耳が聞こえにくくてもやりたい事して良いんじゃない?
良い内容がありましたので、ご紹介。それは、こちら:「耳聞こえないから無理」それでも挑戦したかった、女優という夢。
内容は、耳が聞こえにくい方が、夢に向かっていくお話しです。まだまだ途中ですので、これからどんどん記載されていくのだと思いますが、なかなか参考になるお話しなのかと思っています。正直、この先の仕事をどのように取っていったのか、そこが個人的には気になるところだったり……。
こちらを見て一番に思ったのは、耳が聞こえにくくても、やりたい事していいんじゃない?という事です。
聞こえにくくてもやりたい事して、いいんじゃない?
私自身もそうですが、聞こえにくくてもやりたい事、していいんじゃない?という思考の持ち主です。私も生まれつきの感音性難聴ですので、あまり言うべきではないかもしれませんが、自分でいくら補聴器の調整しても、どうしても聞き取りに限界というものを感じるケースもあります。
補聴器販売をしている人間が言うのもなんですが、耳の状態によって、補聴器の効果は、まばらになりますので、仕方がない部分もあります。こればかりは、申し訳ありません。
しかし、だからといって、全ては諦める必要はありませんし、補聴器を装用する事でできる事もあります。それはそれで良い事ではないかと私は考えています。
事実、補聴器がなければ私の場合、お話しすらできない状態で、仕事もできませんが、補聴器がある事により、様々な事ができますし、仕事もできます。このような商売を通じて、お客様の状況をより良くする事も行っています。
たとえ耳が聞こえにくくても、補う事で、できる事があるなら、やりたい事していいのではないか。そんな風に私は、考えています。私の商売は、その延長線上にあるといっても過言ではありません。
補聴器の場合、どちらかと言いますと、聞こえにくい事によって困り、補聴器を求める方が多いのですが、聞こえにくくてもやりたい事するために補聴器を装用するという考えがあっても良いのでは?と思う事もあります。
仮に補えても少々聞きにくい事で、不便に感じる事は確かにあります。しかし、それでも、諦める必要まではないと、私は考えています。
私がしている事
私自身、お店でしているのは、基本、聞こえの改善度重視の考えで補聴器の選定をしています。基本的に、聞こえにくい方は、聞こえにくい事によって感じている不自由を改善したいわけですから、単純ではありますが、この聞こえにくさを改善できる最良の方法はなにか、を考えて改善していきます。そして、やりたい事をやったり、不自由を軽減するには、結局、改善度が重要になりますので、巡り巡って、この点が重要になってきます。
未だに補聴器そのものを買いにくるお客様が多いので、なかなか伝わらなかったりするのですが、初めに耳の状態を確認し、どのように補ったら良いのかを考え、その考えに合うものを提供しています。この点を外すと思うように改善度が上がりません。
耳の状態には、両耳聞こえにくい方から、片耳のみ聞こえにくい方、そして両耳聞こえにくいけれども左右バラバラの聴力の方まで様々ですが、聴力によっても改善させる方法が異なります。例えば片耳のみ聞こえにくい方には、通常の補聴器を装用したとしても、聞こえが重い場合、ほとんど効果がなかったりします。するとその方法では改善できませんので、ある特殊な補聴器を使ったりします。
また、補聴器には、耳にかけるもの、耳の穴の中に入れるものがありますが、形状一つでも効果は異なります。意外かもしれませんが、耳の穴の中に入れるものの方が、余計なノイズの影響を受けにくいので、聞きたい音とのぶつかりが少なく、結果的に聞きやすかったりします。形状別の効果も異なりますので、これらの部分も考えないと改善度が上がりません。
聞こえにくさの改善度が高くなれば、高くなる程、聞こえにくい事によって感じる事、心の負担、も減りますので、この点が最も重要ですね。それ以外には、実際にできる事も増えてきますので、どちらにしても、重要なのは、聞こえの改善度になります。
もちろん、どうしても感音性難聴の方が装用しますので、効果に関しては、限度があります。その点は、誠に申し訳ございません。しかし、改善できると考えられるところまでしっかり補う事で、できる事、聞こえにくい事によって起こる心理的負担も減ります。その部分をなるべく目指す事はしています。
と、自分がしている事に関しても話してみました。お店で補聴器の相談を受け付けていますので、耳の事でお悩みな事があれば、ご相談下さい(営業モード)。と言ってみます(笑)。
私の考えは、基本的に改善度重視で、今までしにくかった事をしやすくする事に重きを置いています。聞こえにくくてもやりたい事をしていいと思いますし、そのような手伝いができたら、私としても冥利に尽きますね。