補聴器を扱っているところは、今現在、いくつかあり、かつ、補聴器の相談先も、病院さんから、補聴器販売店(専門店)、さらには、眼鏡店でも、補聴器を扱うようになってきました。
ここで、このお店。パートナーズ補聴器の問題点について、まとめていきたいと思います。
誠に申し訳ないのですが、このお店は、万人向けのお店ではありません。欠点もありますし、問題点もいくつかあります。
ですので、このお店が向かない人も、当然、出てきます。
仮に補聴器に関して、相談したい方の気持ちを考えてみますと、お店の事を知った上で、ご自身にあった場所で相談したいとお考えかと思いますので、こちらでは、このお店の問題点に関して、まとめていきます。
目次
パートナーズ補聴器の問題点
まず、このお店の問題点ですが、
- 用意している補聴器(メーカー)の価格が高い
- 選べる補聴器のメーカーが少ない(メーカー1つのみ)
- 重度の難聴の方は、補えるものが少ない
- 一部の補聴器の助成金が使えない
- 完全予約制によるご対応
の5つです。
用意している補聴器(メーカー)の価格が高い
当店で扱っているのは、フォナック。というメーカーのみとなります。
こちらは、現行の補聴器の金額。全体的に価格は、少々高めになります。
このフォナックというメーカーは、補聴器の性能、聞こえの改善度、これらの部分は、良いのですが、価格がそこそこ高いです。
補聴器のメーカーには、いくつかあり、かつ、海外のメーカーは、総じて高い傾向があるのですが、その中でも、やや高い状態になりますので、お金がかかります。
その事から、少し高くなっても、聞こえの改善を重視したい、耳は、大事な部分なので、聞こえの改善も、考えたい。という方には、向くのですが、少しでも安い補聴器が良い。という方には、当店は、残念ながら向きません。
その場合は、少々、価格が安めになる
あたりがよろしいかと思います。
この辺りだと、主要海外メーカーより、少し補聴器の金額がお安めになります。
選べる補聴器のメーカーが少ない(メーカー1つのみ)
上記の通り、当店は、フォナックしか扱っていませんので、選べる補聴器のメーカーが少ない。という点があげられます。
他の販売店さんだと、一つだけではなく、メーカーを3個、4個、扱っているケースが多くあります。
中には、6個、7個扱っているケースもあったりするのですが、当店は、一つのみです。
このようにしている理由は、
- 補聴器の選択肢は、簡単にして、選びやすくする
- 私自身の能力を活かせるもので、改善に貢献したい
の2つがあります。
一つめは、補聴器の選択肢は、なるべく簡単にして、選びやすくするためです。
今現在、補聴器の数が非常に多くなり、補聴器を選ぶ。と考えた際に数多くの選択肢がある時代になりました。
そのせいか、どれが自分に合うのか。が非常にわかりづらく、いくつか補聴器を試してみたけれども、音が違う感覚は、わかるが、それがどう良いのか。よくわからない。という声も、聞くようになりました。
特に補聴器は、試すと試すほど、過去に試したものがどんなものだったのか、忘れやすく、よりわからなくなってしまいがちです。
その事から、こちらでは、予め、良いものだけで、絞らせていただき、用途別に補聴器の選択肢をわかるようにし、ご自身の希望にあったものを選びやすくしています。
2つめは、完全に私事になるのですが、私は、ずっとフォナックの補聴器で聞こえを改善してきた事もあり、このメーカーで聞こえを改善する事は、慣れていますが、その他のメーカーで、聞こえを改善する事には、慣れていません。
単に補聴器を販売する仕事であれば、それでも扱えば良いかもしれないのですが、聞こえを改善する仕事。と考えた場合、聞こえの改善に貢献できないものを提供するのは、果たして良い事なのか。それを考えるようになりました。
あくまでもお客様が求めているのは、聞こえの改善である。そう考えた時に、もっとも貢献できるもので、対応する事が一番大事なのではないか。と思い、当店では、フォナックのみとなっています。
この点は、私の技術不足の点が入ってしまい、誠に申し訳ございません。
ですので、仮にフォナックの補聴器が事前に合わない、とわかっている方は、当店は、正直、向かないかと思います。
リンク:フォナック(Phonak)と他メーカーの比較。フォナックの問題点
選べる補聴器が少ない。これが、2つ目です。
