乾燥ケース、乾燥器は、使った方がいい?
補聴器を使っていて、ご自身でしていただくケアの一つには、乾燥ケースに入れて保管する。というのがあります。
こちらに関して、よくある質問は、乾燥ケース、乾燥器は、使った方がいいのか?になります。
この点に関しては、使っている補聴器によるのですが、
- 耳かけ形補聴器・充電形:不要
- 耳あな形補聴器:できれば使った方がいい
- 耳かけ形補聴器・空気電池形:できれば使った方がいい
になります。
今現在、いくつか補聴器の種類があるため、この乾燥することについてまとめていきます。
乾燥ケース、乾燥器とは
補聴器のケアをする用品としては、乾燥ケース、乾燥器というのがあります。

こちらは、元々、補聴器というのが、汗や湿気、そういった水分に弱い事から作られた製品になります。
乾燥ケースの場合、中に乾燥剤が入っており、夜寝る前に補聴器を入れ、起きたら、その中から補聴器を取り出して使う。
このように長時間、補聴器を使わないときに中に入れ、保管するものが乾燥ケースの役割です。
中には補聴器専用の乾燥器もあり、それは、乾燥のほか、紫外線で殺菌したり、より重点的に保管してくれるものになります。

汗をよくかく方、水ものの仕事が多い方などにおすすめのもので、夜寝る前に乾燥器に入れて湿気や汗を乾燥させ、なるべく補聴器を良い状態で使えるようにする。
これが主に乾燥ケース、乾燥器になります。
補聴器によって要、不要が分かれる
で、ややこしいのが、補聴器により、あった方がいいのか、なくてもいいのかが分かれるところです。
冒頭で記載した通り、乾燥ケース、乾燥器が必要かどうかは、
- 耳かけ形補聴器・充電形:不要
- 耳あな形補聴器:できれば使った方がいい
- 耳かけ形補聴器・空気電池形:できれば使った方がいい
になります。
耳かけ形補聴器・充電形
恐らく不要
こちらは、私の意見は、おそらく不要。
私自身も補聴器を使っており、かつ、使用している補聴器は充電形になります。
そして、こういった仕事までしてしまっているのですが、自分の経験上でお話ししますと、自分で補聴器を使っている限り、汗や湿気というもので壊れていません。
ここはあまりにも汗をかく方、毎日、海に仕事をしに行く、みたいな方だと変わるかもしれませんが、私の場合は、そこに当てはまらないので、壊れていない。という状況ですね。
で、不要としているのは、
- 充電形は、汗、湿気に強くなっている
- 単純に充電ケースに入れづらい
の2つになります。
充電形は、汗、湿気に強くなっている
一応、理屈上ですが、充電形補聴器は、汗や湿気に関して強くなっています。
今まで補聴器が汗や湿気に弱かったのは、空気電池というものを使わなくてはならず、空気電池は、空気を取り込んで発電するタイプの電池なため、密閉することができなかった点でした。

密閉することができないので、汗や湿気というのが内部に入りやすく、そこからサビや湿気により補聴器が壊れる。
特に耳かけ形補聴器の場合は、汗の通り道に位置することになってしまうので、直接、影響を受けやすい状態です。
が、充電形になるとリチウムイオン電池。一言で言えば充電池に変わることで、密閉できるようになり(充電池は空気を必要としない)、そういった故障は、かなり少なくなってきました。
完全になくなったわけではないのですが、空気電池に比べるとだいぶ少なくなってきていますので、そういった意味では、ほぼ不要なのではないか。と感じています。
単純に充電ケースに入れづらい
充電形の補聴器を乾燥ケースに使わなくなったのは、充電形の補聴器は、夜寝る前、充電ケースに入れて充電する必要があるためです。
つまり、今まで乾燥ケースに入れていたものを充電ケースに入れて充電する必要があるため、被るわけですね。
かつ、充電ケースは大きいとゴツくて持ち出しが大変になるため、できるだけシンプルな形が望ましいです。
そうなると自然と乾燥ケースは使いづらく、かつ、充電ケースの中に乾燥剤を入れるもの難しくなるため、使用上の問題で少し難しい。というのがあります。
耳あな形補聴器
耳あな形補聴器は、できるのであれば使った方がいいです。

耳あな形補聴器は、補聴器自体を耳の中に入れてしまうため、仕様上、耳という湿気の多い場所に長時間、晒されることになります。
ですので、夜寝る前に補聴器の乾燥ケースに入れて乾燥させ、朝起きたら、使う。
そのような使い方ができると良いです。
今は、補聴器購入時につけてくれる補聴器メーカー、補聴器販売店さんも多いかと思いますので、そのような方々に聞いて、管理できるようになると良いですね。

耳かけ形補聴器・空気電池形
耳かけ形補聴器のなかで空気電池形のタイプ。こちらは、できれば使った方がいいです。
今回、記載する補聴器の種類の中で最も乾燥が必要なのがこのタイプです。
充電形でもチラッと記載したのですが、補聴器の故障要因で多いのは、汗、湿気になり、耳かけ形補聴器は、耳の上にかけて使用するため、それに関するダメージをモロに受けてしまいます。
また、空気電池は、空気を取り込んで発電する電池なため、補聴器自体を密閉すると、空気電池がうまく電気を発電できなくなり、補聴器が動かなくなります。
ですので、よく見ていただくと、空気電池タイプには、空気を取り込むための穴が空いています。

何が言いたいかと言いますと、仕様上、密閉することができない。ということですね。
充電形の補聴器は空気を必要としないので密閉できるのですが、空気電池形は密閉することができません。
さらに耳の上にかける。という汗の通り道に直撃する形で使うため、最も汗や湿気によるダメージを受けやすいのがこのタイプです。
ですので、できれば、夜寝る前に乾燥ケースで補聴器を乾燥させ、そういったもののダメージを軽減できると良いです。

おまけ・乾燥ケース、乾燥器、どっちがいい?
今現在、乾燥ケースと乾燥器の両方のタイプがあります。
どちらがいいか。で迷う方もいるかもしれませんが、考えは、簡単で心配に感じるなら、乾燥器のタイプを買えばいいです。
だいたい1万円ちょっとの価格ですので、心配に感じる方は、乾燥器にできると良いです。
こういったときの判断は、ご自身が心配に感じるかどうか。
いい、悪い、ではなく、ご自身の直感で決める。
補聴器に限らず、物事は、直感で決めたほうがだいたいいい結果になります。
まとめ
補聴器を購入した後のケアの一つには、乾燥させること。があります。
こちらに関しては、補聴器の種類にもよるのですが、上記の通りですね。
充電形が迷うところですが、個人的には、不要でいいのではないかと感じています。
私の場合は、自分でも充電形の耳かけ形補聴器を使っており、自分自身でも補聴器を使った方が実際のところがわかるから使い続けているわけですが、汗や湿気による影響で壊れていることはありません。
もちろん、中には壊れるケースもあるのですが、そこまで影響としては、多くないように感じています。
ただ、残りの2つは、補聴器の仕様上、どうしても汗や湿気の影響を受けやすいので、なるべくであれば使った方がいいです。
そういったものを使えると、故障が少なくなり、かつ、長く使えるようにもなりますので、おすすめですね。
ということで、何か参考になったのであれば幸いです。






