生活に時間を作る

私が断捨離をしている理由

深井 順一|パートナーズ補聴器

補聴器による聞こえの改善は、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善は、お客様の聞こえの改善事例にまとめています。

先日は、断捨離した物について、記載したのですが、ここで、私自身がなぜ断捨離をしているのか。という事について、記載していきたいと思います。

これはあくまでも私自身の性格なのですが、私の場合、自分が好きなものや自分が良いと思うものにできるだけ、時間を使いたい。と考えている人間です。

ですので、なるべく無駄は省きたいなと考えているのですが、そこから断捨離というのが来ています。

実は、基本的に物というのは、多ければ多いほど、その物に時間を奪われる性質があります。

今回は、ここに関して、記載していきます。

物は多ければ多いほど、 自分の時間がなくなる

はて、物は多ければ、多いほど時間を奪われる?いったい何を言っているんだ?と思うかもしれないのですが、実は、物というのは、買うだけではなく、維持するためにケアしたり、物によっては、アップデートしたりしますよね。

例えば、iphoneとかもそうですが、絶えず、アップデートをしていますし、アップデートすると今まで普通にできていたアプリが動作しなくなった……。あるいは、いきなり不調になったなんて事も出てきます。

パソコン系は、こういったことが起こるのですが、これ以外にも一般的なものの場合は、掃除したり、綺麗にして、使えるようにしますよ。

家なんて非常にわかりやすいと思うのですが、暮らしていると掃除を頻繁にします。風呂掃除、部屋の掃除、トイレ掃除。キッチンの掃除。生活を維持していくためには、必ず、掃除して、綺麗な状態を保っていく必要があります。

多くの人が見落としがちなのは、この維持するために必要となる時間やお金を考えない事なんですね。

買った時にどれだけ生活が良くなるんだろう!と想像を働かせることはあっても、じゃあその生活を維持するためにどれだけ今までの生活から時間を奪われるのだろう!というところは、考えません。

全てのものは、良いところもあれば、悪いところもあります。それを手に入れて良くなる生活もあれば、それを手に入れることで悪くなる生活、例えば、それにかける時間が増えて、自分の自由が減るといったマイナスの側面もあります。

だからこそ、本当に必要なものなのかな?と考える必要があるわけです。

ものは、ものを必要とする

そして、厄介なのは、物は、物を必要とする。という事です。物は、物を引き寄せるとも言えますね。

例えば、パソコンを買ったとしましょう。パソコンを買ったら、次は、インターネットが必要になり、ネットをよく使う場合、wifiの対応したルーターやさらにウイルスソフトが必要になる。

そして、人によっては、「パソコンを置く机もあったほうがいいな。そうだ!いい椅子を用意して、リラックスして、パソコンを使えると良いな!」と思い、椅子や机も購入する。という人もいるかもしれません。

もちろんこれは、パソコンの物理的なものだけになりますので、人によっては、そこにさらに「ネットフリックスに加入だ!」や「Youtubeプレミアムに加入だ!」とコンテンツの加入をする方もいるでしょう。

そうすれば、それぞれのものを維持するために必要な時間、さらにお金も必要になります。

パソコンをそれだけ使うという事は、汚れる事になりますので、定期的に掃除したり、机、椅子も定期的に掃除する。もしかしたら、椅子に関しては、良い椅子を用意するとなると、下に「床を傷つけないように防止シートを買おう!」という人もいるかもしれません。

そのシートを買うとさらにその表面や下に入り込んだゴミ、汚れを掃除したりする。

こんな感じにどんどんお金と時間。特に維持するための時間というのは、加速度的に増えます。

ものが増えれば増えるだけ、それを維持するために綺麗にしたり、維持したりするコストがかかる事になるんですね。

で、ここからが大事(というか厄介)なのですが、物は物を呼ぶという性質と、物は維持するためのコストが必要になるという性質が混ざり合い、とんでもない勢いで、時間やお金を消費します。

これは、製品を買う→その製品を良くするための道具を買う→するとさらにその道具を良くするための道具を買う→以下繰り返し。という流れです。

先ほどのパソコンが良い例ですね。パソコンを買ったら、それを活かすために机や椅子を買う、ネット回線を引く。つまりその製品を良くするための道具を買う事になります。さらにその道具を良くするために必要な道具を買うというケースもあるでしょう。

このループに入ると、維持コストの増大とお金の増大が重なり、あっという間に自分の時間、あるいはお金はなくなります。

なので、自分にとって大事じゃないものは、少ないほうが良いんですね。それにかかるお金、時間のコストがとんでもない勢いで加算されてしまうからです。

自分にとって、大事か、そうじゃないか

大事なのは、自分にとって大事なものは、あったほうが良いけれども、そうじゃないものは、ないほうが良いという事です。

それを維持するために時間やお金がどんどん消費され、自分がしたい事、自分が好きな事に時間を割けなくなるからです。

たまに「そんな修行僧のような生活をして何が楽しいのか」と言われてしまうのですが、私がお伝えしているのは、自分にとって大事なものだけ残すということであり、物を全部捨てることではありません。

大事なものだけ残し、その大事なものを維持するためのコスト、お金を使っていけるとだいぶ楽になります。

私もものを捨て続けて、部屋がだいぶ広くなったのですが、それ以上に実感しているのは、時間が増えたことです。

掃除するのもものが少なく、さらに部屋が小さいので、すぐに済みます。ウィ〜ン!とか掃除機に電源を入れて、ササッと掃除するだけですので、2〜3分で、掃除機は、かけ終わりますし、綺麗な状態を維持しやすい傾向も感じます。

ものは、多ければ多いほど良いような、あるいは豊かな印象がありますが、実際には、それを維持するコストは、とても多いです。

先ほどは、パソコンだけで考えていましたが、実際には、テレビやペット、さらに車やバイク。そしてそれ以外の趣味の物なども含めると、それらのものが積み重なったら、とんでもない維持コストが発生します。

というかとてもじゃありませんが、自分の時間はなくなります。

ですので、大事な事は、自分が好きなもの、大切なもの以外は、極力捨てる事。これが大事ですね。

私は難聴の体で生まれてきた人間ですが、こういった体でも、なるべく自分の人生は、自分なりに楽しめるようになりたい。と考えています。

そこから、逆算して、自分にとっていらないものは、極力、捨てる。そうしています。

これが私自身が断捨離している理由です。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、このお店では、実際に補聴器を使っている私自身がご相談を承っています。

お店のご紹介

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、実際に補聴器を使っている当事者がご相談を承っています。

お店の詳細は、以下のページへどうぞ。

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