづらくなる事もあります。

このような聞こえの方の場合、主にこのようなところで聞きにくさを感じやすくなります。

対面でのお話に関しては、周囲がざわつくことがなければ、比較的、聞こえやすく、ある程度、しっかりお話する方であれば、そこまで、聞きにくさに困る事は、ない傾向があります。

ただし、声が小さい方や低い男性の声などになると、はっきり聞こえる感覚がなく、聞き取りづらさを感じやすくなります。

また、離れたところからの音については、たまにわからないことがあり、距離が離れることで、呼ばれたりした際に反応できなかったり、呼ばれていることに気がつかない。という事も、あったりします。

それ以外には、騒がしい環境下になると、お話がわかりづらくなってしまったり、複数の人とのお話の場合は、特定の人のお話だけ、わかりづらい。という事が出てきやすくなります。

低い音が聞こえづらい場合、どこから聞こえにくくなっているかにより、聞こえづらさは、変化するのですが、いずれのケースも、低い男性の声を中心として、聞きづらさが強くなる傾向があります。

低い音が聞こえづらいケースを補聴器で改善する

さて、ここからは、実際に補聴器で聞こえを改善していく際にどう改善していくと良いのか。その点について、記載していきます。

低い音が聞こえにくいケース。通称、低音障害の方の場合、耳の状況が特殊な事、そして、今現在の補聴器の構造上、気をつけなければならない事がいくつかあります。

低音障害の方がなるべく聞こえを改善するために、大事になってくるポイントは、

  • 補聴器での聞こえの補い方
  • 補聴器の形状
  • 補聴器の調整

の3つになります。

こちらでは、この3つに関して、記載していくのですが、初めて補聴器について、お考えになる方のために、まずは、補聴器の概要から記載していきます。

※補聴器に関して、ある程度、知っている方は、聞こえの改善ポイントからご覧いただければ幸いです。

補聴器の概要

補聴器で聞こえを改善する。と考えた場合、主に補聴器で考えていく要素というのは、

  • 補聴器での聞こえの補い方
  • 補聴器の形状
  • 補聴器の性能
  • 補聴器の調整

の4つになります。

補聴器は、主にこの4つによって成り立っていますので、この4つさえ理解できれば大丈夫です。

補聴器での聞こえの補い方

こちらでいう補聴器での聞こえの補い方。というのは、どのように自分の耳を補聴器で補っていくのか。の全体像になります。

低音障害の方の場合、こちらは、片耳に補聴器を装用するのか。それとも両耳に補聴器を装用するのか。という部分になります。

仮に片耳のみ補聴器を装用する場合、左右、どちらの耳に装用するのか。というところも入ります。

補聴器は、耳の状態が9割。という程、耳の状況により、聞こえの改善状況は大きく変化します。

中には、補聴器を装用しても、聞こえがあまり改善されない耳もありますので、どのように補聴器で聞こえを補うのか。という部分は、非常に大事な部分になります。

このセクションは、どの耳に補聴器を装用するのか。というところを示す。とだけ、覚えていただければ大丈夫です。

補聴器の形状

補聴器のカタログを開いていただくと、色々な補聴器があるかと思います。

その中で補聴器の形状というのは、大きく分けると、耳にかけて使用する耳かけ形の補聴器と耳の穴の中に入れて使用する耳あな形補聴器。の2つがあります。

補聴器の形状は、主に扱いやすさ。が関わってきます。

ですので、自分にとって、扱いやすい補聴器は、何か。という視点で、形状に関しては、選んでいただくと、ご自身にとって、扱いやすい補聴器を得やすくなり、結果、スムーズに補聴器を活用しやすくなります。

