補聴器のFAQ

新しい補聴器の音にうまく慣れない場合は?

深井 順一|パートナーズ補聴器

補聴器で聞こえを改善していく方法については、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善を知りたい方は、お客様の聞こえの改善事例へどうぞ。

補聴器をずっと使用されており、新しい補聴器に買い換えた際、昔の補聴器の音に慣れている時間が長く、今、使っている補聴器の音に慣れづらい。というケースがあったりします。

その場合ですが、昔の補聴器の音に今の補聴器を似させ、少しずつ、今の補聴器の音に慣らす。という風にしていただけると、補聴器を使いやすくなります。

慣れない場合は、似さす

あくまでも最終手段には、なりますが、昔の補聴器の音に慣れ、今現在の補聴器の音に慣れづらい場合は、昔の補聴器の音の感覚を今の補聴器で再現するようにすると、補聴器の音には、慣れやすくなります。

この場合、慣れやすくなる。というところもそうですが、補聴器の使いやすさも上がるようになります。

音の感覚が異質だと、補聴器自体がだいぶ使いづらくなってしまうため、似た感覚で使えると、この使いやすさも、あげることができるんですね。

あくまでも、新しい補聴器が慣れづらい場合、という事には、なるのですが、その場合は、昔の補聴器、ちょっと前に使っていた補聴器の状態ににさせて、使う。というテクニックがあります。

似させる事のデメリットは?

正直な事をいうと、そこまで、大きなデメリットは、ありません。

新しい補聴器での聞こえの改善の方が、聞こえを改善する機能そのものも上がっていることが多く、そちらの方が、良い事もありますが、仮にその状態がそこまで良いものではないのであれば、似させてしまっても良いかと思います。

ただ、注意点としては、もしできるのであれば、一度、新しい補聴器の方が考えている補聴器の調整を一度、体験していただき、それが合わなかったら、似させる。という風にすると良いです。

補聴器自体、どんどん聞こえの改善状況に関しては、よくなってきているのですが、その機能を体験する前に、初めから決めつけて、補聴器の音を似させてしまうと、新しい方が良い可能性を逃す事があります。

新しいものを経験し、その後に判断する。もしくは、どちらの方が良いかを判断する。それさえ、していただければ、基本的には、デメリットは、ありません。

まとめ

たまに新しい補聴器が慣れづらいケースがありますので、その点に関して、まとめてみました。

新しい補聴器でも、新しい補聴器の音、聞こえの改善で、そのまますんなり使えるケースは、全くもって考える必要はありませんが、たまに、新しい補聴器にすると、だいぶ使いづらくなってしまうケースがありますので、そういった方に向けて、記載してみました。

気のせいかもしれませんが、このようなケースは、生まれつき難聴の方、あるいは、補聴器の使用歴が非常に長い方、例えば、何十年使用している。というようなケースにみられる傾向があります。

生まれつきの難聴の方で、幼い頃から、補聴器をつけている方は、補聴器から聞こえる音の感覚が、自分の耳の感覚になっている事が多く、補聴器が変わると、新しい音に慣れるのに時間がかかるケースがあります。

そこまで違和感がなければ、そのうち、慣れてくるのですが、違和感が強い場合は、かなり慣れづらくなりますので、その場合は、似させられると良いです。

あくまでも、最終手段的なものには、なりますので、そこは、注意が必要ですが、中には、こんな風にして改善する事もあります。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。私にとって補聴器とは、難聴の方の生活を支える道具です。この店では、生活を支えられる補聴器を提供したり、支えられるサービスを提供する事で、聞こえの改善、生活の改善に貢献できるようにしています。

お店のご紹介

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

補聴器とは、難聴の方の生活を支える道具である。という考えから、生活を支えられる補聴器を提供したり、支えられるサービスを提供しています。

お店の詳細は、以下のページへどうぞ。

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