紛失防止と管理をしやすくすために補聴器トラベルセットを作ろう
補聴器を使い始めると、バックの中に補聴器用ケースを入れたり、仮に電池が切れたとしても、すぐに使えるよう、補聴器用電池を入れておいたり、補聴器に関する道具をバックの中に入れておく事が増えてきます。
これらのものですが、単品で入れたりすると、入れ忘れたり、ちゃんと入れたかどうか確認する手間が発生しやすくなります。
そのため、一つのポーチに必要なものをまとめておくことをオススメします。
そのようにできると、管理が楽になり、かつ、補聴器の紛失も防ぐ事ができます。
私の場合、これを補聴器トラベルセットと呼んでいるのですが、今回は、こちらについて、記載していきます。
補聴器トラベルセットとは?
補聴器トラベルセットというのは、このようなものです。
補聴器に必要な道具を予め、ポーチにまとめておく事で、補聴器の管理をしやすくしたり、どこか出かけた際にも、簡単に使えるようにしたものです。
上記のは、実際の私のものですが、私が入れているものは、
- 補聴器用電池(1〜2セット)
- ウエットティッシュ(アルコールタイプ)
- 補聴器用ケース
の3つになります。
私の場合は、耳が飴耳(耳垢が湿っているタイプ)ですので、とにかく耳の中に入る部分が汚れやすく、それを拭くためのウエットティッシュや電池がなくなった時のための交換用電池。この2つを主に入れています。
一つにまとめておけると、バックを変えた際だとか、持っていく際に電池を入れ忘れたり、何かを入れ忘れる。というのが、なくなりました。
特にいくつか入れる場合は、その中の一つだけ入れ忘れたりする事があったため、まとめておいたほうが良いかな。という事で、このようにしています。
女性の方の場合、結構、余っているポーチ(化粧ポーチなど)があるかと思いますので、そういったもので、活用できれば大丈夫です。
中に関しては、見えやすいものが管理しやすいとは、思いますが、私も、そんなに透けるようには、していません。
サイズに関しては、今、私が使っているものが、縦13.5cm、横18cm、幅2cmくらい(奥行)です。
このくらいのサイズであれば、ほとんどのものが活用できるかと思います。
一つのもので管理できるようになると、入れ忘れたり、確認し忘れたりする事がほとんどなくなります。
さらに補聴器の紛失も防げるようになります。
補聴器の紛失は、つけているうちにどこかに落ちてなくなる。というより、咄嗟に補聴器をしまい、どこにしまったか忘れてしまって、紛失する。という事の方が、圧倒的に多いです。
ですので、このようにしまえる場所を作っておけると、紛失もしづらくなります。
これが、補聴器トラベルセットになります。
補聴器の形状別、入れられると良いもの
補聴器には、耳かけ形補聴器と耳あな形補聴器があり、それぞれ必要なもの、入れておいたほうが良いものが少し異なります。
耳あな形補聴器の場合
耳あな形補聴器の場合は、
- 補聴器用ケース
- 交換用フィルター
- 交換用電池
- ウエットティッシュ
の4つです。
まず、耳あな形補聴器で気をつけなければならないのは、音がでる部分にフィルターがある事です。
この部分ですね。ここの部分が塞ると、音が聞こえにくくなってしまいますので、この部分の交換道具は、できれば、常に所持しておいた方が良いです。
交換方法さえ覚えておければ、急に聞きにくくなった際(聞きにくくなる場合は、だいたい急です)仮にこの部分が原因だった場合は、すぐ改善させる事ができます。
それ以外には、補聴器用ケース、補聴器用電池、そして、汚れてしまった場合のウエットティシュ(ポケットティッシュでも可)あたりがあれば、大抵の事に対応できるようになります。
耳かけ形補聴器(電池型)の場合
耳かけ形補聴器の場合、RIC補聴器と言われるものと、標準サイズのBTEタイプの補聴器で異なりますが、
まずは、RICタイプの場合ですね。こちらの場合は、
- 補聴器用ケース
- 交換用フィルター
- 交換用電池
- ウエットティシュ
の4つです。
上記の耳あな形と同じなのですが、この補聴器も先端の部分のフィルターが詰まったりすると、聞こえにくくなります。
ですので、できれば、そこの部分の交換方法や交換道具は、持っておいたほうが良いです。
その場で交換できるようになると、仮にそこが原因だった場合、すぐに改善する事ができます。
そして、あとは、補聴器用ケースと電池、ウエットティシュと続きます。
これらがあれば、大抵の事は、対応できるようになります。
次は、BTEタイプですね。このような少し大きいタイプです。私が使っているのと同じタイプとも言えます。
この場合は、上記で出した通り、
- 補聴器用ケース
- ウエットティシュ
- 補聴器用電池
の3つのみで大丈夫です。
このタイプは、どこかが目詰まりして、聞こえにくくなる。という事がほとんどないタイプですので、綺麗にできるようにする道具さえ、入れておければ、それだけで大丈夫です。
充電型の耳かけ型補聴器
充電型の耳かけ型補聴器の場合、ケースが大きくなりますので、特に用意しなくても、大丈夫な事もあります。
ただ、仮にコードなどが邪魔になりやすい。バックの中で、ゴチャゴチャになりやすい等あれば、少し大きめのポーチに入れておけると良いです。
その際、中に入れておくものですが、
- 充電型の補聴器ケース
- ウエットティッシュ
- フィルター交換部品
の3つです。
基本的に補聴器が汚れていた時のためのウエットティッシュ。
そして、音が出ている部品があるのですが、ここの部分を交換するためのフィルターがあれば、良いです。
ここの部分は、交換できるようになっておけると、急に聞きにくくなった際、リカバリーする事も容易になります。
まとめ
意外に知らない方もいらっしゃったので、改めて、こちらについて、紹介してみました。
一つのものにまとめておけると、いざという時に改善できたりするので、オススメです。
私の場合は、バックの中にものを入れた際、電池入れたかな?とか、ケース入れ忘れていないかな?と確認する事が多かったので、こういったもので、一つにまとめ、忘れにくく、そして、確認の手間を減らしました。
ある程度、形状が大きくなるため、入れているか、入れていないかは、すぐわかりますし、中のものを確認すれば、状況がすぐわかるので、もし、手間を感じる場合は、このようにしてみると良いです。
そして、補聴器の紛失も防げるようになりますので、個人的には、オススメの方法です。
補聴器は、紛失してしまうと、また、何十万とかかってしまいますので、紛失に気をつけることは、節約する事と同意になります。
以上、保管に関するお話でした。ちなみに、このような保管方法をすると、旅行をする際だとか、ちょっとしたお出かけも、だいぶ楽になります。
忘れるとまずい場合は、このようにまとめておくとだいぶ楽になります。