補聴器のFAQ

補聴器の紛失防止クリップってどうなの?

深井 順一|パートナーズ補聴器

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補聴器による聞こえの改善は、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善は、お客様の聞こえの改善事例にまとめています。

補聴器の紛失は、防げるに越したことはありません。特に補聴器を耳につけていて、耳から外れて、そのまま無くしてしまった。ということは、ない方がいいものです。

そういったこともあり「紛失防止クリップってどうなの?」という質問をいただきます。

これは子供用の紛失防止クリップです。

紛失防止クリップというのは、こういったものですね。メガネにつけるチェーンのようなものとイメージしやすいと思うのですが、これをつけることで、補聴器が仮に耳から外れても、落ちないようにするということです。(ぶら〜んとぶら下がったままになります)

まさに紛失防止のための仕組みなのですが、私はあまりこれはお薦めしていません。

単純に耳にちゃんとつけられるようになること。耳でちゃんと固定できるようにすることの方が大事ということもあるのですが、単に邪魔になったり使いづらくなるからです。

それを使わない方、例えば、ご家族の方や使う本人以外の方からは、こういったものを使った方が良いんじゃないかという声は多いのですが、私は使っている側になり、その使っている側からすると、単純に邪魔になりやすいので、あまりお勧めしないというのがあります。

あくまでも私自身の場合は、やはり補聴器を使いやすくすること。ここですね。

ちゃんとつけられるようにし、そして、その使いやすい状態が続くようにして、その方が使えるようにすること。ここが一番だと考えています。

お勧めしない理由

お勧めしない理由は、上記の通りなのですが、単に邪魔になりやすくなったり、使いづらくなるからです。

今現在、マスクもつけるケースがありますので、外れやすいというように考える方もいるのですが、仮に耳かけ形補聴器の場合、使い方を気をつければ、そこまで外れることはありません。

この場合、使い方の問題になりますので、そこを正していただいた方が良いかなとは思います。

リンク:耳かけ形補聴器でマスクやメガネを使う場合、こうしよう

また、耳あな形補聴器の場合は、無理やりつけようと思えばつけられるのですが、耳あな形補聴器は、そういったものをつけると、耳から余計に抜けやすくなったりしますので(ヒモの重さで、補聴器が耳から抜けやすくなる)、そうすると余計に安定しづらくなります。

こういった事から、実際に使っている身からすると、あまりお勧めしていません。

私のおすすめ

私自身がお勧めするのは、やはりきちんと使えるようにすること。ここになります。

ここは、その方の使い方を正すことかもしれませんし、補聴器自体をもう少し使いやすくすることかもしれませんので、なかなか具体的に言えないのですが、私の考えは、補聴器を使う方にとって使いやすい状態にしていくこと。ここになります。

補聴器が使いづらくなると、例えば先ほどのようなものをつけると、補聴器をつけることに作業工程が一つ追加される状態になりますので、面倒さが出てくるようになります。

これは、補聴器に限らずですが、何かをする場合に大事なのは、この作業工程を減らすことになります。それを使う際の動作を減らせれば、減らせるほど、その物事はしやすくなります。楽に使いやすくなるということですね。

ですので、個人的には、やはり使いやすくすることです。

補聴器は使ってこそ意味があるものになりますし、何よりも使いづらい状態にしてしまうと、使うこと自体がしづらくなってしまいますので、どんどん使う意欲が減りやすくなります。

まとめ

たまに紛失防止クリップってどうなのか。という質問をいただくのですが、上記の理由により、私自身はあまりお勧めしていません。

使ってみても邪魔にならない、気にならない場合は、良いのですが、(それか、そこまで外見も気にしない)、私自身としては、その補聴器自体を使いやすくする、安定しやすくするという方法で改善しています。

これは私自身が補聴器を使っているからかもしれないのですが、やはり使いやすい状態にしていくこと。ここが大事なのかなと思います。

ということで、補聴器の紛失防止クリップってどうなの?でした。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。専門分野は、感音性難聴と老人性難聴で、私自身が補聴器を使っている当事者であることを活かして、お困りの方に貢献できるようお店作りをしています。
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