幸福の資本論からみる、難聴でも幸せな人

こんにちは、パートナーズ補聴器の深井です。ご覧いただき、ありがとうございます。
前回は、幸福の資本論より、幸せの土台に関して、記載してみました。難聴になると弱くなるのは、人的資本であり、さらに社会資本も築きにくくなります。
人的資本がないとそもそも金融資本も社会資本も築きにくくなってしまいますので、かなり厳しくなってくる。というのが幸福の資本論から見た難聴の場合の課題点です。
個人的に興味があることとして、難聴の方は、どのようにしたら幸せになれるのか。があります。私自身も生まれつきの難聴者であり、さらにできるのであれば幸せになりたいとも思っています。
私自身は、お店をやっている状態になりますので、良くも悪くも色々な難聴の方に出逢います。そこで感じたのは、難聴の方でも幸せな人がいるということです。
そして、これは、先ほどの幸福の資本論から見ると確かに当てはまることが非常に多く感じます。ですので、今回は、こちらについてまとめていきたいと思います。
私がお会いした難聴の方でも幸せな人
幸福の資本論では、
- 金融資本=不動産や株、債権などの不労所得
- 人的資本=仕事や事業で稼ぐ力
- 社会資本=友人や家族との人との繋がり
の3つに分けて、人類の幸せのために必要なものを記載していました。
で、私自身が「この方は、なぜこんなにも幸せを感じているのだろうか」と感じる難聴の方が何名かいるのですが、そういった方は、なんと3つとも全部ある方になります。
代表格の方が2名ほどいらっしゃるのですが、一人は、会社員で働きながら、副業もして、お金を稼ぎ、さらに週末、運動系のサークルに参加し、友人や知人と交流をしている方。つまり、人的資本と社会資本が高い方です。
もう一人は、ご年配の方で、元経営者(今は引退)で、元々仕事していた方々と今でも交流があり、現預金がある程度あり、さらに金融資本があり、社会資本もある方です。
若い方とご年配の方でそれぞれいらっしゃるのですが、若い方の方は、副業がそもそも金融系ですので、3つあることになり、ご年配の方の場合、人的資本は少し低下している状況でしょうか。
ただ、少し若い頃を辿っていければ、金融資本、人的資本、社会資本の3つを持っていたことになります。
個人的にこの発見は、ものすごく大きい発見でした。というのも、これらのことを意識してやっていければ、その方々のようになれる可能性があるからです。
それぞれの人の状況により、やり方、実現の仕方は、変わると思いますが、方向性が見えたのは、すごく良いことだと感じています。
難聴の方の幸福度は何によって決まるのか?という問い
これらの部分に関して私が初め疑問を抱いていたのは、難聴の方の幸福度は、何によって決まるのか。でした。
初め私が考えていたのは”補聴器による聞こえの改善度によって違うのではないか”ということでした。
聞こえにくいことによって不幸なのであれば、聞こえやすくなれば幸福になる。そして、聞こえの改善度が高くなれば高くなるほど、得られる幸福度も上がるのではないか。文面にしてみるとなんとも安直な考えです。
しかし、蓋を開けてみると、数値的に聞こえの改善度が高くても、決して良いと感じない人もいますし、逆に少し低いけれども、満足している方もいます。
そんな経験から「どうもここが幸福度を決めているわけではないようだ」と薄々感じていました。
そこで、上記のように体感的に「幸せを感じている人」にヒアリングを重ねていくことになるのですが、その内容と幸福の資本論の3つの部分は、見事にリンクします。
難聴になると、どうしても聞きにくさゆえ、働きづらさが出てきたり、人との交流が苦手になったりすることがあります。つまり、人的資本、社会資本が厳しくなりやすくなります。
ですので、その部分をどう補っていくのか。そういった発想に変えられると、よくするヒントになりそうですね。
まとめ
さて、今回は、幸福の資本論をもとにお店にお越しいただいている方で幸せな方を勝手に参考にさせていただき、その方々は、何が要因で幸福なのか。について記載してみました。
幸福の資本論という切り口で今回は見てみたのですが、個人的には、だいぶ参考になる内容なんじゃないかなと思います。
実際には聞こえの改善度も影響してくる部分はありますが、それ以上に元々、そういったものを持っていた、あるいは、身に付けたという後天的な部分が大きいです。
上記で紹介させていただいたお二方は、別に元々、そういったものを持っていた方ではありません。全て、ご自身で作られた方になります。(すごいですね)
以上、何か参考になれば幸いです。