イヤモールドでこんな症状があれば相談しよう


数日前、耳かけ形補聴器に使用するイヤモールドについて紹介させていただきました。耳かけ形補聴器を使用している方の中には、イヤモールドを使用した方が、もっと快適に補聴器を使いやすくなる方もいるように感じています。ものを快適に使用するというのは、重要な要素であると、補聴器を使用している私自身は考えています。

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ここで、イヤモールドについて、ちょっとした注意を述べていきます。イヤモールドを装用しており、これらの事があれば、補聴器屋さんに相談してみましょう。

イヤモールド装用後の事後

イヤモールド装用後に、ちょっとしたアクシデントが起こる事があります。それは

  • 耳の中が痛くなる
  • チューブが外れる
  • 入れにくい
  • ハウリングがする

この四つになります。これらがあれば、補聴器屋に相談してみましょう。以下、それぞれに関して、詳細を載せていきます。

耳の中が痛くなる

イヤモールドを装用していると、たまに耳の中が痛くなる事があります。あまりにも激痛がする場合は、使用をお控えください。耳の中に傷ができている場合があります。必ずしも傷ができているわけではありませんが、そのままでは、悪化する可能性がありますので、使用を控えた方が、痛みは引きやすくなります。

痛みがひどい場合は、イヤモールドの形状を加工したり、イヤモールドそのものを再度製作し、作り直す事もします。少し痛む程度であれば、2〜3日で引く場合がありますが、あまりにも痛みが強い場合は、イヤモールドの形状を変えた方が良い事もあります。その場合は、一度、補聴器屋さんに相談してみましょう。

なお、耳の中に、できものやニキビのようなものができる事により、痛みがでる場合もあります。その場合は、それらが治った後に使用する事で、また問題なく使用できるようになります。

チューブが外れる

イヤモールドには、L字に曲がった固いプラスチックのチューブがあります。

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この写真で言いますと青いイヤモールドにL字の形をした白いチューブが刺さっている事がわかると思います。この部分が外れる事があります。その場合は、改めてその部分を接着します。

この部分は、単に接着すれば良いという事ではなく、チューブの角度が重要になります。角度があわないと耳の中に入る部分の納まりが悪くなり、普段当たらない部分に集中して当たってしまい(こすれてしまい)、耳の中が痛くなったり、保持が悪くなってしまいます。結果、装用しているだけで変な感覚を覚える事になります。イヤモールドの場合、角度は、非常に重要です。

このような事があれば、補聴器屋さんで付け直してもらいましょう。それが最も安全な策になります。

入れにくい

イヤモールドが非常に入れにくい場合は、思い切って形状を加工する事、あるいは、再度作り直す事もあります。私自身は、これをする事はほとんどありませんが、選択肢の一つとしてはあります。

ほとんどのケースは、入れ方を説明した後、それでも入れにくい場合は、形状を変えます。その理由としては、入れやすいイヤモールドは、同時に抜けやすいイヤモールドでもあるからです。入れにくいものは、抜けにくく、入れやすいものは、抜けやすいという特徴があります。

入れにくい場合は、まず入れ方をお教えします。その後、最後の手段として、形状を加工したり、変更します。

ハウリングがする

恐らくこれを放置する方はいないと思いますが、イヤモールドを装用していたとしてもハウリングを起こすようでしたら、再度、補聴器屋さんに相談してみましょう。ハウリングの起こりやすさは、補聴器から出す音の出力により変化します。完全に止めるのは、難しいケースもありますが、できるかぎり、善処していただけるはずです。

ハウリングする場合、イヤモールドを加工したり、再度作り直す事で、改善させます。ハウリングの程度、補聴器の出力レベルによって改善方法は異なりますが、二つの内、いずれかを行い、改善してくれるでしょう。

覚えておきたい事

イヤモールドには、どのようなメーカーで製作しても大抵、再作期間というものが存在します。この間は、無償で何度でもイヤモールドを作り直せる期間となります。痛みが出たり、上記の事があれば、まず補聴器屋さんに相談してみてください。場合によっては、すぐに作り直した方が良いケースもあります。イヤモールドは、作るまでに10〜14日くらいかかる事もありますので、早めの行動が後々に繋がります。

再作期間は、大抵どこも大奮発で製作2ヶ月くらいあります。しかし、それだけ長いから安心……ではなく、早めに行動する事をお勧めします。たまに、間近に再作依頼をしようとして期限が切れてしまっているパターンをお見かけします。そのような事になりますとお客さんにとっても補聴器を販売するお店にとっても良い事ではありません。早め、早めの行動がこのような事態を防ぐ事ができます。

なお、この再作期間は、製作してから2〜3ヶ月(60〜90日)となります。できれば、製作後、いつまでなら、再作(作り直し)が可能なのかを伺っておきましょう。もちろん、伺った後もそれまでに行けば良いではなく、できる限り、早めの行動をする事が大切です。

最後に

イヤモールドを装用していて気になる事があれば、相談してみましょう。保持やハウリングについても同様です。イヤモールドを装用すると安定感があるものの、上記のような事が起こる場合もあります。その際は、我慢せず言っていただけた方が、補聴器屋としても安心します。

上記のような事があれば、迷わず相談してみましょう。そうする事で、さらに状況を良くする事もできるようになります。

 

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