ご年配の方の場合における補聴器で大事なこと

かなり前に80代の方の改善事例について記載してみたのですが、改めて、大事な部分のみまとめていこうと思います。
それは、ご年配の方の場合、補聴器で聞こえを改善する場合は、その方が使いやすいものを選ぶということです。
使いやすいものを選び、そこから改善していける方が結果として、その方の生活そのものを補聴器が支えやすくなります。
よい補聴器を選ぶ。の落とし穴
さて、補聴器を購入する、あるいは、自分にとって良いものを選びたい。となった場合、良い性能のものを選びたい、よいメーカーのものを考えたい。というお考えを持つかと思います。
しかし、私自身は、製品を中心に考えるやり方は、お薦めしていません。
理由は、単純で、補聴器を買うことが目的なのではなく、その方の生活を改善することが目的だからです。
もちろん補聴器を購入することが目的の方であれば、それで構いませんが、もし、生活を改善することが目的なのでしたら、考えを変える必要があります。
それは、製品を中心に考えるのではなく、その使う方を中心に考える。ここですね。ここが一番大事なところになります。
今現在、どの世界、業界もそうなのですが、正直、メーカー間での違いは、かなりわかりづらく、さらに差がほとんど見られなくなってきてもいます。
これは補聴器においても同様で、その事からも、製品を中心に見るのではなく、使う方を中心に見た方が結果的に良くなることが多いです。
よい補聴器を選ぶ。ではなく、どうやったら良くなるかを考える
補聴器において大事なことは、ご年配の方に限らず、その方が使いやすいもので聞こえを改善していく事です。
実際に補聴器を使っている私自身が感じるのは、ここですね。
補聴器自体が使いづらいと、なかなか使い続けるのは難しくなります。
慣れてくると補聴器は、ほぼ一日中使うようになりますので、使いづらい部分が常に付き纏うようになり、鬱陶しさを常に感じるようになります。
それが日々感じる状態というのは、あまり良い状況ではありません。
またご年配の方の場合、ご自身で操作できるかどうかも大事なところで、毎回毎回、付き添いの方が使えるようにする。というのも面倒な部分もあります。
ですので、ご自身が使いやすいものを選ぶ。というのは、ご年配の方の場合、特に大事になる考えになります。
まとめ
ご年配の方の場合おける補聴器において大事なこと。ということで、それは、ご自身にとって使いやすい補聴器を選ぶこと。と記載してみました。
私自身、補聴器を実際に使っていますが、使っている視点で言うと使いやすさはすごく大事です。使いにくいものを使い続けるほどストレスを溜めるものはありませんので、使いやすいものの中で改善していく。というやり方が私の場合は、基本ですね。
その方がその人にとって自然でかつより良くなることが多いです。
大事なのは、補聴器を買うことが目的ではないことです。使う方の生活を良くするのが目的になりますので、どんなに良いものを購入しても使えなければ意味がありません。
この点は、補聴器が主役ではなく、使う方が主役である。という風に言い換えても良いかもしれませんね。
どうしても性能とか良いメーカーとか言われると気になるかとは思いますが、大事な考えは、どのようにしたら使う方の生活を支えやすくなるか。という考えになります。