補聴器のFAQ

購入後は、いかに困らない環境を作れるかを考えよう

深井 順一|パートナーズ補聴器

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補聴器を購入した後は、いかに困らない環境を作れるか。ここを考えられると良いです。

補聴器がある生活が当たり前になると補聴器はなくてはならない存在になります。

補聴器は、たとえ故障したとしても修理をして直せるものですが、補聴器が使えない状態になると聞きにくい状況になりますので、非常に困ることになります。

これは、一度でも補聴器が故障して、使えなくなった状況を経験したことがあればお分かりいただけると思います。

では、どのようにして、困らない環境を作っていけると良いのでしょうか。その点について、こちらでは、まとめていきます。

困らない環境を作るには?

困らない環境を作るために大事になってくるのは、とにかく補聴器を故障させないようにすること、動作しなくなる前にお店で行われている補聴器の定期メンテナンスを利用すること(故障の予防をすること)です。

まとめると

  • 補聴器のケア方法を知っておくこと
  • 補聴器の定期メンテナンスを利用すること

の2つですね。これらのことを知っておけると良いです。

補聴器のケア方法を知っておくこと

補聴器のケア方法で知っておくと良いことは、

  • 乾燥ケースにより、乾燥させること
  • 簡易的なリカバリー方法は知っておくこと

の2つです。

補聴器は汗や湿気に弱く、未だにこれらによる故障が絶えません。

ですので、少しでもこういったものから守るため、乾燥ケース、乾燥剤、人によっては乾燥機器を使って補聴器を乾燥し、なるべく故障しないようにします。

汗や湿気による故障というのは、音が弱くなったり、急に音が出なくなったりなど色々です。

こういったものは防げると防げるほど、急に補聴器が使えなくなって困る。ということがなくなりますので、おすすめですね。

また、ご自身の補聴器の簡易的なリカバリー方法は知っておけると良いです。

多くの補聴器では、音が出る部品のところに白いフィルターがついており、ここが目詰まりを起こすと聞きにくくなります。

今現在、補聴器の音が出る部品の近くには、故障防止のため、フィルターがついていることが多いです。

このフィルターですが、詰まると聞きにくくなりますので、このフィルターの交換方法を知っておけると仮にそこが目詰まりによって聞きにくくなったとしても、ご自身で交換でき、すぐに復活させることができるようになります。

こちらも急に補聴器が使えなくなって困る。ということを防ぎやすくなります。

ただ、こちらに関しては、できる方だけで大丈夫です。

細かい操作が必要になりますので、中には苦手な方もいるかと思います。そのような方は、別に無理して行う必要はありませんので、できそうな方だけで大丈夫です。

補聴器の定期メンテナンス

補聴器の定期メンテナンスとは、主に補聴器店で行われる補聴器のメンテナンス、整備に関することです。

補聴器の動作確認から、汚れの除去を行い、きちんと使える状態にしていくのを補聴器の定期メンテナンスと主に呼びます。

補聴器に関しては、そのまま部品が劣化するということももちろんあるのですが、それ以上に汚れにより、音を拾う部分が目詰まりを起こしたり、音が出る部品が目詰まりを起こしたりというのが起こります。

こういった目詰まりを起こすと聞きにくくなったりしますので、それが起こる前に定期メンテナンスは利用できると良いです。

人によって、通う頻度は変わりますが、このお店の場合は、基本、6ヶ月に一度でお願いしており、汚れやすい方は、それよりも短い頻度で、あまり汚れない方は、1年に一度にしています。

汚れによる音弱がありますので、そこを防げるようにしていくこと。あとは、割と聞きにくくなってもわからないことがあったりしますので、動作確認して、仮に悪くなっているところがあった場合にそのまま補聴器の修理預かりをする。ということもできます。

例えば事前に悪いところがわかれば、このお店の場合は、修理時に代替機の貸し出しもしていますので、そのまま修理預かりすると共に、代替機を貸し出しし、そのまま今まで通り生活できるようにする。このようにできると、困ることを少なくできます。

意外と使っているだけではわからないこと、できないことがありますので、補聴器店の方で行う定期メンテナンスも大事になります。

その先のお話

困らない環境を作っていけると、それだけで困りづらく、不便な部分を少なくできるというのはあるのですが、メンテナンスをお薦めする大きな理由は、今の補聴器を予備として残しやすくなるというのがあります。

補聴器のケアやメンテナンスをやっていくと補聴器自体が(少し)長く持つようになりますので、補聴器を新しく買った際に、昔の補聴器を予備として持っておく。ということがしやすくなるということですね。

初めに記載した通りなのですが、補聴器がある生活に慣れると補聴器はなくてはならない存在になります。

ですので、補聴器は壊れないに越したことはないのですが、この際、一番困りにくくする方法は、予備を持っておく。ということです。

今現在、使っている補聴器の予備があれば、仮に壊れたとしても、最悪そちらの方を使って、過ごすことができる。というわけですね。

その間に補聴器店に行って、修理してもらうもよし、今使っている予備のものがちょっと不安であれば補聴器店で代替機を借りてもよし。このように取れる選択肢は多くなります。

ですので、できればですが、補聴器はケアして使っていただき、残せるようにしておけると良いです。予備があることでだいぶ安心して、生活することができるようになりますので、そのことからもお薦めしています。

まとめ

補聴器を購入した後は、いかに困らない環境を作れるか。ここを考えられると良いです。

補聴器がある生活が当たり前になると、急に補聴器が使えなくなったりすると、非常に困ることになります。これは、実際に経験してみると、どのぐらい困るものなのかが良くわかると思います。

特に不安になってしまうことが強く出ますので、このような経験はないに越したことはありません。そのことから、できるのであれば(できる範囲でOK)、上記の2つのもの。

ご自身の補聴器のケア方法を知ること、そして、補聴器の定期メンテナンスを行うこと、これらのものができると良いです。

故障の数が減れば、それだけ困る頻度は少なくなります。困ることは少なくできるに越したことはありませんので、なるべく困らない環境を作っていけるようにしていきましょう。

当店では、生まれつき難聴で補聴器を使っている人による生活を良くするヒント。という内容で、週一(毎週月曜日発行)で、メールマガジンを発行しています。ご希望の方は、メールマガジンの登録についてよりどうぞ。

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深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。このお店では、実際に補聴器を使っている人が対応することで、使う側の状況やお気持ちに合わせた聞こえの改善、補聴器のご相談をしています。

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