補聴器のFAQ

補聴器を付けることに悩んでいます。つけた方がいいのでしょうか?に関する個人的な回答

深井 順一|パートナーズ補聴器

さて、たまには、ブログでも書いていきましょうかね。たまに、タイトルのような内容をいただくことがあるのですが、なるほど、補聴器を付けることに悩んでいるんだなぁというのを感じます。

ここは、どのような部分で悩んでいるのか、にもよるのですが、私の回答は、「どういう人生を歩みたいかによる」としか言えません。補聴器は、良し悪しでつけるのではなく、自分がどうしたいかでつけるもの、これが私の答えですね。

補聴器を付ける。に対する回答

まず、全体的にお話をしていきたいのですが、補聴器を付けることに悩んでいるということは、何かしら、聞こえにくさがある状態ということですね。

これに関しては、聴力が何らかの理由により低下してしまい、聞きにくくなっている状態で、かつ、病院さんに行ったけれども治療の方法がなく、これより改善する場合は、補聴器が必要になりますよ。という状況ですね。

補聴器というのは、聴力が低下したら必ずつけなければならない。ということはありません。聞こえにくくなったら、補聴器をつけなければいけないという法律があるわけではないので、ここは自由意志です。(ココ大事)

もちろん、聴力が低下していないのに関わらず、補聴器を付けるということはないとは思いますが、基本、補聴器は自由意志である。ということです。

なので、私自身がよくお伝えしているのは、「どんな人生を歩みたいかによる」ということです。

聞こえにくくなって、「まぁここで人生終えるのも悪くない」と考えているのであれば、そのまま静かに生活をすれば良いですし、「いやもっと楽しんだり、自分がしたいことをするんだ」と思っているのでしたら、聞こえを改善して、それがしやすくすればいい。

なので、どんな人生を歩みたいかによる。というのが私の回答ですね。大事なのは、補聴器を付けるかどうかは、聴力で決まるわけではない、ということです。

実際には、聞こえにくくなればなるほど、困ることが多くなるので、聴力が影響する部分はあるのですが、そこを聴力で考えるのではなく、自分がどうしたいかで考えて欲しい。ということです。

聞こえにくさに悩んでいるの?で、君はどうしたいの?ということです。

私の場合

これだけだとわかりづらいかと思いますので、私に関してお伝えすると、私の場合は、生まれつきの難聴者で補聴器をつけています。7歳からつけているので、かれこれ31年もつけているわけですが、私の場合は、付けるきっかけは、病院さんでした。

子供の頃、病院でつけて、そのまま補聴器を使っているのですが、そのまま使い続けているのは、私は、生まれつき聞こえにくい状態で生まれたけれども、なるべく人生は楽しみたいと考えているからです。

ですので、補聴器をつけてなるべく聞こえを改善し、人とお話ししたり、いろんなものを経験できるようにしています。まさにこれは「聞こえにくさに悩んでいるの?で、君はどうしたいの?」の回答ですね。

私は人生を楽しめるようにしたい。色々なものを経験したいと思うし、この世の中には、まだまだたくさんのことがありますので、そういったものを見たり、体験したいと思っています。

ここは、正直なことを言うと、私の場合、生まれつき聞こえにくいので、このままでいると、何のために生まれたかよくわからない状態になることも関係しています。仮に生まれつき聞きにくく生活がしづらい状態だと、何もできないですよね。多くのことができない生活になります。

そんな人生に意味があるのか?と言われたら、私は意味はないと思いますし、何よりもとても救いようがないように感じます。

であれば、せいぜい足掻いて、自分の状態を良くして、この世界で自分がしたいと思うことをしてやる!と言うのが私の感覚です。これは単純に私がしたいことが先にあり、補聴器はそのための道具である、と言うことです。

このように自分の目的は何なのか。そこから考えていくことをお勧めします。

色々な人の話を聞いて感じること

私の場合は、こういった仕事をしているので、感じることがあるのですが、世の中、目的、目標がある人というのは、本当に少ないですね。なので、困ったからつける、という考え方になるのだと思うのですが、もし悩んでいるのでしたら、この際、ちょうど良いので、人生の目的でも考えてみることをお勧めします。

自分は何のために生きるのか、そもそもどのように生きていきたいのか。補聴器は目的ではありません。手段です。ご自身がしたいことをするための手段に過ぎません。

私の場合は、難聴の体で生まれてきたけど、精一杯自分の人生を楽しみたい。そう考えています。なので、補聴器でできる限り改善し、それがしやすくなるようにしています。

私の状況でお話しすると、私の場合は生まれつき聞こえにくいので、そのままだと何のために生まれてきたのかよくわからないですよね。ずっと聞こえにくいままで、さまざまなことを経験できない状態でいいの?と感じてしまいます。

なので、補聴器をつけて聞こえを改善し、自分の人生に向き合い、自分がしたいと思うことをしよう!と考えています。

このように補聴器は目的ではなく手段なので、まずは、自分自身がどのように生きたいのか、そこからスタートすると良いとは思います。

なお、こういった目標や目的は何でも良いです。もっとお金を稼げるようになりたい(年収1000万を目指したい)でも、自分の人生を精一杯生きるでも、自分がしたいことをする、でも何でもOKです。

ポイントは、合理的(客観的)に考えるのではなく、単純に自分の気持ち、考えで行うことですね。

ということで、補聴器をつける、つけないではなく、そもそも自分の目的は何?ということでした。といっても多くの方は、困っている状況から抜け出したい、が多いとは思いますが、もちろん、それでもOKです。

この記事を書いた人
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。1986年7月1日生まれ。生まれつきの感音性難聴(両耳、中等度難聴)で、7歳から補聴器を使っています。生まれは静岡県静岡市、育ちは千葉県市川市。趣味は、サウナと読書。物を少なくすることで、色々と楽になったことから、今現在は、生活をシンプルにすることにハマっています。
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