補聴器が影響を受けるものと検査の際は、こうしよう
補聴器を使用していると、ある機器により、補聴器からノイズが聞こえたり、検査の種類によっては、補聴器を外した方が良いものがあります。
こちらでは、補聴器で影響を受けるものと検査を受ける場合、どのようにしたら、良いのか。その点について、まとめていきます。
結論から言いますと、影響を受ける検査類では補聴器を外し、検査を受ける際は、補聴器を使用している事を伝えられるようになると、検査に関してもしやすく、かつ、検査をする際の指示もわかりやすくすることができます。
補聴器が影響を受けるもの(影響度:小)
補聴器が影響を受けるもので、影響が少ないもの(していても問題ないもの)は、
- 防犯ゲート類(お店にあるもの)
になります。
防犯ゲートなどを潜る際、ブーン……みたいなノイズが聞こえることがあります。
防犯ゲート類には、いくつか種類があり、全てで音がするかまでは、確認していないのですが、これは補聴器をつけている私自身も感じます。
ただ、これらは、聞こえていても、特に問題ありません。
これにより補聴器が壊れる。という事は、基本的にはありませんので、「こんな音が聞こえてくるんだな」程度に考えていただければ大丈夫です。
補聴器を外した方が良いもの(影響度:大)
補聴器が影響を受けるもので、影響度が高いもの、危険度が高いもの。即ち、補聴器を外した方が良いものは、
- MRI(病院)
- 金属探知機(空港)
があります。
MRIは、強力な磁場が発生しているため、補聴器をつけていると、補聴器(補聴器に限らず、金属系全部)が装置にくっついてしまい、取れなくなります。
その前に「金属系のものは、外してください」というアナウンス(説明)があるかと思いますので、その場で必ず外すことが大切です。
補聴器をつけていると、ほぼ壊れたり、くっついて取れなくなるため、次の補聴器を考えざるを得なくなります。
この際、補聴器をつけている旨、必ず、お伝えし、補聴器に限らず、そのほかの説明など、聞いておけるとベストですね。
金属探知機も影響を受ける。といえば、受けますが、実際には、外した方が良いもの。として、カウントしています。
空港での荷物チェックなどの際は、補聴器をつけている旨、お伝えし、外すことが多いです。
その場合は、補聴器をつけている旨、お伝えし、先ほどのMRIと同じく、説明を伺い、検査を受けるのがベストです。
検査を受ける際は、どうすると良い?
ここまで見ていただくと、補聴器が影響を受けるものは、ほとんど検査類であることがわかります。
空港でも、病院でもそうで、普段の環境だと特に病院が多いです。
これは、私自身も行なっていることですが、検査類を受ける際は、必ず、補聴器をつけている旨、検査技師の方にお伝えしましょう。
すると、補聴器を外した方が良い場合は、外してください。と言われますし、補聴器をつけたままでも良い場合は、そのまま検査してくれます。
一応、検査で外す必要があるものは、今の所、MRIだけだったと記憶していますが、今後、新しい検査も出てくる可能性があるため、検査の際には「補聴器をつけている」ということを言えるようにできると、壊したり、予期せぬことが起こりにくくなります。
私の場合は「補聴器をつけているのですが、補聴器をつけたまま検査を受けても大丈夫ですか?」と検査技師の方に毎回、伝えています。
レントゲンなどは、補聴器を使ったままで良かったりしますが、それでも、私の場合は、毎回伝えていたりします。
その理由は、検査の中には、検査中に「○○してください」と言われることも多いためです。
耳が聞こえにくいことを検査技師の方に伝えられると、たとえ補聴器をつけたままでも、中には、しっかり伝えようとしてくれる技師の方もいます。
検査は、然るべき事をして調べられた方が現状をしっかり調べられますので、そのような意味も込めて、私の場合は、伝えています。
補聴器をつけていることは、別に恥ずかしいことではありません。
補聴器の事を伝えられるようになると、検査類に関しては、技師の方も対応しやすくなりますので、実は、お互いにとって、良い事となります。
まとめ
基本的に補聴器が壊れるほど影響を受けるのは、今の所、MRIのみになります。
空港での金属探知機は、少し特殊で、外す必要がありますが、それ以外には、防犯ゲート系が多いですね。
磁場や電波といったものは、たまに影響を受けますので、それによるノイズが入ることは、私自身も感じています。
ただ、これらは、ノイズが聞こえるだけですので、別にそのままにしていても問題ありません。
注意する必要があるのは、MRIや検査類になります。検査類を受ける場合は、補聴器の事を伝えられるとベストです。
私のように「補聴器をつけているのですが、このまま検査を受けても大丈夫ですか?」と聞けるようになると、検査技師の方も指示を出しやすくなりますので、臆せず、どんどん伝えてみましょう。
このようにできると、より補聴器を活用できるようになります。