補聴器のこと

補聴器の相談において、理想の相談環境とは、どんなものだろうか

補聴器の相談において、理想の相談環境とは、どんなものでしょうか。

個人的に、この事について、考え続け、今尚、まだ結論は、出ていないのですが、大まかな内容については、まとまりつつあります。

そして、日々、それを実現できるように務めているのですが、今回は、ちょうど良い機会ですので、自分が考える、理想の相談環境について、記載してみます。

理想の相談の形とは

まず、どんなものか。という事、以前に、どのような形、形式を目指せると良いのか。という全体像について、お話ししますと、やはりお互いに協力できる関係話しあえる関係。そして、一緒の方向を目指して、相談し合える状況。が一番だと考えています。

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これは、7つの習慣。という私自身、強く影響を受けた本から引用しており、

人間関係や協力体制などの人との関係性というのは、基本的にこの4つに分かれ、それぞれ

  • win-winの関係
  • win-loseの関係
  • lose-winの関係
  • lose-loseの関係

に分かれるというものです。

この中で、お互いにとって、目指すべきところというのは、win-winの関係しかありません

win-winの関係

win-winは、お互いにとって良い関係になります。

これは、お互いにとって、色々と相談しやすい環境。そして、最終的にお客さん側が使いやすく、聞こえの改善がされやすい補聴器を得やすい相談環境という事ですね。

補聴器に関する相談で例えると、お客さん側の希望や状況を把握しつつ、販売員側も、お客さんにとって、良いものを提供できる環境になっているという事です。

補聴器の選定から聞こえを改善するための補聴器の調整(音の調節)の相談まで、お互いに相談できる環境で、そして、その中で、聞こえの改善及び、使いやすい補聴器の提供へ繋がるような状態。といえば、わかりやすいかもしれません。

この点は、お客さん側と販売員側が同じ方向(目標)に向かって、一緒に進むことができる。というのが1番のポイントです。

win-loseの関係

こちらは、お客さん側が勝ち、補聴器屋さん側が負ける状態でしょうか。

お客さん側が勝つ状態というと、補聴器に関して、お客さん側が主体で全てを決め、それで行う方法。といえば、わかりやすいですね。

お客さん側に全ての知識があれば、もちろんそれで大丈夫です。

ただ、もし、ご自身が考えている事、以上に販売員の方の方が、良い改善方法を持っていた場合や扱いやすいもの、使いやすいものを知っていた場合は、効果の低い方法や使いづらい物を自ずと選択してしまう事になります。

この場合は、満足度こそ高いかもしれませんが、販売員側の知識を活用できていれば、もしかしたら、より聞こえをもっと改善できていた。または、より良いものを手に入れていた可能性があります。

こういった可能性があるのが、こちらの特徴になります。

lose-winの関係

これは、お客さん側が負けて、補聴器屋さんが勝つという状況です。

これの行き先は、合わない補聴器を売られた。補聴器を使用している方の意見を受け入れず、無理に音を調整し、辛い状態で、補聴器を使い続ける事になった。という状況になりやすくなります。

以下に記載しますが、補聴器屋さん側がわかる事と、補聴器を使用している人にしかわからないところがありますので、一方の意見だけ、取り入れても、補聴器での聞こえの改善は、うまく行きづらくなります。

こちらのケースでは、うまく行きづらい点は、想像しやすいかと思います。

lose-loseの関係

最後、lose-loseの関係ですね。お客さん側も補聴器屋さん側も負ける関係性です。

お互いにとって、良い相談ができず、どちらも損をする。時間だけ消費し、お互いに気分を害して、終わるケースです。

こんなもの誰が選ぶんだ。と感じるかもしれませんが、長期的に考えれば、win-loseもlose-winもどちらも、lose-loseになります。

lose-winは、販売員側が勝っているかもしれませんが、お客さん側からしたら、そういったところを今後、利用したいか。と言われれば、そんな事は、ありません。

結局、これは、補聴器屋さん側も負けになるため、lose-loseです。

そして、win-loseに関しては、お客さん側は、勝っているのかもしれませんが、より良い方法があったり、より使いやすいものが当時からあったのであれば「なぜ、それを当時、言ってくれなかったのか」と、お客さん側からしたら、不信感しか湧かなくなってしまいます。

つまりこれも、実質、lose-loseになります。当時、耳を傾けて入れば、より良くできたものをお互いに質を低下させてしまったからです。

そう考えると、結局は、win-winを目指すしか、理想の相談は、行いづらくなります。

どっちが上か、どっちが下か。を考えるのではなく、お互いに知っている事、感じている事、わかっている事。それらを共有し、補聴器を使用する方にとって良い相談、良い補聴器を提供できるようにしていくことが、大事。という事ですね。

win-winを補聴器の世界に取り入れるには?

