補聴器が耳から外れるときは?
補聴器が耳から外れやすい場合、基本的には、その補聴器自体が耳につけづらくて、外れやすいケース(耳にしっかりつけられなくて外れやすい)と耳の形的にしっかりつけられず、耳から外れやすいケースの2つに分かれます。
どちらにしてもご自身で改善できる方法はほとんどありませんので、このように感じている場合は、早々にお店の方で相談していただくことが大切です。補聴器をなくしてからでは、遅いですからね。
今回は、こちらに関して、まとめられる部分をまとめていきます。
耳から外れる理由
耳から外れる理由には、上記の通り、補聴器が耳につけづらくて、外れやすいケースと耳の形的にしっかりつけられず、外れやすいケースに分かれます。
耳につけづらくて外れやすいケースは、いわゆる耳にしっかりつけられていなくて、ある時、耳からポロッと落ちる、外れる。みたいなケースです。
基本的に耳から外れる、あるいは、外れやすいと感じることで多いのは、こちらのタイプになります。
もう一つは、わりと難しいケースも出てきてしまうのですが、耳の形的にしっかりと付けられず、外れやすいケースもあります。
これは、耳の形が普通のケースでも形状的に少し外れやすいケースもあれば、奇形と言われる、通常とは、異なった形をしているために補聴器を付けても安定しないというケースもあります。
補聴器は一般の耳の形を想定して作っていますので、この部分は、ある意味、仕方がない部分でもあります。
どのように良くしていく?
さて、ここからよくしていくための内容を記載していきたいのですが、正直、使われる補聴器によっても対策が異なります。そのため、よく使われるRIC補聴器と耳あな形補聴器で記載していきます。
RIC補聴器
RIC補聴器(リック補聴器)の場合は、まず、しっかり付けられていなくて、外れてしまうケースですね。その場合は、単純に使い方の練習をすることで改善することもあります。
特に補聴器をつける耳は、見えないので、手の感覚だけで操作していく必要があります。ここは、初めての方の場合、少々、慣れが必要になります。
あからさまに形が合っていないとか、使いづらい補聴器を使っていない限りは、おそらくは、練習でもだいぶ使いやすくなると思います。
しっかり入っているけど、徐々に抜けてきてしまう。というような方には、上記のようなスポーツロックと呼ばれる耳の中で固定する道具もあります。こちらを使ったり、
あとは、耳の形を採取して、その方の耳に合わせたものもあります。こちらであれば、仮に耳から外れても、耳の中で固定された状態になりますので、外れにくくなります。
耳の形に合わせたものは、耳の形的に付けづらいケースの改善にも使われたりします。
耳あな形補聴器
耳あな形補聴器の場合は、どちらにしても耳の中に入る部分の形が何らかの理由によって合っておらず、外れやすい、あるいは付けづらい。ということが考えられます。
その場合ですが、耳あな形補聴器は、3ヶ月間ほど、無償で形を作り直せる再作期間というのがあります。
ですので、そういったものを活用して、より良くしていくことが大切です。
まとめ
たまに耳から補聴器が外れやすいというケースがありますが、多いのは、使い方によるものです。耳への付け方、ここの部分ですね。
実際には耳かけ形補聴器の場合は、マスクとかメガネとかつけるケースもあるかと思いますので、ここの部分は、使い方を理解するとだいぶ使いやすくなります。
どちらにしても、その要因に関して、よくする方法はありますので、そういった部分を感じる場合は、早々にお店に相談するようにしましょう。
この点は、補聴器を紛失してからでは遅いので、どこまでできるかどうかはわかりませんが、なるべく良くしていくことが大切です。
と、以上、補聴器が耳から外れるときは?でした。