補聴器のFAQ

お客さんのお話から考えたよい補聴器販売員の3つのポイント

少し前にお客さんが言っていたよい補聴器のお店とは?という内容を記載したのですが、実は、このお話には、続きがあります。

それは、そのお話から考えたよい販売員とは、どのような人なのか。という事です。

そのお客さんがおっしゃっていたのは、「よい補聴器も大事だが、ちゃんと相談できるお店の方が大事」という事でした。

ちゃんと相談できるお店。となると、どちらかというと物というより、人が大事。とも言い換えられるのですが、では、よい販売員となると、どのような人がよいと言えるのでしょうか。

実は、この点に関して、私自身、考えていた事がありまして、そのポイントは、

  • 誠実さ
  • 知性
  • 自発性

の3つになります。

この3つに関しては、以前の内容で記載させていただいた

  • 情報の非対称性
  • 実行するのは、対応する側(販売員他)

この2つの側面から、大事になってきます。

誠実さ

まず、はじめに来るのは、誠実さになります。この3つの中で一番大事になってくるのが、この誠実さで、なぜ大事になるかというと、情報の非対称性が強い傾向があるためです。

情報の非対称性が強い。ということは、言わなければ、簡単に騙せたり、わからない人をそのままにしたりする事ができるため、実は、補聴器において、言い方を変えれば、このような情報の非対称性が高くなりやすい業界において、一番大事な要素は、実は「技術力」ではなく、誠実さになります。

伝えるべきところは、ちゃんと伝える。あるいは、必要な事をちゃんと伝える。その誠実さがないと、そもそも情報の非対称性が高いため、お客さん側、患者さん側は、わからないままになる。という事ですね。

インターネットが発達してきた事で、もしかしたら、この部分は、少し良くなってきているかもしれないのですが、そもそもインターネットは、言葉を知っている人が検索して、調べるもので、言葉を知らなければ、調べようがありません。

その性質から、ネットが発達して、少しは良くなっているところはあるかもしれませんが、実際には、まだまだ情報の非対称性は強く、その部分は、あまり変わっていないのではないか。と思います。

その事から、3つの中で特に大事になるのが、この誠実さです。

知性

次は、知性。知性というとわかりづらいかもしれないのですが、補聴器の場合、知識、そして、技術力。そういったものになります。

技術力とかくと、知識はいらないのか。となってしまうため、このような知識、技術、これらを含めて、知性としました。

ただ、実際のところ、本当の知性に関しては、私は、「人とコミュニケーションする能力」だと思っています。

より本質的な言い方をすると「自分と異なる人とコミュニケーションする能力」これが知性です。

どんなに知識や技術力があっても、人とコミュニケーションし、意思疎通をして、お互いによい形にしていかないと、相談は、まとまりませんし、よい相談もできません。

専門的な内容になれば、なるほど、お客さんや患者さん側と対応する側は、意見が乖離しやすく、コミュニケーションや意思疎通がしづらくなります。

専門的なものほど、コミュニケーション能力の高さが求められる。という事ですね。

どんな事を考えていて、どんな事に心配事があるのか。そして、どんな風にしたいと思っているかは、人によって異なり、それらを汲み取りながら、行っていく必要があるため、ここの知性の方が個人的には、重要な気がします。

これは、実際に対応する側がどうしても決定権が強くなりやすい構造になってしまう事からも感じます。

まさに「自分と異なる人とどうコミュニケーションするか」そこに知性が出る。という事ですね。

自発性

自発性は、その名の通り、自発的に行う。という事になります。

これも、情報の非対称性が強くなりやすい構造だからこそ、大事になります。

お客さん側、患者さん側は、知らない、わからない状態になりますので、必要な情報や内容などは、自発的に自分から伝えてあげる必要がある。という事です。

知性がいくらあっても、自発性がないと、情報を伝えようがありませんので、実は、この部分も大事になってくる要素です。

どこまで自発的に行うか。は、人によって判断が分かれるところではありますが、補聴器を使って、よりよく生活できるようになるために、伝えられるとよいことは、伝えてあげる。

それも自発的にですね。

これも情報の非対称性が強くなりやすい事から、大事な要素になります。

大事な要素は、3つ

あくまでも、私自身が考えた事ではありますが、個人的には、この3つが重要になってくる。と思っています。

どのような業界、産業構造も、基本的には、情報の非対称性はどうしても高くなります。

だからこそ、先ほど上げた

  • 誠実さ
  • 知性
  • 自発性

の3つが大事になります。

これは、別に補聴器に限らず、どのような場面でも同じです。

友人や知人、さらにお店のスタッフの人。さらに人によっては、ビジネスパートナーが入るかもしれませんが、この全ての部分に共通します。

私も、いろいろな人を自分なりに経験してきましたが、やはり優れている人は、だいたいこの3つがあります。

ですので、この内容を見ている方で、もし、お客さん側で、このような人に対応してもらっている。だったら、その人を大切にされた方が良いと思いますし、ちょっとそういう人ではない。という事でしたら、対応される人を変えた方が良いかもしれません。

こういったものは、目に見えるものではありませんので、探すのは、大変だと思いますが、見つけられた方は、ぜひ、大切にされてください。

そして、逆に補聴器に携わっている方であれば、私と一緒に頑張っていきましょう。

私も偉そうにこんな内容を書いていますが、まだまだ未熟な部分が多くあります。ですので、携わっている方であれば、私と一緒に頑張っていきましょう

月3名限定で、お困りごとのご相談、承っています。

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

このお店のテーマは、再出発。耳や補聴器のことでつまづいてしまった方がよりよく生活できるようになるお店です。

そして、当事者側の人が対応するお店として、使う側の状況やお気持ちに寄り添った聞こえの改善、補聴器のご相談を心がけています。

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