耳あな形補聴器をご希望の方へ
このお店では、耳あな形補聴器の試聴、貸出についても行っています。
ただし、試聴や貸出をしている理由は、耳あな形補聴器には、合う人と合わない人がいるためです。さらに補聴器は、実際に使ってみないと、合うか、合わないかがわかりません。
その事からこのお店では、耳あな形補聴器をご希望の方には、実際に耳あな形補聴器を製作し、お客様側がどのようなものなのかを確認できるようにすると共に、お店側としても、きちんと使えるものなのか、デメリットの部分が気にならないかなど確認できるようにしています。
耳あな形補聴器の欠点
耳あな形補聴器の欠点は、耳を塞ぐため、自分の声が大きく聞こえたり、低く唸るような感覚で聞こえることです。この欠点は、主に低い音の周波数が聞こえている耳ほど強くなり、それが強い不快感となる場合があります。

この不快感を感じやすいのは、聴力が125〜500Hzで、60dBの範囲内にある方です。その他、元々、ご自身の声が大きく聞こえる方、耳管開放症の方、耳管狭窄症の方なども感じやすい傾向があります。
元々、耳あな形補聴器を使われている方は、大丈夫なのですが、初めて補聴器を使われる方や初めて耳あな形補聴器を使われる方は、強く不快感を感じる可能性があります。
Q、不快感は慣れる?
補聴器の世界には、よく”慣れる”という言葉が出てきます。慣れるということには、実際には、慣れるものと慣れないものがあります。
補聴器を使った時の不快感は、半分半分で、慣れるというのは、自分の声が大きく聞こえる感覚に慣れる。という意味です。慣れると、この大きく聞こえる感覚が減るということではありません。
ですので、慣れたという方は、「自分の声が少し大きく聞こえるけれども、慣れた」という意味であり、慣れたら、その大きく聞こえる感覚が減った、なくなったという意味ではありませんので、その点に注意が必要となります。
Q、不快感は減らせないの?
ここが難しい部分で、耳あな形補聴器がこのような不快感を発生させるのは、耳をしっかりと塞いでいるからです。

このように耳の穴の中に入れるものなので、それは仕方がないのですが、この感覚を軽減させる場合、耳を塞がないことをしなければなりません。補聴器の世界では、ベントと呼ばれます。

ベントとは主に空気孔を言うのですが、この空気孔は、開けすぎると、そこから音が漏れてしまい、ハウリング(ピーピー音が鳴って補聴器が使いづらくなる)の原因になったり、ハウリングのせいで、聴力に対し、必要な音を量を入れられなくなります。
耳あな形補聴器の場合、使いやすさとこの不快感は、トレードオフの関係になります。
不快感を減らそうとすると、ハウリングや音弱の原因になり、補聴器としての機能をなさなくなり、耳をしっかりと塞ぐような作りにすると不快感が強くなり、そもそも使えなくなります。
その事からバランスよく作る必要があり、結果、向く人と向かない人が出てきます。
まとめ
このお店では、耳あな形補聴器の試聴や貸出についても行っています。ただし、その理由は、上記の通り、耳あな形補聴器には、合う人と合わない人がいるためです。
中には、他のメーカーさんからフォナック補聴器に変えた際、聞こえ方はどうなんだろう?と気になる方もいらっしゃるかもしれません。その場合でももちろん試聴や貸出は承っています。
誠に恐れ入りますが、補聴器は、使ってみないとわからない部分が多く、お店側としても合わないものをお売りすることは避けたいため、試聴や貸出を通じて、良かった方のみ販売するスタイルでご対応しています。
お手数おかけしますが、よろしくお願い致します。
