電話の音声を聞こえやすくするテレアンプⅢ

テレアンプⅢは、電話機の音量をさらに大きくさせる事ができる機器です。

電話機の受話器と本体の間に拡声器をかます事で、電話の音声をより聞きやすくしてくれます。

固定電話で電話をする際、聞きにくい人がいる場合、役に立つ機器になります。

テレアンプⅢの概要

こちらの機器の概要ですが、

  • 機器:テレアンプⅢ
  • 金額:8,800円(10%、税込)
  • 電池:9V電池
  • 保証:1年間
  • 備考:ACアダブター(3,300円、10%税込)が別売りであり

となります。

冒頭の通り、テレアンプⅢは、電話機に取り付けて、電話の音声をより聞きやすくするための機器です。電話の拡声器といえば、わかりやすいかもしれません。

この部分に電池が入り、今では珍しい9V電池を使用します。

それか、アクセサリー(別途追加)で、ACアダプターがありますので、そちらを使って、起動させます。

使用イメージ。一般的な電話機と繋ぐとこのようになります。
使用イメージ。一般的な電話機と繋ぐとこのようになります。

このように電話機と受話器の間にかます事で、使えるようになります。

テレアンプ自体は、ダイヤル式になっており、そのダイヤルを回す事で、音量を調整できるようになっています。

電話機によって、接続設定があります。この部分を動かし、しっかり聞こえるものにしてから、使う必要があります。
電話機によって、接続設定があります。この部分を動かし、しっかり聞こえるものにしてから、使う必要があります。

電話機によって、接続する設定が異なりますので、この部分を設定してから使います。

すると、電話機の音が、より大きく聞こえるようになります。

テレアンプⅢの対象となる聴力、補える聴力は、大体、70〜80dBくらいまでになります。これよりも、難聴のレベルが高い場合は、聞きづらくなる傾向が出ます。
テレアンプⅢの対象となる聴力、補える聴力は、大体、70〜80dBくらいまでになります。これよりも、難聴のレベルが高い場合は、聞きづらくなる傾向が出ます。

対象となる聴力は、主にこのくらいです。このくらいの方であれば、補聴器なしの状態でも聞こえやすくなることが多いです。

使い方としては、補聴器ありの状態で、そのまま聞いていただいてもいいですし、補聴器なしの状態で、そのまま聞いていただいても大丈夫です。

一部の人は、補聴器なしの方が聞きやすい。という方もいますので、ご自身が聞こえやすい方法で、やっていただくのが、一番、ベストです。

なお、電話機の音とテレアンプの音は、別になっています。例えば、電話機の音を大にして、さらにテレアンプで音を大きくすると、より大きくなります。

このように別々に音量に関しては、なっていますので、その点を考えて、音量に関しては、決める必要があります。

それぞれのおすすめ

こちらの使い方は、基本的に

  • 電池式で使うか
  • ACアダプターで使うか

の2つがあります。

電池式で使うケース

出張する間や短い時間、使う。というケースであれば、こちらがおすすめです。

例えば、普段使っている電話機の場合は、問題ないが、どこか、別のところでの電話機は聞きにくさを感じやすく、そのような部分を改善したい。という場合は、持ち運びが便利なこちらが良いです。

ただ、欠点として、電池式の場合、どれだけ電池が持つのかがわかりづらく、さらに、この機器は、電池がなくなると、途中から、電話機から音声が聞こえなくなります。

そのため、実際に使ったことがある私自身は、あまりこのタイプは、おすすめしていません。

電池が切れると、急に聞こえなくなってしまうため、会話が成り立たず、さらにお客様や取引先の方々とお話ししていた場合、迷惑をかけてしまう可能性があるためです。

ACアダプターで使うケース

固定電話でずっと使用する。基本的に使う仕様にする。など、長く使用する場合は、ACアダプターをつけて、使用した方が良いです。

こちらであれば、途中で音声が聞こえなくなる。ということがないため、そのまま安定して使うことができます。

個人的におすすめしているのは、こちらのタイプになります。

ACアダプター分、お金は、かかってしまいますが、安心して使える。というのは、大きな魅力です。

なお、電池で動かす場合は、9V電池、一つあたり、大体300〜400円ほどで、稼働は、1ヶ月〜2ヶ月くらいになります。

テレアンプⅢの注意点

私自身も実際に使っていたため、実際に使用する場合の注意点は、

  • 一部の電話では、使えない
  • 聞こえる人と共有で使う場合の設定
  • 設定の際は、予習する

の3つがあります。

一部の電話では、使えない

こちらは、一部の電話では使用できません。

見た目でわかりやすいのは、コードレスの電話機でしょうか。コードレスの電話機は、間にかますことができないため、使えません。

それ以外には、一部の電話機で、中間にかましても、音量が変わらないものがあります。

そのため、できるのであれば一度、試聴してみて、ご家庭の電話機でちゃんと動作するか。確認した方がベストです。

当店でも試聴は、行っています。

聞こえる人と共有で使う場合の設定

聞こえる人と共有で使う場合は、電話機本体の設定を少し小さめにするか、普通くらいの音量にしておき、テレアンプⅢで、音量調整するようにする必要があります。

上記に記載させていただいた通り、この機器は、電話機の音声+テレアンプⅢの音声になるため、電話機の音声を大きくしすぎると、テレアンプⅢでさらに増幅されてしまいます。

そして、仮に聞こえる人が使った場合、聞こえすぎてしまうことがありますので、電話機の本体の音量は、普通くらいに抑えておく必要があります。そうしないと、大きすぎて、辛くなってしまうためです。

基本的に聞こえる人と共有で使用する場合は、電話機の音量は、少し抑え、テレアンプⅢで音量調整した方が、お互いにとって、よく使えます。

なお、共有して使用する場合は、使い終わったら、音量ボリューム機能を元に戻しておいた方が良いです。そうしないと、音が大きい状態で、聞いてしまう可能性があるため、その部分も配慮できると、周りの方にとっても、使いやすい機器になります。

設定の際は、予習する

この機器は、一度、この部分を変えながら、どの設定が問題なく音声が聞こえるか。を試す必要があります。いきなり、電話してしまうと、聞き取れないことがありますので、その点に注意です。

私自身がよくやっているやり方は、天気予報を電話で聞きながら、カチカチ操作し、どこがよく聞こえるか。問題なく聞こえるか。を確認しています。

天気予報は、市外局番+177でかけられます。例えば、東京であれば、03177で東京の天気を聞けます。

いきなり電話するのではなく、まずは、試しにちゃんと聞こえるのか。天気予報の電話を行い、確認してから、行いましょう。

まとめ

固定電話で聞こえづらさを感じている方におすすめなのが、このテレアンプⅢです。気軽に音量を調整でき、聞きにくさが減ります。

スマートフォンであれば聞こえやすい方でも、固定電話の場合、聞きにくいケースは、意外とあり、固定電話で聞きづらさを感じている方には、おすすめできる製品です。

当店でも試聴や貸出を行っていますので、ご興味がある方は、ぜひご連絡ください。