補聴器ケアの基本。補聴器の乾燥ケースの使い方
補聴器の故障原因で多いのは、汗や湿気による故障です。これによる故障が、故障原因の大半を占めています。
そのため、補聴器の世界では、乾燥ケースや乾燥機器を使い、故障を少なくしていきます。
こちらでは、一般的な乾燥ケースの使い方に関して、記載していきます。
基本的にどの乾燥ケース、乾燥機器も使い方や注意すべきところは、同じになります。
こちらをご覧になり、補聴器の故障を少なくしていきましょう。
乾燥ケースの使い方
乾燥ケースには、いくつかありますが、基本的なタイプは
このような形をしています。
こちらは、中にシリカゲル。という乾燥剤が入っており、消費したら、新しい乾燥剤に交換するタイプになります。
基本的な使い方は、補聴器を中に入れ、電池が入っている部分は、開けておくようにします。
このようにすることで、中まで、乾燥させることができます。
電池に関しては、上に磁石がついていることが多く、そこに置いていただければ大丈夫です。
中に電池を入れていただいても大丈夫ですが、中に入れると、電池の残量が減りやすくなるため、よく活用したい方は、電池を抜き、蓋の上に置いておきましょう。
しまう時期(使うタイミング)ですが、夜寝る前や長時間、使わない時になります。
このような際に、補聴器を乾燥ケースの中にしまっておき、使用する時に取り出して使います。
このように活用できると、故障を減らしやすくなりますので、困る頻度を減らすこともできるようになります。
乾燥剤について
乾燥剤に関しては、物によって変化しますが、
このようなシリカゲルタイプは、2ヶ月ほど、持つことが多いです。
夏の期間は、湿気が多いため、1ヶ月ほどになることがありますが、逆に冬の時期は、2ヶ月、下手すると3ヶ月ほど保つこともあります。
交換の時期にきたら、交換しましょう。どのようになったら、交換の時期なのか。こちらに関しては、予め、補聴器屋さんに聞いておけると、いいですね。
例えば、シリカゲルタイプの場合は、青い部分が、赤紫色に変化しますので、それが交換の合図です。
交換用の製品は、補聴器屋さんに売っていますので、定期点検のついでに購入できたり、何か、ご相談する機会があった際に、購入できるとベストです。
まとめ
補聴器には、汗や湿気による故障を減らすために、補聴器の乾燥ケース。乾燥機器というものがあります。
できれば、このような物を活用し、なるべく故障しないようにできると、聞こえに困ることが少なくなります。
補聴器が故障すると、その期間、使えなくなってしまい、困る機会がどうしても増えてしまいます。
そのような機会は、少ないに越したことはありません。
乾燥ケースを使い、故障を少なくできると、自然とご自身が困る機会も減らせますので、補聴器のケアは、進んで行なっていきましょう。