誤作動を減らすために知っておきたい補聴器の空気穴の事
補聴器は、空気電池を使用して動いています。※充電型を除く。
空気電池は、空気(厳密には酸素)を取り込んで、発電する電池ですので、補聴器には、この空気が、継続的に入れるようにする空気孔があります。
その部分が詰まってしまうと、空気電池がうまく発電できなくなり、音が止まったり、音が出たり、出なかったりを繰り返したりと、誤作動を起こすことがあります。
厳密には、故障ではないのですが、そのような動作が起こりやすいため、補聴器を活用する場合は、この点に注意です。
補聴器は、空気電池で動いている
冒頭の通りですが、補聴器は、空気電池で動いています。
こちらが補聴器の電池です。
良く見ると、穴が空いており、この部分から空気を取り込んで、発電するようになっています。
そのため、この穴が何らかの形で、塞がれたり、
補聴器にある空気孔が塞がれると、音が出たり、出なくなったりしたりと、誤作動を起こすことがあります。
特にこの誤作動は、夏の時期に起こりやすくなります。
気をつけたい事
補聴器を使う上で気をつけたい事は、
- 空気孔がどこかを確認しておく
- たまに汗で埋まったりすることがある
の2つです。
空気孔がどこかを確認しておく
そうそう埋まるものではないのですが、空気孔がどこかを確認しておけると、良いです。
急に音が止まったり、音が出たりする場合は、電池が不安定なのかもしれません。
その場合は、空気孔が埋まっていないかを確認してみましょう。
改善方法としては、単純に一回、電池が出るくらいまで、ひらけばOKです。
ひらけば、そのまま空気を取り込めるようになりますので、一回、開き、空気に触れるようにすれば、使えるようになります。
なお、もし、空気孔が埋まっているようなことがあれば、掃除をして、埋まらないようにします。
この部分は、ご自身で行っても大丈夫ですし、心配なら、補聴器屋さんに持っていくことが行ってもらえます。
たまに汗で埋まったりすることがある
空気孔がらみの誤作動は、主に夏の時期に多くなります。その理由は、汗で空気孔が塞がることがあるためです。
仮に急に音が止まったり、入ったりを繰り返す場合は、一度、電源をきり、その後、また入れ直してみましょう。
そして、空気孔周りをみてみて、汗が入り込んでいる場合は、拭いたり、吹いたりして、水分を取り除くようにしましょう。
すると、改善することがあります。
実際には、音が止まったり、入ったりする症状は、これ以外にも原因がありますので、こちらを行うことで、必ずしも、改善できるわけではないのですが、一つ、一つ、可能性を潰していくことは、大切なことです。
まとめ
補聴器は、充電型の補聴器でない限り、空気電池で動いています。
しかし、空気電池は、電池に酸素を取り込まないと発電しないため、補聴器には、必ず空気孔が設けられ、そこから空気が定期的に入るようになっています。
この穴が塞がれたり、何らかの形で酸素が電池に行かなくなると、そのせいで誤作動を起こすことがあります。
この誤作動は、主に夏の時期が多く、それ以外の原因も考えられるのですが、このような原因もあります。
故障ではなく、誤作動の一種になりますので、もし、そうかもしれない。と、感じたら、電池を開けてみたり、何度か、入れきりすると、元に戻ったりします。
もいし、そのような症状が出てきたら、行ってみましょう。改善される可能性があります。