補聴器のFAQ

耳かけ形補聴器を使っている人は、マスクの紐は小さいものを選ぼう

深井 順一|パートナーズ補聴器

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補聴器において、マスクは、非常に厄介な存在です。マスクをしている人の声は、聞きにくくなってしまいますし、耳かけ形補聴器を使用している方の場合、マスクの紐に気をつけながら、使っていただく必要があります。

今現在、マスクに関しては、一向に無くなる気配がなく、その事から、世の中には、いろいろなマスクが溢れることになりました。

そこでですが、耳かけ形補聴器を使っている方に関して、一つ注意点があります。仮に耳かけ形補聴器を使っている方の場合、できればマスクの紐は、小さいものを選んでいただく。ということです。

理由は単純で、大きい紐のものを使うと補聴器のマイク(音を拾う部分)を覆ってしまい、音を阻害される傾向があります。

ただでさえ、マスクで人の声が聞きにくくなっていますので、なるべく音を阻害する要素はなくなるようにして、マイナスの部分を減らしていきましょう。

マスクの紐は小さいものがベター

今現在、マスクに関しては、いろいろなものが出てきています。この際、ちょっと注意が必要なのは、耳にかかる部分が大きいマスクです。

耳が痛くならないマスクとして売られていたり、あとは、マスクをした際のシルエットが綺麗に見えるもの。そういったものは、耳にかかる部分が大きく、小型の耳かけ形補聴器を使っている場合、マイクに耳にかかる部分が重なり、少し音が入りづらくなります。

ですので、できればこの部分に関しては、紐が小さいもの。それを使えると良いです。

例えば私の場合、マスクは、このように紐が小さいもの。細いものを使っています。

細いものですと、補聴器と耳の隙間に入り、補聴器のマイク(音を拾う部分)を覆うことがありません。

きちんとマイクといいますか、音を拾う部分が前に出ている状態ですので、覆いかぶさって、聞きにくくなる。ということを防ぐことができます。

補聴器は、マイクの部分に何か覆ったり、覆いかぶさるようにしてしまうと、それによっても少し聞きにくくなってしまいますので、その点に注意が必要です。

ただでさえ、フェイスガードやコンビニやスーパーなどのビニールの障壁、そしてマスクで、聞きにくくなっていますので、できるだけ、聞きにくくなる要因は、排除できると良いです。

その事から、私の場合は、このような細い線のマスクを使っています。

まとめ

マスクの注意点に関して、記載してみました。

最近は、耳かけ形補聴器で小型のタイプが多く出てきていますので、マスクの紐が大きいタイプを使うと、覆う形になり、少し聞きにくくなる傾向があります。

ですので、なるべく耳から出して、覆い被さらないようにして、少しでも良い状態にしていけると良いです。

マスクなしの生活には、当分、戻りそうもありませんので、少しでも、このような聞きにくくなる要因は排除していきましょう。

そういったものの積み重ねが、現状をよくします。

なお、耳あな形補聴器を使っている方は、関係がありませんので、そういった意味では、耳あな形補聴器は、優秀ですね。

この記事を書いた人
深井 順一|難聴の補聴器販売員
深井 順一|難聴の補聴器販売員
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。1986年7月1日生まれ。スティックラー症候群という遺伝性の病気で、その症状の一つに感音性難聴(両耳とも中等度の難聴)があり、7歳から補聴器を使っています。生まれは静岡県静岡市、育ちは千葉県市川市。趣味は、サウナと読書。色々なものの見方、考え方を知るのが好きで、本を読んだり、人の話を聞き、自分の生活の改善に活かしていくのが好き。

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