補聴器のサポート

新しく発売された補聴器用乾燥機器D-Dryプラスの概要と以前のものとの違い

深井 順一|パートナーズ補聴器

補聴器で生活をより良くしていくための内容は、【FAQ】補聴器で生活をより良くするために、へどうぞ。また、個々の症状(症例)ごとの改善を知りたい方は、お客様の聞こえの改善事例へどうぞ。

紹介するのが、遅くなり、申し訳ありません。フォナックの乾燥機器で、D-dryなるものがあるのですが、こちらの新しいバージョンが発売されました。

それもD-dry+(プラス)ですね。今回は、こちらの概要と以前のものと何が違うのか。その点について、まとめていきたいと思います。

D-dry+(プラス)の概要

概要ですが、

  • 商品:D-dry+(プラス)
  • 種類:熱乾燥タイプの乾燥機器
  • 金額:10,000円(税抜)
  • 効果:乾燥、除菌(殺菌)
  • 時間:一回、142分(約2時間半)
  • 交換:熱乾燥のため、乾燥剤は、不要
  • 備考:以前のものと比較し、よりスタイリッシュに

となります。

まず、これが外見ですね。以前のものは、横に長かったのですが、今回からは、だいぶスタイリッシュになりました。

これが中に入れる部分です。

この中に補聴器を入れて、

スイッチを押して(ボタンではなく、タッチセンサーで反応)、動作させます。反応すると振動がし、かつ、青く光るようになります。

動作させるには、電源を入れておく必要がありますので、これを差し込んでおく必要があります。

それで乾燥すれば、乾燥と同時に除菌(殺菌)もセットで行なってくれ、補聴器をクリーニングする事ができます。

電池に関しては、こういったシールがありますので、

このあたりにでも貼っておき、乾燥機に補聴器を入れる前に電池を取り出し、そして、置いておけば大丈夫です。

なお、ちょっとした事ですが、補聴器を中に入れる場合は、電池の蓋は、開けておいた方が良いです。(ちょっと見づらいですね)

そうした方が中まで乾燥させる事ができます。

以前のDーdryとの違い

以前のタイプとの違いは、

  • コンパクトになった
  • 金額が安くなった
  • 製品自体がしっかりしたものになった

の3つです。

コンパクトになった

以前のものは、横に長いのですが、今回のものは、バランスの良いサイズになっています。

形状としては、よりコンパクトに。そして、スマートになった。という状況ですね。

金額が安くなった

以前のものは、12,000円の課税だったのですが、安くなりました。

恐らく類似品が多く出て来たことから、安くなって来たのだと思います。

今現在は、多くのメーカーで、このような熱乾燥のタイプが発売されるようになりました。

製品自体がしっかりしたものになった

以前のものは、プラスチックの塊か?というほど、金額の割には、作りがチープで、乾燥能力、除菌能力には、問題ないものの、かなり安っぽい作りでした。

今回のものは、しっかりとした作りになり、安心感も上がりました。

個人的なポイントは、以前のものは、こういった差し込み口が、仕様で緩かったり、本当にちゃんと設計したのか?というほど、微妙な状況でした。

しかし、今回から、ボタンや差し込み口などの部分は、しっかりと入ったり、反応するようになりました。

少し時間がかかった感は、ありますが、製品自体は、ようやく、より良くなりましたね。

D-dry+の注意点

なお、こちらですが、いくつか注意点があります。

  • D-dry+(プラス)はサイズが少し小さい
  • 以前のD-dryは、現在、発売終了

の2つです。

D-dry+(プラス)はサイズが少し小さい

こちらで気をつけることですが、中のサイズが以前のものと比較して、少々、小さくなりました

ですので、お使いの補聴器がちゃんと入るのか。を確かめた方が良いかと思います

最近の補聴器は、どんどん小型化していますので、大半のものは、大丈夫ですが、高出力の補聴器、高度難聴の方や重度難聴の方の場合、まだまだ補聴器が大きいので、そういった方の場合は、しっかり入らない可能性があります。(特にイヤモールドで)

そういった方は、購入する前に販売店さんで見せてもらったり、実際に活用している補聴器を入れて、使えるかどうか。確認しましょう。

以前のD-dryは、現在、発売終了

こちらは、ちょっとしたお知らせですが、以前のD-dryは、販売終了となりました。

つまり、ちょっと大きい補聴器を使っているので、以前のものにしよう。というのは、できない状態になります。

ちょっと大きい補聴器を使っている場合や複数の補聴器(3台、4台)を入れたい場合、この製品(D-dryプラス)は、少々小さいので、合わない可能性が高く、その点だけ、ご注意ください。

まとめ

D-dry+(プラス)については、以上です。

ようやくちゃんとしたものが出てきたな。という印象でしょうか。

以前のものは、効果としては、問題なかったのですが、少々、チープな感じが否めなかったため、少し気になっている部分はありました。

それがようやくしっかりとした作りになり、安心感も増しました。

少し中に入れるスペースが小さいため、耳かけ形補聴器を使っており、かつ、大きめの補聴器、イヤモールドを使っている方は、ご注意ください。

逆にそれ以外の方は、問題なく使えますので、このような製品を使って、なるべく補聴器が壊れないよう、汗や湿気のケアをしていただく。というのも良いことです。

補聴器が壊れると、困る事にプラスして、補聴器の修理の代金もかかりますので、修理に関しては、ないに越した事は、ありません。

という事で、以上、D-dry+(プラス)でした。

ABOUT ME
深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
使っている人が対応している補聴器専門店・代表
1986年、7月1日生まれ。生まれつきの難聴者で小学2年生の頃から補聴器を使っています。私にとって補聴器とは、難聴の方の生活を支える道具です。この店では、生活を支えられる補聴器を提供したり、支えられるサービスを提供しています。

お店のご紹介

初めまして、パートナーズ補聴器の深井と申します。

このお店は、生まれつき難聴で補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店です。

補聴器とは、難聴の方の生活を支える道具である。という考えから、生活を支えられる補聴器を提供したり、支えられるサービスを提供しています。

お店の詳細は、以下のページへどうぞ。

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