メガネやマスクが使いづらい場合は?(耳かけ形補聴器)
耳かけ形補聴器の一つの欠点は、マスクやメガネが少々、邪魔になりやすいことです。
しかし、この2つは使い方さえ理解すれば、意外とすんなり使えたりしますので、使い方を知っておけるとだいぶ楽に使うことができます。
こちらでは、マスクのみ使うケース、メガネのみ使うケース、マスクとメガネを使うケース、の3つに分けて記載していきます。
マスクのみ使うケース
マスクのみ使うケースですが、使い方は、簡単で、マスクの紐が外側に行くようにできると良いです。
頭があり、補聴器があり、最後にマスクの紐がある状態です。このマスクの紐が一番外側、耳側と言えば良いのでしょうか。こちら側にあることが大切です。
この紐が、内側に入る場合、頭があり、マスクの紐があり、補聴器がある状態、補聴器が一番外側に向いている時にマスクの紐にに引っかかり、補聴器が耳からピンッ!と外れたりしますので、その点に気をつけられると良いです。
ここは、マスクの紐はなぜ補聴器に引っかかるのか、その原理さえ知っておければ、わりとあっさり使えるようになります。
なお、もし気をつけられるのであればですが、マスクの紐は、きついもの、耳が引っ張られるものではなく、適切なもの、ゆったりもせず、ピント張るものでもないものがいいです。
特にきついものを使うと、耳が引っ張られ、立った状態になり、補聴器の装用状態が少々、不安定になります。
ですので、もしできるのでしたら、マスクはきついものではなく、適切にあったものがいいです。
メガネのみ使う場合
メガネのみ使うケースは、頭側にメガネのツルを差し込めると良いです。
頭があり、メガネのツルがあり、そして補聴器がある状態。普段の補聴器の内側にメガネのツルを差し込む状態でしょうか。
これを逆にやり方をすると、メガネのツルで補聴器を頭に抑えつけてしまうので血流が悪くなり、頭が痛くなったり、抑えつけてしまっている場所が痛くなったりします。
ですので、必ず、頭と補聴器の間にメガネのツルを差し込みましょう。これで、だいぶ使いやすくなります。
マスクもメガネも使うケース
次は、マスクもメガネも使うケースです。ごちゃごちゃして大変そうですが、上記の2つを合わせ技になります。
つまり、頭があり、メガネのツルがあり、補聴器があり、一番外側にマスクの紐がある。こういう状態ですね。
このような状態にできると、メガネもマスクの紐もバッティングせずにすみますので、すんなり使えます。
不安定になる場合は?
もし、不安定になる場合ですが、2つの対処法があります。
それは、
- サイズを変える
- 外れても大丈夫なようにする
の2つです。
サイズを変える
マスクがきつめのものを使うと、耳が立った状態になったり、形状が変わることにより、補聴器が不安定になることが多いです。
その場合ですが、ここは、サイズが変えられる状態になりますので、ここのサイズを変え、安定させられると良いですね。
ここを変えて安定させるという方法があります。
外れても大丈夫なようにする
補聴器の世界には、このような耳の型をとって、使うものがあります。
こういったものを使えると、耳から補聴器本体が外れたりしても、耳の穴の中だけで保持してくれたりしますので、耳から外れることが少なくなります。
もし、不安定になる場合は、こういったもので安定させるのも方法の一つです。
まとめ
メガネやマスクに関しては、確かに使いづらそうな印象を受けますが、使い方さえ覚えてしまえば、わりとあっさりと使えます。
このように使う場所、押さえておく場所さえ確保できればすんなりと使えますので、仮に耳かけ形補聴器を使う場合は、覚えておきましょう。
ただ、中には、不安定さがどうしても消えない場合がありますので、そういった場合は、上記の部品を使うのも一つの手です。
こういったもので、安定させることもできますので、こちらも覚えておけると良いですね。