では、このwinーwinを補聴器の世界に取り入れる場合、気をつけていく事は、何か。それは、補聴器に関する事の共有だと、考えています。

この共有について、しておくポイントは、

  • 自分の聞こえの改善と合いやすい補聴器
  • 補聴器を使った時の評価方法の種類

大きく分けて、この2つになります。

自分の聞こえの改善と合いやすい補聴器

こちらは、単純にご自身の聴力から、どういった補聴器が合いやすいのか。補聴器の選択肢は、どういったものがあるのか。そして、補聴器の形状ごとの特徴には、どんなものがあるのか。になります。

この点は、補聴器屋さん等で直接、お話しされる部分が多いと思うので、ここは、クリアできていることが多いとは、思います。

このブログでも、お客様の聞こえの改善事例や聴力別、聞こえの改善案のところでまとめていますので、全体像を掴むくらいなら、これらでも、わかりやすいかと思います。

全くわからないより、これらの事を知っておければ、お互いにどういった補聴器で、どう改善していくと良いのか。それを協力しながら、時には、販売員側がお客さんを導きながら、改善したり、相談する事がしやすくなります。

もちろん一から全部知る必要はなく、補聴器屋さんでは、ちゃんと説明してくれるところが大半ですので、そのままお伺いしても大丈夫です。

補聴器を使った時の評価方法の種類

問題は、ここですね。

今現在、補聴器を装用して、聞こえの状況から、確認する方法については、測定を通じて、聞こえの状況を把握する方法と補聴器を使った感覚で評価する方法の2つがあります。

測定を使って調べる確認では、主に補聴器を調整する側がやる事で、聞こえの改善状況は、わかるものの、その状態でどんな風に音を感じているのか。音が強いのか、弱いのか。そういった感覚的なものは、わかりません。

そして、これは、補聴器を調整する側がわかる事です。

一方、補聴器を使った感覚での確認は、補聴器を使って、音が強く感じる。または、弱く感じる。音が響きすぎてしまって、聞きづらい。など、感覚的なものは、わかるのですが、実際、どのぐらい聞こえが改善されているのかの数値的なものは、わかりません。

目でいうと、メガネをつけて、見えるのは、わかるんだけど、今、視力どのくらいの見え方してるの?といえば、わかりやすいでしょうか。

そして、これは、補聴器をつけている人にしかわからない感覚です。

このように確認方法には、一長一短があり、お互いにわからない部分を補い合うことができれば、より現状を把握しやすくなり、かつ、その状態をより改善しやすくもなります。

測定を通じて、全体的によくなっており、かつ、補聴器を使用した感覚も、音が大きすぎる感覚は、ない。という事がわかれば、それは、良い状況である事がわかりますし、測定を通じて、音が小さく、実際に一部の音は、確かに聞こえていなかったかも?と感じるところがあれば、そこだけ、より改善させる。という風により改善させていくことも可能です。

そして、これは、お互いの欠点を補い合うことによって、できる事になります。

補聴器を調整する人側が、聞こえの改善状況について、説明したり、補聴器を使っている人側が、使用状況を伝えたり、そのようにする事によって、より良くしやすい環境を作りやすくなります。

つまり、補聴器で聞こえを改善していったり、より良い相談を行おうとした場合、このwin-winの考えは、切っても切れない関係にあります。

まとめ

すみません。ちょっと長くなってきたため、今回は、ここまでにします。

上記の通り、補聴器において、理想の相談(良い相談)をするには、形式として、お互いにとって、win-winになるような相談環境を作る。という事がとにかく大事です。

そして、補聴器で聞こえを改善していく過程では、補聴器の音の調節があるのですが、この部分は、どちらかが中心になって行う。という事ではなく、お互いに協力して(お互いに欠点を補って)、行なっていくのが理想です。

もちろん、初めての人からすると「いきなり協力と言われても……」という部分は、あるかと思います。

ですので、この部分は、補聴器を調節してくれる人が多くの場合、導いてくれます。

どんな風に今現在、聞こえが改善されていて、そして、「補聴器から感じる音は強すぎないですか?」「ちょうど良いくらいですか?」「音が小さすぎる。という事は、ないですか?」など伺いながら、聞こえの改善状況と音の感覚のバランスをとっていくわけですね。

次回は、私が実際にどのようにして、その環境を作っていったのか。その点について、載せていきます。

ABOUT ME
深井 順一
生まれつきの難聴者が対応している補聴器専門店、パートナーズ補聴器、代表。難聴の体でもなるべく人生を楽しめるように。という考えのもと、お店のサービスを考え、聞こえにくさにお悩みの方を補聴器で改善しています。書いている人の詳細は、”書いている人のページ”へどうぞ。お店に来た"お客様の改善事例は、こちら”に記載しています。最近は、Yourtubeにて、動画による解説も始めました。
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聞こえにくい事でお困りだったり、使用されている補聴器が聞きにくいなど、お困り事がございましましたら、お気軽にご相談ください。

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当店では、上記のような補聴器の無料お試しセットをご用意し、実際に日常生活や職場でご体験いただいた後に、補聴器について、改めて、お考えいただけるようにも、しています。

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