補聴器のFAQ

補聴器を買うまで、耳に合わせるまで、どのぐらいかかる?

深井 順一|パートナーズ補聴器

聞こえの改善や補聴器のことについては、【FAQ】聞こえの改善と補聴器のFAQへ。お客様の改善事例は、聞こえの改善成功事例へどうぞ。

補聴器について初めての方だと、補聴器はどのようにご相談するのか、そして、補聴器を購入するまでにどのぐらい時間がかかるのかは、なかなか分かりづらいと思います。

結論からお話させていただくと、補聴器を購入するのに約1ヶ月ほどかかります。

まず、補聴器のご相談は1日では終わりません。当日、お店に行き、その日に補聴器を買って、終了というわけではなく、補聴器のご相談をして、補聴器を試聴したり、補聴器の調整を行い、様子を見たりなど、何日かに分けて、対応していきます。

すると、気になるのは、補聴器を買うまで、どのぐらい日数がかかるのか。になってくるのですが、このお店の場合だと、だいたい約1ヶ月ほどかかることが多いです。

中には、2〜3週間で終わる方もいれば、1ヶ月半くらいかかるケースもあるのですが、だいたい3〜4回ほど、1週間〜10日に一度通っていただくペースでお店に通っていただき、そして、補聴器のお渡しをしています。

このようになるのは、補聴器のご相談には、補聴器を調整して、聞こえを改善する工程が含まれるためです。

補聴器の主な相談の流れ

あくまでもこのお店になるのですが、基本は、このようになります。

初めに耳の状況や今現在の状況についてお伺いさせていただき、そして、補聴器のご説明だとか、今現在の状況を確認し、より良くしていく方法について、相談していきます。

その後、実際に聞こえの改善ができるのか、仮選択した補聴器は、使うのに問題ないのかなど、確認していきます。

この確認は、お店の方での試聴確認もそうですが、日常生活上でも確認できるよう、貸し出しをしています。

実際の日常生活で使っていただくと、どんな感じだったのか。使えそうなのか。それとも「こんな時にこうなる」というものがあるのか。が確認できます。

それらを確認した際に、その補聴器でよければ、その補聴器をベースに聞こえを改善していき、仮に使いづらい状態だったり、別の問題が出てきてしまうようなら、別の補聴器を考えていきます。

使うのに問題ない補聴器が見つかったら、その補聴器をベースに聞こえを改善していきます。ここの部分は、補聴器の選択と同時に聞こえの改善について煮詰めていくことが多いです。

で、ある程度、聞こえの改善や使うことに問題がなくなったら、補聴器を用意して、お渡しします。

大事なポイントは、このような流れではあるのですが、これらは、一度で行うのではなく、何日かに分けて行うということです。

あくまでもこのお店の場合は、3〜4回に分けて、これらのことを行い、補聴器をお渡しすることが多いということですね。

そして、通う頻度は、1週間から10日に一度ほどになります。これを3〜4回ということです。

このお店の場合は、使っていただいて、どうだったのかを確認できるよう、このぐらいのペースで確認しながら、時には使いづらい場合、耳に痛みが生じる場合がありますので、そういった不測の事態に備えて、早めに修正できるようにご相談をしています。

主な回数は?

補聴器の相談の際に時間がかかるのは、補聴器の調整という項目です。補聴器を耳に合わせ、さらに聞こえの状態を確認していくのですが、補聴器の音に慣れること、そして、聞こえを改善することが加わりますので、時間がかかります。

では、その主な回数はどのぐらいなのか、それを調べたデータがありますので、以下に紹介します。結論から記載すると、3〜5回が最も多いようです。

補聴器の調整に関しては、3〜5回(25%)が最も多く(補聴器所有者で見ています。集音器、通販補聴器所有者はどうやって調整するのか不明なため見ていません)、その次が、17%の2回、6〜10回が11%です。

ですので、だいたいの回数は、このぐらいになる。ということですね。

確かに私のところもだいたい3〜5回といえば、そのぐらいで落ち着いています。

まとめ

補聴器の相談は1日では終わりません。何回か通っていただく必要があります。

私のところだと、大体3〜4回ほど通っていただくことが多いです。そして、頻度に関しては、1週間から10日に一度通っていただくことになりますので、だいたい、3〜4回だと、1ヶ月〜1ヶ月半ぐらいかかる。という計算になります。

その事から補聴器は、通うのに負担がかからないところで相談していくことが大事です。一度で終わるわけではないからですね。

もちろん、補聴器の相談に慣れている方だとか、何度か通っていて、お店の方も補聴器を使用されている方もお互いの状態がよくわかっている場合は、1回、2回とかで済む場合はあります。いわゆる既存のお客さんの状態で、勝手がわかっているケースです。

しかし、そうじゃない場合は、初めに確認したり、試したりして、聞こえを改善したり、合う補聴器を探していく工程が入りますので、少々、時間がかかります。

このぐらい時間がかかるということを初めに知っておけると良いですね。ですので、なるべく通いやすいところにすること、そして、早めに相談していくことが大切です。

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深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。生まれつきの難聴者で7歳の頃から補聴器を使っています。補聴器の販売員としての知識、技術に加え、一人の難聴者が自分自身の聞こえを改善した知識、技術も組み合わせながら、聞こえの改善、補聴器のご相談をしています。
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