ツールから見る私の適性仕事

前回は、仕事に関して、どのようなものが自分に向いているのか、その適性を表すためのツールに関して、紹介させていただきました。
紹介したストレングスファインダー、そして、ジーニアスファインダーは、実際に私自身が行い、「これはわかりやすいな」と感じたものです。
ここで今回は、その内容から見る私の適性仕事に関して、記載していこうと思います。私の場合は、こんな風に出てきた。と参考にしていただければと思います。
ちなみに結論から記載しますと、私の場合は、一対一の相談系、例えば、医療のお医者さんや弁護士、コンサルタント業や一人一人異なった対応を求められる、一対一の相談系が向いている職業となります。
ストレングスファインダー

改めて、私自身のものについて載せてみますとこのようになります。(長いので、TOP10までに絞っています)
自分の資質として色濃く出るのは、TOP5の資質で、
- 1、回復思考
- 2、収集心
- 3、個別化
- 4、内省
- 5、自己確信
私の場合は、この五つです。
回復思考に関しては、以下の通りです。
「回復志向」は、実行力の資質です。
「回復志向」は、物事を本来あるべき姿に戻す資質です。
「回復志向」上位の人は、物事の本来あるべき姿に対し、足りないところ欠けているところに目を向けます。
それは例えば、仕組みや手順に潜む問題点であったり、人であればその人の出来てないところ、足りないところ、何かを損ねているところだったりします。
前者の意味合いで言えば、「回復志向」の人は、問題を見つけ解決することが得意と言えます。
何かの問題点を見つけると、それを放置せずに解決したくなるし、実際に解決、解消に向けて動きます。
ストレングスファインダー®の資質「回復志向」の特徴と活かし方より引用
なお、この資質は、医療、福祉、介護関係の職についている人が多いようです。この点は、私も当てはまりますね。
次は、収集心です。
「収集心」は、戦略的思考力の資質です。
「収集心」は、情報を集める資質です。
自分の知らないこと、わからないことがあると、すぐにネット検索等して調べます。
「収集心」の人は、純粋に自分の知的好奇心を満たすためだけに情報を集めることが多いです。
知らないことをそのままにしてはおけないのです。
収集心と一緒に上位になりやすい「学習欲」も併せ持っていると、なおのことそうなりやすいと思います。
「学習欲」は、自分の知らなかったことが知っている状態になっていく、そのプロセスを楽しむ資質なので、情報を集めることを楽しみながら同時に「学習欲」も満たしている感じになると思います。
「収集心」の興味関心は幅広いことに向くので、「収集心」x「学習欲」だと幅広いことを学ぶにもなりますね。
ストレングスファインダー®の資質「収集心」の特徴と活かし方より引用
収集心は、物事を知ろうとする資質。このブログは、一般的な補聴器のお店とは、異なり、かなり特殊かと思います。(補聴器のこと、ほとんど書いていませんし)
それは、私自身の関心が、そもそも補聴器ではなく、難聴の方はどのようにしたら幸せになるのか。を基準にしているからです。
補聴器は難聴の方の生活を支える道具であり、それだけではなく、また他のものでも生活を補えることもあると考えています。ですので、このブログは、こんなに範囲が広いわけですね。
これもひとえに収集心があるからだと考えられます。
次は、個別化です。
「個別化」は、人間関係構築力の資質です。
「個別化」は、一人ひとりの個性や違いに目を向け、それを見抜くことに長けている資質です。
「個別化」上位の人は、無意識に人を観察しています。
「この人は、他の人とはどう違うのだろう?」という目を向けながら、その人を観察しその人固有の個性を見極めます。
そして、その情報を元に一人ひとり異なる相応しい関わり方をします。
例えば、「個別化」上位のリーダーであれば、メンバー一人ひとりの特徴をよく掴んでいて、あるメンバーに対しては、情報を事細かに与える、あるメンバーに対してはあまり密に関わらず任せる、あるメンバーに対しては定期的に進捗をチェックする、などの個別の対応をします。
それぞれのメンバーが、どういう対応を取ると動きやすいのかを把握しているからこそ出来ることです。
「あなたは、◯◯なところがあるよね。」と、相手が聞くと「何でわかるんだろう?」と驚くくらい人のことを良く観察して知っています。
