補聴器のFAQ

補聴器の修理の流れって、どんなもの?

深井 順一|パートナーズ補聴器

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補聴器は、仮に故障した場合、一定期間は、修理をして、直すことができます。

その際の流れですが、基本的には、補聴器のお預かりをさせていただき、その後、メーカーへ補聴器を送って、そして、直して、お渡しして完了です。

いくつかのパターンはあるのですが、こちらでは代表的なものをまとめていきます。

保証期間中の修理

補聴器には、何年か、保証期間があります。だいたいは2年ほど保証期間があり、その間の修理は無償で行えます(自分で補聴器を踏んづけて粉々にしちゃいました。とかない限り)

その際ですが、購入したお店であれば、お店用の保証書があり、仮に購入したお店ではなく、別のお店に持っていくことがあれば(例えば、引っ越しましたとか)、ご自身の保証書を持っていくことが大切です。

この期間内だったら、無償で修理してくれます。

修理までにかかる期間は、だいたい、6〜7日ほどで、完了します。

とはいえ、この期間、補聴器がないと困る方は、修理をお願いする場所で、代替機を借りれると良いです。このお店の場合は、ご希望の方には、代替機の貸し出しを行なっています。

で、補聴器の修理が完了したら、お渡しして、おしまい。という流れです。

こちらの場合は、保証期間中になりますので、金銭のやり取りがなく、かなりスムーズにいくことが多いですね。

通常の修理

保証期間が過ぎても、修理はもちろん行うことができます。この場合は、通常の修理ですね。

通常の修理の場合は、そのまま補聴器を預けて、そこから修理代金の見積もりの連絡があり、そして、修理の可否を聞いて、修理して(場合によっては修理しないで)、そして、メーカーから帰ってきて、補聴器のお渡し。という流れになります。

こちらも、だいたいは、補聴器をお預けして、7〜9日ほどで、修理は完了します。一部、見積もり連絡に時間がかかったり、修理するかしないかの返答が遅くなると、それだけ修理にかかる時間は、長くなってしまうのですが、そういったことがなければ、だいたいこのくらいで完了します。

このお店の場合は、修理にかかる期間を短くするため、修理金額21,000円(税込)までは、そのまま修理してしまい、それ以上、かかる場合は、念の為、お伝えする。というやり方で、なるべく修理にかかる時間を短くしています。

代替機を貸し出ししているとはいえ、ご自身の補聴器が 一番良いと思いますので、なるべく修理にかかる日数は短くして、ご対応しています。

修理にかかる金額は?

気になることの一つに修理にかかる金額があるかと思います。

ここは、実は、ちょっと複雑なのですが、このお店で扱っているフォナックというメーカーで表現するとこのようになります。

  • 保証期間中:無償
  • 3年目まで:修理上限金額21,000円まで
  • 4年目まで:修理上限金額42,000円まで
  • それ以降:通常修理

保証期間中は、ともかくとして、補聴器には、修理サポートというのがあります。※ないメーカーもあります。ご注意ください。

このお店の場合は、それがあるメーカーになりますので、3年目までは、どんなに修理金額が掛かっても、21,000円を超える金額は発生せず、4年目までは、42,000円を超える修理金額は発生しません。

そして、補聴器は、非課税になりますので、補聴器の修理の金額も非課税になります。ですので、これ以上は、かからないということですね。

基本多い修理ですが、それは、2万円以内で済むことが多いです。

どこが壊れるかにもよってしまうのですが、壊れることが多いのは、音が出る部品、音を拾う部品、後は、補聴器のケースなどです。

これらのものは、まるまる交換しても、16,800円しかかかりませんので、よほどの大きなことがない限りは、これ以上、かかることはありません。

ただ、あくまでも保証期間内の場合になり、5年、6年経過すると、保証が切れ、本来の補聴器の修理の代金がかかるようになります。

実は、補聴器自体は、高額なため、修理は少し抑えめにして修理できるようにしています。修理というのは、基本、悪いところを直すというよりも、やっていることは内部の部品の交換です。

その部品代がある程度、かかりますので、保証というのをつけているのですが、保証がなくなるとまるまるの金額がかかるため、高額になってきます。

まとめ

こちらでは、補聴器の修理の流れと金額に関して、記載してみました。

初めての場合、補聴器は修理して使えるものなのか、そして、仮に故障したらどうなるのか、修理ってどんな流れなのか、金額はどのぐらいかかるのか、まるで想像がつかないかと思います。

ですので、こちらでは、基本的な修理の内容に関して記載してみました。あくまでも、このお店の場合であり、扱っているメーカー、使っているメーカーによって、修理の要素は変わってくるのですが、おおむね、こんな感じというのが伝わったのであれば幸いです。

補聴器はある程度、修理をして使い続けられるようにしています。

基本、5年ぐらいを目処に新しいものに変えていただくような流れにはなるのですが、最近、補聴器の価格も高くなってきていますので(円安の影響をモロに受けています)、6〜7年と少し買い替えに時間がかかるようになってきました。

ただ、どちらにしても修理はできるようになっていますので、もし必要な場合は、遠慮なくお店側に尋ねてみましょう。きっと対応してくださるはずです。

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深井 順一|パートナーズ補聴器
深井 順一|パートナーズ補聴器
補聴器を使っている人が対応している補聴器専門店・代表
補聴器のお店には珍しい難聴の補聴器販売員です。生まれつきの難聴者で7歳の頃から補聴器を使っています。補聴器の販売員としての知識、技術に加え、一人の難聴者が自分自身の聞こえを改善した知識、技術も組み合わせながら、聞こえの改善、補聴器のご相談をしています。
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