重度の難聴の方は、補えるものが少ない
この点は、フォナック。というメーカーが影響するのですが、このフォナックの欠点は、重度難聴用の補聴器をあまり開発していない事です。
今現在、重度難聴の方を改善する機器としては、補聴器と人工内耳と呼ばれる機器があるのですが、年々、人工内耳の性能がよくなり、こちらで改善する機会が多くなってきました。
その事から、フォナックは、あまり重度の難聴の方の補聴器を開発しなくなり、今現在、現行のシリーズで、重度難聴用の補聴器を開発していません。
そういった事情がありますので、仮に重度の難聴の方の場合は、他のメーカーの補聴器を使っていただく事をオススメします。
なお、フォナックが向く聞こえの方は、主に上記の通りです。
こちらに当てはまる方は、概ね、大丈夫なのですが、逆に当てはまらない方は、合わない可能性が高くなります。
これが、3つ目になります。
一部の補聴器の助成金が使えない
当店では、一部の補聴器の助成金が使えません。
今現在、補聴器を購入する際に使える助成金には、
- 障害者自立支援法(使えます)
- 軽度・中等度難聴児・者への補聴器購入助成制度(使えます)
- 高齢者(65歳以上)への補聴器購入助成制度(使えます)
- 医療費控除(使えません)
の4つがあります。
その中で、当店は、医療費控除のみ使う事ができません。
医療費控除を使う場合、認定補聴器技能者という資格を持った人が、医療費控除を申請する際の書類に記載する必要があるのですが、私は、今現在、取得途中ですので、医療費控除を使う事ができません。
仮に医療費控除の対象となる方は、医療費控除分を少しでも返還するため、補聴器の金額を一割引にして、販売しています。
人によっては、1割引にする事で金額があまり変わらなかったりするのですが、場合によっては、医療費控除を受けた方が、最終的には、金額が減るケースもありますので、仮に医療費控除の対象になり、一円でも安く買いたい。という方は、当店は、向きません。
そのような方は、認定補聴器専門店というお店でご相談された方が、良いです。
こちらであれば、認定補聴器技能者がおりますので、医療費控除に関して、利用できます。
なお、それ以外の制度は、利用する事ができますので、当店側でも、ご案内をしています。
これが4つ目です。
完全予約制によるご対応
当店は、完全予約制ですので、ぶらっときて、いつでも、気軽に相談したい。という方には、向きません。
完全予約制にしている理由は、ちゃんと一人一人の状況を理解した上で、対応したり、お客様が知りたい事、疑問に感じている事、それらの事にしっかり答えられるようにするため、完全予約制にしています。
特に補聴器は、非常にわかりづらく、かつ、金額が高額ということもあり、ご相談される方の中には、色々と心配な部分があるかと思います。
ですので、なるべくそういった部分に関して、相談できるようにしたり、ご自身のペースで相談できるよう、一対一の完全予約制によるご対応を行なっています。
なお、補聴器が故障したり、調子が悪くなった場合のご対応は、優先して、行っており、聞こえにくさに困らないようにしています。
これが5つ目ですね。
まとめ
上記には、このお店の問題点について、まとめさせていただきました。
誠に申し訳ございませんが、このお店は、万人受けするお店ではありません。
しっかりとご自身の耳の事や補聴器に関して、理解しながら相談したい方には、向くのですが、上記の問題点が気になる方には、正直、オススメしません。
ですので、仮にその部分が気になる方は、他の場所でご相談することをオススメします。
どのようなものにも、メリット、デメリットがありますので、その点を確認しながら、販売店は、選んでいけると良いですね。
ご覧いただいている方には、ご自身にとって良いお店を選んでいただければと思いますので、このお店の問題点をこのページでは、まとめてみました。
ご参考になったのであれば、幸いです。
聞こえにくい事でお悩みだったり、使用されている補聴器が不調。など、聞こえづらくてお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
安心してご相談できるよう、補聴器の貸出や試聴も行なっています。
当店でご相談を希望される場合は、まずは、お問い合わせフォームより、ご連絡ください。
当店の内容や聞こえの改善に関しては、以下にまとめています。