補聴器の性能

今現在、補聴器というのは、上記のようにいくつかクラス別に分かれており、それぞれ3つか4つぐらい、一つの補聴器にグレード(クラス)があります。

そのグレードごとに性能および、金額が変化する状態になります。

下のものは、低下した聴力の部分を補うもののみ付いている事が多く、

上のグレードになると、先ほどの機能にプラスして、聞こえを改善する過程で、気になりやすい音を抑える機能が付いていたり、騒がしい環境下で、なるべく聞きにくくならないようにする機能が付いていたりします。

補聴器は、聞こえを改善するために、聴力低下した部分に音を入れて、聞こえを改善するのですが、それだけですと、騒がしい環境下では、周囲の音に邪魔されてしまい、聞きにくさが出てしまったり、聞こえを改善する過程で、色々な音が聞こえるようになることで、一部の音が、不快に感じる事もあります。

ですので、それらの部分を抑える機能。支援してくれる機能があると、それだけ、金額が大きくなります。

これが、補聴器の性能になります。

補聴器の調整

補聴器の調整とは、低下した聴力の部分にどのぐらい音を補えると良いのか。という部分になります。

この部分は、非常に重要で、補聴器による聞こえの改善効果は、この補聴器の調整が、8割を占めます。

そして、なるべくしっかりと改善していくためには、

  • 自分の聴力に対し、補えるとよい数値を理解する
  • 補聴器での聞こえの改善状況を把握できるようにする

この2つが、聞こえを改善する上で、非常に重要になってきます。

今現在、補聴器は、ある程度、聴力別にどのぐらい聞こえを補えると良いのか。というのがわかってきています。

聞こえの改善目標値、もしくは、聞こえの改善状況は、測定機器を使って調べたり、補聴器の調整ソフトを使って、知る事ができます。

この部分で聞こえの改善がほぼ決まるため、ここの部分は、難しいのですが、なるべく理解できると、それだけ、ご自身の聞きにくさを改善させる事に繋がります。

低音障害の聞こえをなるべく補聴器で改善させるために

さて、本編です。

今現在、低音障害の方の聞こえを補聴器で改善させる。と考えた場合、その耳を補聴器で改善させるのは、なかなか難しい状況になります。

しかし、中には、聞こえにくさにお困りの方もいらっしゃるかと思いますので、なるべく、その状況を良くしていくための方法について、記載していきます。

上記に記載させていただいた通り、改善させるポイントには、

  • 補聴器での聞こえの補い方
  • 補聴器の形状
  • 補聴器の性能

の3つがあります。

こちらでは、この3つに関して、記載していきます。

補聴器での聞こえの補い方

低音障害の方の場合は、こちらは、どの耳に補聴器を装用するか。という部分が関係します。

この点に関しては、表現が難しいのですが、仮に両耳とも補聴器を装用して、聞こえの改善ができる耳であれば、両耳に補聴器を装用し、聞きにくさを改善するのがベストです。

片方の耳に補聴器をつけた場合と両耳に補聴器をつけた場合の違いは、上記の通りです。

簡単にお伝えさせていただきますと、片耳のみ付けた場合は、

  • 両耳に比べ、騒がしい環境下での聞こえが下がりやすい
  • つけていない側からは、わかりづらいまま

この2点があります。

聞こえにくさをなるべく無くしていく場合は、両耳に補聴器を装用し、バランスよく改善していくことが大切になります。

そうする事で、どこから話されても、わかりやすくなったり、かつ、騒がしい中での聞き取りの改善も、なるべく落ちないようにする事ができます。

なお、補聴器を両方につけるとなると、金銭面が心配な方もいらっしゃるかと思います。

その点に関してですが、良い補聴器を片方につけるのではなく、価格を抑えた補聴器を両方につけていただく方が、聞こえの改善効果は、良くなる傾向があります。

