補聴器のFAQ

補聴器の調整が、うまく行かなくなった場合は?

深井 順一|パートナーズ補聴器

補聴器による聞こえの改善は、聞こえの改善と補聴器のFAQ、にまとめています。また、個々の症状(症例)ごとの改善は、お客様の聞こえの改善事例にまとめています。

初めの頃は、良かったけれども、補聴器で聞こえを改善していく過程で、より改善していくのに夢中になってしまい、どんどん深みにはまってしまう事があります。

その結果、よくわからないような状態になったり、あるいは、以前の状態より、悪化してしまう。という事が起こる事があります。

その際ですが、まず補聴器の調整状態を一度、白紙に戻し、そこから、再度、調整していくと、その沼から抜け出しやすくなります。

沼から抜け出す

補聴器において、例えば、改善目標を明らかにしなかったり、調整する事だけを考えて、行動していくと、どんどん道をそれてしまい、補聴器の調整が、変な状態になる事があります。

これを私は、沼にハマる。と表現していたりするのですが、仮に調整していてもラチがあかない。あるいは、調整をしていって、本当によくなっているのか、どうかわからない。となった場合、一旦、落ち着き、やっていただくことは、補聴器の調整のリセットです。

厳密には、聴力を調べ直し、その調べ直した聴力で、再度、補聴器の調整をしていく。という事ですね。

補聴器の調整画面には、このような再計算。というリセットボタンがありますので、再計算して、初めからやり直すと、この沼から抜け出しやすくなります。

沼にハマりやすい行為

沼にハマりやすい行為は、目標なく、音を聞いた感覚だけで、補聴器を調整していった場合に多いです。

補聴器は、感覚だけでは、なかなかどのぐらい改善されていて、どこまで自分の聴力が改善されると良いのか、補聴器で調整できる範囲は、どこまでなのか、それが、非常にわかりづらい。という特徴があります。

これは、補聴器を装用しても、耳は、治らない。というところが合間って、余計に拍車をかけます。

耳を治すことができないため、聞きにくさを少しでも改善していくために、感覚だけでやってしまうと、どんどん道をそれやすくなってしまうんですね。

少しでも、聞こえを改善したい。という気持ちは、悪いことではありません。むしろ健全な気持ちです。

ただ、感覚だけでやってしまうと、よくわからなくなってしまい、結果的に道をそれ、補聴器の調整状態がよくわからないような状態になってしまうことも、よくあることです。

そのようになってしまった場合は、まずは、落ち着いてリセットし、再計算して、改めて、新しい状態で、少しずつ、ご自身の改善できると良い目標値まで、改善していただく。

それが、この沼から抜け出しやすい方法になります。

まとめ

補聴器の調整、あるいは、補聴器で聞こえを改善していく場合ですが、補聴器を装用しても、耳が治らない。というところがありますので、どうしても、沼にハマりやすくなります。

聞こえが改善できるようにすることは、とても大事な事なのですが、その目標。どこまで、改善できると良いのかが把握できないと、目指す道がわかららず、道をそれやすくなってしまうんですね。

道をそれにくくする方法は、目標を持つ事です。これもできれば数値でです。

補聴器の調整画面などでは、今現在の聴力から、どのぐらいまで改善できると良いのか。そういった改善目標値を出してくれるようになっています。

このようになっているのは、その目標がないと、道をそれやすくなってしまう。という事と、どこまで改善されると良いのかが、感覚だけでは、わからないためですね。

という事で、仮に道をそれてしまったり、あるいは、沼にはまってしまった場合は、一度、リセットしていただいて、一度、落ち着いていただくことをオススメします。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者(感音性難聴)で小学2年生の頃から補聴器を使っています。聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、このお店では、実際に補聴器を使っている私自身がご相談を承っています。

聞こえづらいことで、仕事やプライベートでお困りの方へ

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

聞こえにくい側の状況やお気持ちは、同じ難聴者や当事者にしかわからないことがある事から、実際に補聴器を使っている当事者がご相談を承っています。

お店の詳細は、以下のページへどうぞ。

記事URLをコピーしました