“違い”をそのまま受け入れる「個別化」上位の人は、たとえ自分とワークスタイルが異なっていてもそれを否定することなく受け入れます。
相手は、自分の個性を尊重してもらえて伸び伸びと自分らしくいられますね。
ストレングスファインダー®の資質「個別化」の特徴と活かし方より引用
個人的には、ここは非常に当てはまっている感覚はあります。私自身が補聴器のことでやっているのもここで、一人一人違うからこそ、実は、このお店では、相談のしやすさを提供する。というコンセプトのもと、相談をしています。
一人一人違うからこそ、その一人一人の違いに合わせて、その方に合った補聴器、改善方法で改善する。それが私の仕事ですね。
なので、一般的な大きな括りにしたり、一対多のものとかは、苦手です。「聞こえの改善って言ったって、一人一人、全然、違うので、一概に言えない」と思ってしまうので、そういった意味では、情報発信は、ちょっと苦手かもしれません。
お店での対応の場合は、人を目の前にするので、その人に合わせた内容にするのは得意なのですが、ネットやブログ、Youtubeだと誰がみているのか、どんな状況の人がみているのかがさっぱりわからず、一般的な大きな括りでしかいうことができないため、そこが苦手なところですね。
次は、内省です。
「内省」は、物事を深く考える資質です。
“思慮深い”という表現がピッタリだと思います。
「内省」には、同じ戦略的思考力の資質である「学習欲」「収集心」との共通点があります。
それは、知的好奇心が旺盛だということです。
これらの3つには、「収集心」は“幅広く”情報を集める。
「学習欲」は、自分の知らなかったことが“知っている”の状態になっていく階段状のプロセスそのものを楽しむ。
「内省」は、自分の知り得たことを深めて考え自分の腹に落とし込む。
という違いがあります。
いずれにしても知的好奇心がドライブしている点が共通しています。
「内省」の人は、自問自答しながら思考を深めていきます。
「これってどういうことだろう?」「どう理解したらいいんだろう?」と、もう一人の自分が疑問、質問を投げかけながらそれに答える形で自分の納得のいくまで考え、深めます。
「内省」の人にとって、この“納得感”がとても大事です。
ストレングスファインダー®の資質「内省」の特徴と活かし方より引用
内省は、物事を深く考える資質です。私自身は、考えるのは好きなタイプですので、いくらでも考えられます。
今、朝、毎日日記を書いているのですが、それも考えることからきています。ただ、むやみに考えているかというと、そうではなく、この場合の本質的なものは何か。と考えている状態ですね。
上記の個別化もそうなのですが、補聴器において大事なことは、その方の生活を支える事だと私の場合は考えているのですが、そこから逆算して私の場合は、相談なり、聞こえの改善なりしています。
どのような業界にもセオリーやこうやる。みたいなマニュアルのようなものがあるかと思うのですが、それが”人の幸せに貢献しない”のであれば、私はすぐにそのマニュアルを破ったりします。(ですので20代の頃はだいぶ人と揉めましたね……)
どんなものも人の幸せに貢献するために生まれたものであり、それができないのであればすべきではない。というのが個人的な考えです。
まさにこういった事ばかり考えるのが内省の資質になります。
次は、自己確信です。
「自己確信」は、自分の人生や自分が関わる物事をうまく進めて行くことに確固たる自信がある資質です。
「自己確信」も、「指令性」と並んで診断した人の中で最もTOP5に入る頻度の少ない資質です。
割合で言えば、20人に1人もいないくらいです。
これはあくまで個人的見解ですが、「指令性」との共通点として、自分のことは自分で決めるという意識が強いので、この種の診断系にはそんなに強い関心がないのかもしれませんね。
決めつけられたくないというところもあるのかもしれません。
「自己確信」上位の人は、自分の腹の中に羅針盤を持っているとも言われます。
何が正しい方向なのかは、その羅針盤が指し示すということです。
最初に書いた”根拠がない”というのは、すごく大事なポイントです。
何かしら根拠に基づく自信は、その根拠が消滅すればその途端に消えてなくなります。
例えば、特定の分野での経験の積み重ねに裏付けされた自信は、分野が変われば通用しなくなりますよね?
