購入後、困らない環境を作るための3つのポイント
補聴器を購入し、聞こえを改善した後は、なるべく聞こえにくくならないようにしたり、故障したりしないよう困らない環境を作っていくことが大切になります。
困らないようにしていくためのポイントは、3つあり、それは
- 簡易的なケア方法、リカバリー方法を知っておく
- 補聴器店の定期メンテナンスを利用する
- 補聴のお店といつでも連絡できるようにしておく
の3つです。
ポイントを押さえ、困る頻度を少なくできると、それだけ、ご自身の生活も良い状態を維持しやすくなります。
簡易的なケア方法、リカバリー方法を知っておく
まず、一つ目のポイントは、簡易的なケア方法やリカバリー方法を知っておくことです。
補聴器は、使っていくと耳垢や埃、そういったもので目詰まりすると音が弱くなったり、聞こえなくなったりします。
どの補聴器にも音を拾うマイクと音を出すレシーバーというものがあるのですが、これらの部分で目詰まりを起こすと聞きづらくなったり、聞こえなくなります。
ですので、こういった部分のリカバリー方法をお店の方に聞いておきましょう。仮に目詰まりを起こす部分をご自身で対処できるようになると、聞きにくくなった際にその場で改善できるようになります。
これ以外の要素で故障してしまったり、聞きづらくなることもありますので、全ての部分で対応できるわけではないのですが、簡易的なリカバリー方法を知っておけるだけでもいざという時に復活させることができたりします。
これらのリカバリー方法は、使っている補聴器によって気をつける部分、できることが変化しますので、お店の方に聞けると良いです。当店でもご購入された方には、気をつけるポイント、できると良いことをお伝えしています。
また、簡易的なケア方法に関しても知っておけると良いです。それらができるようになると故障が少なくなりますので、結果的にご自身が困ることを減らすことにつながります。
もっとも、最近は、充電形の補聴器とかも出てきており、充電形は従来の補聴器より、ケアすることがほとんどありません。そのような機器を購入された方の場合は、基本、リカバリー方法だけ知っておけると良いです。
補聴器店の定期メンテナンスを利用する
補聴器のお店では、補聴器の定期メンテナンスをしていることが多いです。
上記にも記載した通り、補聴器は使っていると音を出す部品、音を拾う部品のところに汚れが溜まり、それにより、聞きづらくなったり、聞こえなくなったりします。
ですので、そのようになる前に補聴器の定期メンテナンスを利用できると良いです。
定期メンテナンスとは言い方を変えれば、聞こえにくくならないようにするための予防のようなもので、補聴器の動作確認、補聴器の掃除などをしてくれます。
このお店の場合は、大体、6ヶ月〜1年に一度ほどですが、人によって汚れやすい方、そうじゃない方がおり、人によって変えています。
汚れやすい人は、3ヶ月に一度ぐらいにしたほうがいいかもしれませんし、あまり汚れない方の場合は、1年に一度でも良いかもしれません。耳の状況や補聴器の状況によって異なりますので、ここは、お店の方と相談できると良いです。
大事なのは、聞こえにくくなる前に利用することです。そのペース配分は、人によって異なりますが、本質の部分である聞こえにくくなる前に利用することは、変わりありません。
補聴器のお店といつでも連絡できるように
最後は、個人的なポイントとして入れているもので、補聴器のお店の方といつでも連絡できるようにしておく、ということです。
大抵の場合、聞きにくくなる、あるいは、故障するというのは、突然起こります。そろそろ聞こえづらくなりそうだなぁ……となって聞きづらくなることはほとんどありません。
ですので、お店の方といつでも相談できるようにしておく、連絡できるようにしておけると良いです。
このお店の場合、メール、Lineでも連絡できるようにしているのですが、それは、メールやLineは、登録や一回しておければ、また履歴を見たり、探すことが簡単だからです。
聞こえにくくなった時は、焦ったり、急に不安になることが多くありますので、落ち着いて対処できるようにしておけると良いですね。
そのために、お店の方と相談しやすくしておく、連絡しやすくしておくことは大事になります。
まとめ
補聴器を購入した後は、いかに困らないようにしていくか、が大事になります。補聴器が使えなくなると、急に困ったり、焦ってしまうからです。
どうしても故障をなくすことはできないのですが、故障を少なくすることはできます。なるべく故障を少なくしつつ、それが起こった時にどうすると良いのか、その点を理解しておけると良いです。
そのためのポイントが上記の3つですね。簡易的なケア方法、リカバリー方法を知っておく、定期メンテナンスを利用する、補聴器のお店と連絡しやすくしておく、の3つです。
補聴器を購入した後は、なるべく困らないような状況を作っていくようにしましょう。それができると、生活に関しては、しやすくなります。