新しい補聴器の音にうまく慣れない場合は?
補聴器をずっと使用されており、新しい補聴器に買い換えた際、昔の補聴器の音に慣れている時間が長く、今、使っている補聴器の音に慣れづらい。というケースがあったりします。
その場合ですが、昔の補聴器の音に今の補聴器を似させ、少しずつ、今の補聴器の音に慣らす。という風にしていただけると、補聴器を使いやすくなります。
慣れない場合は、似さす
あくまでも最終手段には、なりますが、昔の補聴器の音に慣れ、今現在の補聴器の音に慣れづらい場合は、昔の補聴器の音の感覚を今の補聴器で再現するようにすると、補聴器の音には、慣れやすくなります。
この場合、慣れやすくなる。というところもそうですが、補聴器の使いやすさも上がるようになります。
音の感覚が異質だと、補聴器自体がだいぶ使いづらくなってしまうため、似た感覚で使えると、この使いやすさも、あげることができるんですね。
あくまでも、新しい補聴器が慣れづらい場合、という事には、なるのですが、その場合は、昔の補聴器、ちょっと前に使っていた補聴器の状態ににさせて、使う。というテクニックがあります。
似させる事のデメリットは?
正直な事をいうと、そこまで、大きなデメリットは、ありません。
新しい補聴器での聞こえの改善の方が、聞こえを改善する機能そのものも上がっていることが多く、そちらの方が、良い事もありますが、仮にその状態がそこまで良いものではないのであれば、似させてしまっても良いかと思います。
ただ、注意点としては、もしできるのであれば、一度、新しい補聴器の方が考えている補聴器の調整を一度、体験していただき、それが合わなかったら、似させる。という風にすると良いです。
補聴器自体、どんどん聞こえの改善状況に関しては、よくなってきているのですが、その機能を体験する前に、初めから決めつけて、補聴器の音を似させてしまうと、新しい方が良い可能性を逃す事があります。
新しいものを経験し、その後に判断する。もしくは、どちらの方が良いかを判断する。それさえ、していただければ、基本的には、デメリットは、ありません。
まとめ
たまに新しい補聴器が慣れづらいケースがありますので、その点に関して、まとめてみました。
新しい補聴器でも、新しい補聴器の音、聞こえの改善で、そのまますんなり使えるケースは、全くもって考える必要はありませんが、たまに、新しい補聴器にすると、だいぶ使いづらくなってしまうケースがありますので、そういった方に向けて、記載してみました。
気のせいかもしれませんが、このようなケースは、生まれつき難聴の方、あるいは、補聴器の使用歴が非常に長い方、例えば、何十年使用している。というようなケースにみられる傾向があります。
生まれつきの難聴の方で、幼い頃から、補聴器をつけている方は、補聴器から聞こえる音の感覚が、自分の耳の感覚になっている事が多く、補聴器が変わると、新しい音に慣れるのに時間がかかるケースがあります。
そこまで違和感がなければ、そのうち、慣れてくるのですが、違和感が強い場合は、かなり慣れづらくなりますので、その場合は、似させられると良いです。
あくまでも、最終手段的なものには、なりますので、そこは、注意が必要ですが、中には、こんな風にして改善する事もあります。