その点に注意して補聴器に関しては、選んでいきましょう。

補聴器の形状

補聴器の形状に関しては、結論からいいますと、今現在、改善状況を良くしやすいのは、RIC補聴器(リック補聴器)になります。

低音障害の場合、まず気をつけなければならないところは、高い音の聞こえが良い事です。

高い音の聞こえが正常の範囲内だった場合は、特に気をつけなければならず、耳をガッツリ塞ぐ系の補聴器を使うと、この高い音の部分が、低下してしまいます。

低下するというのは、補聴器を装用すると、補聴器を装用していない時より、聞こえが低下する。という事です。

ですので、そこの部分に関しては、あまり影響しない補聴器を使っていただくのが良いのですが、それが、RIC補聴器です。

基本的に耳をしっかりと塞ぐ系の補聴器を使うと、この部分が、だいたい30dB〜35dBぐらいまで低下する傾向があり、逆に言えば、元々の聞こえで高い音の部分が、40dBぐらいであれば、特に気にする必要は、ありません。

そのような方の場合は、数ある補聴器の形状の中で、自由に選んでいただければ大丈夫です。

しかし、仮に高い音の部分が正常の範囲内に入っている場合は、なるべくRIC補聴器のような、そこの部分の聞こえに対して、影響しにくい補聴器を使っていただき、そこへの影響度を少なくして、聞きにくくならないようにする事が大事になります。

このような聞こえの方の場合は、この部分に気をつけましょう。

補聴器の調整

補聴器の調整は、低下した部分をどのぐらいまで補えると良いのか。という部分になります。

この辺りから申し訳ないのですが、お話の内容が難しくなってきます。

こちらに関しては、補聴器を装用した状態での聞こえの状況を知ることができる音場閾値測定(おんじょういきち測定)というもので表現していきます。

低温障害における改善できると良い数値は、こんな感じです。

まず、このような聞こえの方の場合、改善できると良い数値というのは、おおよそ、このぐらいになります。

ポイントをいくつかお話させていただきますと音声のところが関係しやすいのは、500〜2000Hzになります。

ですので、この辺りは、できれば35dBぐらいまで改善できるとよかったりします。

このぐらいまで改善できると小さい声の方の音量が入りやすくなりますので、聞こえの改善度を上げやすくなります。

低温障害の方の場合は、特に男性の声が聞きづらい傾向がありますので、ここの部分をしっかり見るようにしましょう。ただ、500Hzは、意外にもあげにくい所でもあるので、無理にあげすぎるのは、厳禁です。

そして、男性の声に関しては、500Hzのところが関係しやすいので、ここもできれば改善目標値くらいまで改善できるとよかったりします。

そうすることによって、今まで一番聞こえづらかった部分をよりよくしやすくなります。

次は、高い音の部分です。この部分に関しては、言葉の聞き取りに関係しやすく、かつ、元々の聞こえが良いため、なるべく、元々の聞こえの状態より、下がらないようにすることが大切です。

下がったとしても、一マスくらいは、許容範囲なのですが、2マス、3マス、と下がる場合は、見直しを行い、なるべく下がらないようにしましょう。

RIC補聴器を使えば、強く下がることは、ないと思いますが、言葉の聞き取りをより下げないようにするため、補聴器を使っていない状態と同じくらい聞こえていると、改善状況としては、ベストです。

これらのところに気をつけて、なるべく聞きにくさを改善していけると、補聴器での効果も感じやすくなります。

ただ、感音性難聴。というところもあり、少々、聞こえの改善に関しては、限界を感じやすい状況では、あります。

しかし、これらの事を行い、なるべく聞きにくさを改善できると、それだけ、聞こえの改善度は、あげやすくなります。

おまけ:性能は、どう考える?

