耳かけ形補聴器を使っている場合のマスク、メガネのつけ方とは?
耳かけ形補聴器を使っているケースで、マスクやメガネを使う場合、マスクが補聴器に引っかかってしまったり、メガネを使う際、ちょっと邪魔に感じることがあるかと思います。
しかし、これらのものですが、ちょっとした工夫をするだけで、だいぶこれらのものは、使いやすくすることができます。
新型コロナウイルス により、マスクをつけることがデフォルトスタンダードになってきましたので、これを気に楽な付け方を身につけておきましょう。
こちらでは、
- マスクのみつける場合
- マスクとメガネをつける場合
の2つに分けて記載していきます。
なお、わかりづらい場合も含め、念のため、動画での解説も置いておきます。仮に文章だとわかりづらい場合は、こちらをご覧ください。
マスクのみつける場合
初めは、マスクのみつける場合です。結論からいいますと、マスクをつける場合は、マスクの紐(耳にかかる部分)を補聴器の外側にやるようにします。
頭があり、補聴器があり、マスクの紐がある。という状態ですね。このようにできると、マスクの紐は、マスクを外す際、ほとんど引っかかりません。
耳かけ形補聴器を使っていて、マスクの紐が引っかかるケースというのは、マスクの紐が補聴器の内側に入ってしまっているケースが大半です。
頭があって、その次にマスクの紐があって、最後に補聴器がある状態ですね。補聴器が一番耳側(頭の外側)になっている場合は、補聴器に紐が絡まりやすくなってしまうんですね。
ですので、その点に気をつければ、だいぶ楽にマスクの付け外しができるようになります。
メガネとマスクを使う場合
メガネとマスクを使う場合は、それぞれ、メガネのツルは、補聴器の内側(頭側)。マスクの紐は、補聴器の外側(耳側)。このようにしていただければ、スムーズに使えます。
まず、メガネですが、メガネは、補聴器の外側にツルがきてしまうと、頭を締めつけることになってしまいますので、こうすると、人によっては、頭痛が起こる可能性があります(押し付けているので、血流が悪くなります)。
ですので、必ず、メガネのツルは、補聴器の内側、頭側にツルを入れるようにします。
こういう状態ですね。これだけでメガネは、だいぶスムーズに付けられます。
次にマスクですが、マスクは、上記の内容と同じです。マスクの紐は、補聴器の外側、耳側につけるようにします。
上記の通り、マスクの紐が引っかかる原理は、補聴器の内側にマスクの紐がきてしまい、補聴器に紐が絡まりやすくなってしまうことによるものです。
ですので、マスクの紐が補聴器の外側、耳側にくれば、自然と引っかかることは、ほとんど無くなります。
メガネとマスクを使う場合は、それぞれの位置を気をつけていただければ、一緒に使うことができますし、一緒に使っても、そんなにこんがらがることもありません。
適切に使おう
これらのものは、耳かけ形補聴器であっても、適切な位置に置いていただければスムーズに使えます。
そんなに難しいものではありませんので、ぜひ覚えて、スムーズに使えるようになりましょう。
ちょっとした工夫で、補聴器は、こんなにも使いやすくすることができます。