補聴器のFAQ

お客さんが言っていたよい補聴器のお店とは?

私の場合、なるべくお店に来られたお客さんと雑談したり、色々とお話をするようにしているのですが、そこのお話の中では、「これは!」と感じる面白いお話を聞けることがあります。

今回の内容は、まさにその部分になるのですが、あるお客さんが、良いお店に関して、こう進言していました。

それは「よい補聴器も大事だが、ちゃんと相談できるお店の方が大事」ということです。

個人的にも、この言葉は、なかなかに含蓄を含むといいますか、本当にその通りだな。と感じます。

この方は、補聴器に関して長く使われており、いくつかの補聴器屋さんも知っている方です。その経験から出てきたのが、先ほどの言葉です。

私自身も共感する部分がありましたので、今回は、こちらに関して、記載していきます。

お客さんが言っていたよいお店

さて、よいお店と言ったら、どんな事を考えますでしょうか。これは、人によって、定義が異なると思います。

ですので、一言でよいお店。と言っても、人によって、答えに関して色々出てきます。

冒頭でお話したお客さんの場合は「ちゃんと相談できる事」ここがよいお店の定義になっていました。

なぜそう感じたのか。というところまでは、深堀り、あるいは、明確な言語化はできていないようでしたが、そう感じるきっかけがあったのかもしれません。

ただ、個人的には、この部分、よくわかる部分でもあります。

なぜなら、補聴器というのは、ものすごく相談しづらいもので、補聴器を使用する側があれこれ伝えたり、あれこれ自分で音を変えたりするというのは、非常にしづらい状態になっています。

その事から、相談しやすい場所というのは、実は、補聴器を使う方にとって、だいぶ大事なファクターになります。

補聴器の相談が難しい理由

では、なぜ補聴器の相談が難しくなってしまうのか。それは、

  • 情報の非対称性
  • 実行するのは、対応する側(販売員他)

の2つの側面があります。

簡単にいいますと、補聴器を使う方側は、情報が少なく、かつ、仮に情報を得られたとしても、最終的な決定権、あるいは、実行権は、補聴器を調整する側にあるので、意見が通りづらい、ご自身が望む通りにしづらい。という構造上の問題にあります。

情報の非対称性

いきなり難しい言葉が出てきましたが、そんなに難しくはなく、情報の非対称性とは、情報が書い手と売り手で、差が大きい状態である。という事です。

それを難しくいうと情報の非対称性になります。

対称であれば、売り手も買い手も同じ情報を持っている事になります。逆に非対称性の場合は、同じ情報を持っているのではなく、売り手の方が情報が多く、書い手は、ちょっと不利な状況になる。という事です。

例えば、補聴器に関しても、どんな補聴器があるのか。どんな種類の補聴器があるのか。どんなメーカーがあるのか。その点に関しては、今現在は、インターネットでも調べられるようになってきました。

では、感音性難聴の方には、どんなものが合うのか。どんな補聴器で改善すると良いのか。あるいは、どんな風に音を調整して聞こえを改善すれば良いのか。

この点は、突発性難聴。メニエール病の方でも良いでしょう。ご病気別にどんなものが合うのか。どんな補聴器で改善すると良いのか。どんな風に音の調整をすれば良いのか。

こうなってくると、恐らく、多くの方は、わからなくなってくるかと思います。別にそこまでわからなくても良いとは思うのですが、こういったものが、情報の非対称性です。

インターネットにより、検索できる事によって確かに便利になったのですが、浅い部分の情報は多くなったのですが、深い部分の情報は、まだまだ出てきていません。

基本的にどのような業界(世界)でも、その仕事をしている人の方が情報を持っていることが多く、補聴器に関しても、この情報の非対称性が少々、強くなりやすい構造を持っています。

これが1つ目になります。

実行するのは、対応する側(販売員など)

2つ目は、仮にどんなに情報を得たとしても、実行したり、決定するのは、ほぼ対応する側になる。という事です。

対応する側には、補聴器を販売する人、病院さんなど、色々な部分が入ります。

かなり極端なお話をしてしまうと、対応する側がYes!といえば、実行され、対応する側がNo!といえば、実行されない。という事です。

ここで大事なのは、補聴器を使う人側には、あまり決定権がない事です。

対応する側の方が、「ここの部分を重視したい場合は、Aという処置を行います。この部分を重視したい場合は、Bという処置を行います。どうされますか?どの部分を重視したいですか?」と情報の非対称性をなくし、患者さん側、お客さん側に決定権を与えてくれる場合は別ですが、仮にそれがない場合、決定権がない事になります。

情報の非対称性により、そもそもどんな選択肢があるのか、補聴器を使っている側、これから補聴器を使う側は、わからないですし、その選択肢は、どこが違うのか、がわからなければ、それを選ぶこともできません。

さらに「こっちにしたい」と決めたとしても、先方さんが聞く耳を持たなければ、それを実行してもらえない可能性があります。

この2つの理由により、実は、補聴器は、かなり相談が難しい部類に入ります。

「よい補聴器も大事だが、ちゃんと相談できるお店の方が大事」の真意

このお客さんは、この事にうっすら気付いていたのかもしれません。

補聴器というのが、情報の非対称性が非常に強く、さらに決定権が対応する側にあるとすれば、相談というのは、相手次第、対応する方次第になるという事にです。

その事から「よい補聴器も大事だが、ちゃんと相談できるお店の方が大事」「補聴器以上にちゃんと相談できる方が大事だと思う」と表現されたのかもしれません。

このお客さんの言葉は、個人的に非常に補聴器の本質を表しており、改めて、学びになりました。本当に感謝ですね。

なお、補聴器には、こういった相談のしづらさがあることから、このお店では、情報の非対称性をなくすために「この場合だとAという方法とBという方法があります。こういったことを重視意思たい場合は、A。この部分を重視したい場合は、Bです。○○さんの場合、何を重視したいですか?」と伺うようにしています。

一人一人、重視したい部分は違いますし、何よりも、お客さんや患者さん側にも、選ぶ権利はあるからです。

ですので、こういった情報の非対称性をなくす。言い換えれば透明性を重視した補聴器の相談を意識していたのですが、それが伝わって、本当によかったな。と個人的には、思いました。

ちなみにこのブログで聞こえの改善事例を載せているのは、そういった意味もあります。

どんなものでもそうですが、お客さん側、患者さん側にも選ぶ権利はあります。私自身としても、なるべくそれは、尊重したいと思っていますので、このような透明性を高めるやり方をしていたりします。

当たり前のことといえば、当たり前のことではあるのですが、その部分がやはり大事な事ですね。ちゃんと相談しやすい環境を作る。というのは、とても大事なんだな。と改めて気づかされました。

以上、お客さんが言っていたよいお店とは?でした。

月3名限定で、お困りごとのご相談、承っています。

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

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