補聴器のFAQ

最近、売れている補聴器の形別、評価

深井 順一|パートナーズ補聴器

補聴器による聞こえの改善は、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善は、お客様の聞こえの改善事例にまとめています。

先日、最近、売れているのは充電型補聴器、という点について記載させていただきました。

これを機会にあくまでもこのお店の場合にはなるのですが、売れているものの形状別、評価。お客さんの評価もまとめて、記載していこうと思います。

補聴器の場合、選ぶ要素には、補聴器の形状、補聴器の性能の2つがあります。

その中で、性能の部分は、ピンキリで金額に大きく差が出てしまうため、ほとんど差がない、形状に関する評価、そして、形を紹介していきます。

耳かけ形補聴器

耳かけ形補聴器は、先日記載した通り、ほぼRIC補聴器の充電形補聴器になります。

こちらに関する詳細は、最近、売れているのは、充電型補聴器をご覧いただくとして、評価としては、若い方とご年配の方で分かれる傾向があります。

ご年配の方の場合は、操作が楽。あとは、細かな操作が必要なく(電池を閉めたり、開けたり、あるいは、交換したりなどの操作がなく)、使いやすい。という評価が多いです。

若い方は、補聴器にBluetoothがつくようになり、スマホからの音声が直接、補聴器に入ったり、パソコンからの音声が直接入るようになることで、例えば、Zoomでの会議の際に聞きやすくなったり、より音を聞きやすくなったことの評価が多いですね。

補聴器は昔から、機械から出る音が苦手で、電車の中のアナウンスだとか、講演時のスピーカーなどで音を拡張したりだとかすると、音が割れたり、響いて入ってしまうため、かなり聞き取りづらくなります。

ですので、空気を通して音を聴くのではなく、補聴器の内部に直接、音の信号を転送することで、響いたり、割れたりすることなく、自然に入るようにしました。

そのことにより、電話の音声(スマホに限定)やZoomでの会議、さらには、音楽など、より音が聞きやすくなりました。

若い方の場合は、ここの評価が大きいですね。耳かけ形補聴器は、形状が大きい分、いろいろなものを詰め込めるのがいいところです。

一応、RICタイプ以外にも補聴器の形はあるのですが、ほぼ使われず。

で、一応、耳かけ形補聴器にも色々と種類があるのですが、正直、RIC補聴器でほとんど足りてしまっているという状況です。

重度の難聴の方は、それ専用の補聴器があるのですが、本当の意味での聞こえの改善を求めた場合は、人工内耳の方が聞きやすくなりますし、それ以外のものは、種類こそあるものの、扱う機会は希になります。

耳あな形補聴器

耳あな形補聴器の場合、私のところだと、ほぼCIC補聴器しか出ていません。

基本、耳かけ形補聴器のRIC補聴器or耳あな形補聴器のCIC補聴器になり、より目立ちにくいものが良い、マスクやメガネの邪魔にならず、スッキリ使えるのが良い。という評価が多いです。

耳あな形補聴器の良いところは、耳の中に入るため、マスクやメガネの邪魔にならず、スッキリ使えることです。

ただ、その代わり、耳が塞がった感覚が強くなるため、この不快感をどのように軽減していくか、これが課題になります。

左:CIC補聴器、中央:ITC補聴器、右:フルシェル(FS)補聴器になります。

この不快感は、耳を塞ぐと塞ぐほど、強く出るもので、耳あな形補聴器には、CIC補聴器、ITC補聴器、フルカナル補聴器と形状があるのですが、形状が大きくなるとなるほど、この不快感は強く出ます。

ですので、なるべくこの不快感を軽減させることになるのですが、そうなるとほぼ自然にCIC補聴器になります。

聴力低下が大きくなるとなるほど、CIC補聴器では聞こえを補いきれなくなりますので、形状が大きくなるのですが、どのような病気でも重度の方より、軽度、中等度の症状の方の方が多いです。

ですので、自然と扱う形は、CIC補聴器の方が多くなりやすいですね。

まとめ

簡単にこちらでは、今、出ている補聴器の形ということで、紹介してみました。

選ばれる補聴器、ということは、何かしらその形を買う人がおり、そして、選ばれている理由があります。

耳かけ形補聴器のRIC補聴器の場合は、楽に使えることですね。そこが大きいです。そして、働いている方や一部の方は、Bluetoothがつくことにより、それによる恩恵を感じている方が多いです。

一方、耳あな形補聴器の場合は、メガネやマスクの邪魔にならず、スッキリ使えるというところが多いです。CIC補聴器は、特にそうで、聴力低下が大きかったりすると、もう少し形が大きいものを選ばれたりします。

と、何か参考になったのであれば幸いです。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、このお店では、実際に補聴器を使っている私自身がご相談を承っています。

お店のご紹介

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、実際に補聴器を使っている当事者がご相談を承っています。

お店の詳細は、以下のページへどうぞ。

記事URLをコピーしました