補聴器の選定で悩ましいのは、性能です。正直、性能に関しては、金額差がだいぶ大きいので、出せる範囲内でお考えいただく事をオススメします。

まず、どの補聴器(どのグレード)でも基本的な聞こえの改善は、できるようになっています。

この基本的な改善というのは、聞きにくくなった聴力の部分を補う。という部分ですね。

金額の違いは、聞こえを改善していくと周囲の一部の音が気になりやすかったり、周りが騒がしいケースでは、周りの音に邪魔されることが多くなってしまうため、そういったものを軽減する機能の有無、または、効力の違いによるものです。

ですので、出せる方は、出していただいた方が、しっかりと聞こえを改善することにプラスして、快適性や邪魔されにくさが加わり、より聞こえの改善がしやすくなります。

しかし、いかんせん、金額の違いが非常に大きいため、その点は、出せる範囲内、もしくは、聞こえの改善効果と金銭的なバランス。その点をお考えになりながら、選定していただく事をオススメします。

聞こえの改善事例

低い音が聞こえづらい方を補聴器で改善する場合、ポイントとなる部分をまとめてみますと

  • 補い方:両耳装用でなるべく改善できるように
  • 形状:RIC補聴器で高い音が低下しないように
  • 調整:なるべく下がっているところを補い、改善する

というところになります。

ただ、これだけですと、なかなかわかりづらいところもあるかと思いますので、実際に聞こえを改善した事例について、こちらに載せていきます。

もし、聞きにくさにお悩みの方がいらっしゃいましたら、ご参考にしていただければ幸いです。

低音性の難聴(軽度の感音性難聴)の方

  • 補聴器:初めて
  • 改善:両耳にRIC補聴器

ご相談前は、どのような事でお悩みでしたか

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか

他にも似たような販売店があったのに関わらず、当店で購入された理由は、何でしょうか?

実際のアンケート

生まれつきの低音障害型感音性難聴の方

  • 補聴器:買い替え(他店で初めは購入)
  • 改善:両耳にRIC補聴器
  • 備考:他店でうまくご相談できず

ご相談前は、どのような事でお悩みでしたか

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか

他にも似たような販売店があったのに関わらず、当店で購入された理由は、何でしょうか?

実際のアンケート

生まれつきの低音障害型感音性難聴の方

  • 補聴器:初めて
  • 改善:両耳にRIC補聴器

ご相談前は、どのような事でお悩みでしたか

実際に補聴器をお使いになってみて、いかがでしょうか

他にも似たような販売店があったのに関わらず、当店で購入された理由は、何でしょうか?

実際のアンケート

30代、女性。低音が聞こえにくいお客様の声(RIC補聴器で改善)

その他のケースは

低音障害のケースは、比較的、珍しいケースですので、私のところでも、数えるほどしか経験していません。

こちら以外に関しては、上記の部分にて、改善事例をまとめています。

なお、お客様の声のみ、アンケート用紙のみの場合は、以下にまとめています。

まとめ

こちらでは、低音障害の方の聞こえを補聴器で改善する。ということで、こちらに関して、まとめてみました。

低音障害の方の場合、補聴器の構造上、そして、耳の状況上、少し改善しづらい傾向があります。

ただ、その中でも、上記のことをしていただければ、それなりに改善できる部分は、あります。

その改善に関して、納得するかどうかは、別にはなりますが、今現在、感じている聞きにくさのいくつかの部分を改善する事は、できます。

当店でも聞こえの改善は、承っていますので、もし、当店へご相談を希望される場合は、お問い合わせページより、ご連絡ください。

お店の内容やサービスは、上記にまとめています。

こちらの内容が参考になったのであれば、幸いです。

ABOUT ME
深井 順一
生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店、パートナーズ補聴器、代表。聞こえにくさを抱えている方が、聞こえを改善し、より良い生活ができるようになるお店。という考えのもと、お店の内容やサービスを考え、補聴器による聞こえの改善をしています。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”へどうぞ。お店に来た"お客様の改善事例は、こちら”に記載しています。最近は、Yourtubeにて、動画による解説も始めました。
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聞こえの改善方法については、【まとめ】聴力別、補聴器で聞こえを改善させる方法に、まとめており、そして、お店の内容やお客様の実際の改善事例は、以下の通りとなります。

当店の特徴お客様の改善事例