もちろん、経験を積み重ねる過程で得た普遍的な何かは、根拠として残るかもしれませんが。
いずれにしても、根拠のない自信というのは揺るがないし、揺るぎようがないのです。
その意味で「自己確信」の人は、自分でやると決めて進めていることに関しては、”絶対的な”自信を持っています。
ストレングスファインダー®の資質「自己確信」の特徴と活かし方より引用
TOP5の中に入っているもので、唯一わからないのが、この資質です。個人的には、根拠のない自信があるかどうかはわからないのですが、こういった傾向があるようです。
言われてみればですが、自信とかそんなに気にせず、毎日、生きていますので(ただのちゃらんぽらんな可能性あり、そういった意味では、根拠のない自信はあるのかもしれません。
ここだけ、ちょっと私は自信はないですね。
と、TOP5について、まとめてみました。ちょっと長かったですよね。すみません。
私の場合は、こんな感じなのですが、傾向を見てみると、一体一での相談、一人一人の異なった状況をその人の状況を見ながら、臨機応変に改善していくこと。これが得意そうですよね。
回復思考は、問題を見つけ、改善する能力が優れており、収集心は、広く物事を知る能力。極め付けは、個別化。一人一人異なった状況を知ったり、その人の能力を見抜く力です。
ですので、一対一で相手の課題、問題を浮き彫りにし、それに対して改善するコンサルタント業、医療や対面で相談するカウンセラー業、そういったのが向きそうです。
TOP5がわかると結構、傾向がわかるようになります。私の場合は、TOP3までの資質がかなり強く影響していますね。
ジーニアスファインダー

ジーニアスファインダーの場合は、私は人を想うになります。

そのまま公式のものを載せますと、このようになります。保健室の先生のような役割。というのがほぼ全てを表していますね。
私の場合は、どちらかというとジーニアスファインダーの方がよく性格を表しています。多くの人と付き合うのではなく、特定少数の人と付き合いますし、悩んでいるもの、あるいは、困っていることを聞いて、それを人別に解決するというのが向いています。
この辺りは、まさにストレングスファインダーでも出てきたところですね。
人のことをよく見ている。というのもそうですね。結構、体調の変化や雰囲気が違うとすぐに気づいたりします。
ですので、仕事のスタイルは、相手のタイプや特性、状態に合わせた関わりをします。補聴器なんてまさにそうで、相手の耳の状況から生活環境、そういったものから、選択から、聞こえの改善まで、個別に改善しています。
そういった意味では、ジーニアスファインダーもそのまま自分の特性が出ていると言えそうです。
自分が向いているもの
ということで、私自身が向いているのは、一対一の個別の問題、悩みに対して、改善する。解決方法を提示する。という仕事ですね。
まさにコンサルタント業や医療、介護、福祉、そして、カウンセラー業がむく仕事になります。
どちらかというと現場寄り、営業よりの特性を持っており、人や企業、会社ごとに異なる属性、あるいは、問題を持っているわけですので、それをヒアリングして解決していく。これが私自身が向いているものになります。
……一言でいうと、補聴器による聞こえの改善が向いているということですね。
まとめ
以上、自分自身に関してツールを使った結果、どんなことが分かったのか。というところについて記載してみました。
人によりこの結果は異なりますので、その人ごとにどのような属性があり、どのような仕事、職が向くのかは考える必要があります。
ただ、これがわかると自分が進む方向というのがわかりやすくなります。
例えば私の場合は、上記に記載した通り、コンサルタント業や医療、介護、福祉、カウンセラー業ですね。一対一の相談が強いので、そこのところを重視して転職したり、職を考えるというやり方をとることができます。
もちろん業種が違えば、その専門的な分野での知識は必要になります。
しかし、対応方法がわかっていたり、相談して問題を発見し、解決に導いていくという大本の部分は、どれも一緒です。つまり応用できるものが明らかに多いということです。
このように自分が進む道がわかる。自分が進む方向性がわかるというのは、とても大事です。
何もわからない状態というのは、大海原に船一つで何も持たずに出ることと同じです。しかし、進むべき方向性を示してくれるコンパスがあったら、目的地には、辿り着きやすくなります。
自分自身の資質、属性がわかるというのは、このコンパスと同じ役割を果たします。知っているのと、全く知らないのとでは、大きく異なります。
自分自身を知るというのは、とても大事なことになります。