聴覚医学会が出した補聴器適合検査の指針が異常に効果が高い理由がわかった気がする
本日は、お休みなのですが、自分にとってちょっとした発見があったため、ブログへ。個人的に考えさせられるツイートがあったため、自分の発見と共に共有しようと思います。
基準について考えさせられるツイート
内容に関しては、こちら。
「国が信用できないので国が定めた基準値も信用できない、甘い基準値だろうし被害も出てるに決まってる!」ていうのはむしろ逆ですよ。基準値内で被害が出たらそれを定めた国が責任を問われるだろうから、無責任な政府は基準値をクソ厳しくしたんですよ。それを守るのは国じゃないもの。
— koume@もち米は餅米でなく糯米です (@koume_nouka) 2016年12月25日
こちらの内容は、放射線に関わるツイートで、国が出した基準に関して信じられない人たちへ向けた一言ですが、個人的には、非常に考えさせられました。
私の場合、思ったのは、補聴器業界のあることに関してです。この内容をみた際に「なるほど、それで!」と感じることがありました。そう補聴器の効果、適合検査に関して、一つの見解を示した聴覚医学会が出した補聴器適合検査の指針2010です。
なぜ基準が高いのか、それは、発言に責任を持つから
この適合検査の指針ですが、補聴器を調整する側からすると結構、基準が高い状態です。この点に関して、普段から私の方で疑問を感じていまして、その疑問は
- 補聴器適合検査の指針を参考にすると改善の評価が高い
- なぜこれほどまでに良い内容を作ることができたのか
の2つです。
私の場合は、こちらの内容のいいとこ取りをしていまして、補聴器を装用した状態を必ず測定し、数値化して、今どのような状態かを見るようにしています。
そして、ここまで聞こえると良いという目標値を定め、調整しているのですが、その目標値は、ほとんど聴覚医学会が出した補聴器適合検査の指針を参考にしています。その理由ですが、単にそこまで改善できれば効果が高いためです。
補聴器適合検査の指針は、補聴器販売店が行うことを考えた内容ではなく、医師がおこなうことを前提にした検査指針です。が、「補聴器販売店は、こちらの検査をやっちゃダメ!」と言われていないことをいいことに、私の場合は、応用できるものは応用してやっています。お客さんの聞こえが、それにより、よくなるなら、やらない手はありません。
しかし、一方でこれらのことを行い、効果が出るのは、非常にありがたい限りなのですが、気になったのは、どうしてこれほどまでに良い内容を作ることができたのか。という点でした。
その理由は、上記のツイートを見たときに全てが理解できました。医師会の見解として出すなら、それなりの根拠やそこまで達成できたら「聞こえの効果(改善)が得られる」というところまでやらなければ信用を落とすことになりかねません。
もちろん、補聴器は耳を治す道具ではないため、聞こえを改善させるのも限度があります。が、指針を出すことにより、できるかぎり、補聴器の効果や聞こえにくさを改善させることは、必要です。その効果をなるべく出すための指針が上記のものです。
個人的に「なるほど、それでか!」と思いました。これは、自分なりに大きな発見です。
この内容をどう利用するかはあなた次第
さて、この内容をどう利用するかは、この内容を読んだあなた次第です。
販売する側であれば「なるほど、このようにやればいいんだな」と考えれば、お客さんにより尽くすこともできますし、補聴器を使う側であれば「これだけ聞こえるようになれば良いのか」という勉強にもなります。※書いてある内容は、専門書レベルですので、解読できなくても無理はありません。そこだけ要注意。
今は、知識社会。なんだかんだ言って調べることで、どのようなものなのかはわかります。いや〜今日はいい発見があった。